ラスト「クレーターの男」が印象深い。
月にロマンが残っていた時代だったせいか手塚氏の漫画には比較的月を舞台にしたものが多い。月から仰ぎみる地球のイメージはレイ・ブラッドベリ『火星年代記』からの着想だろうか。無常感から光瀬龍氏の宇宙ものを思い浮かべたりもする。
「こんな本を読んだ!」カテゴリーアーカイブ
【本】『ユフラテの樹』手塚治虫
【本】『ドン・ドラキュラ(全3) 手塚治虫
【本】『まんが パレスチナ問題』山井教雄
【本】『マグマ大使(全3) 』手塚治虫
【本】『イソップ寓話の世界』中務哲郎
【本】『鉄腕アトム(1)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(2)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(3)』手塚治虫
「アルプスの決闘の巻」人造心臓を胸に入れ人間の心を手に入れたアトム。キャラの内面が記号的なので普段のアトム(心のないロボット)と違いがよくわからない。ちなみにこの話は連載でなく付録に掲載されたもので、他のエピソードと比べ絵が荒くコマ割りが大きい。手塚氏はストーリーを細かく描き直すのに、こういう絵の誤差は気にしないという不思議。しかもコマ割りがスカスカなぶんストレスなく読み進められてむしろこちらの方がいい。
「アトラスの巻」 第二期のアニメ版アトムでライバルとして描かれたアトラスが登場。土管に手足がついたような身体で、股間の穴からジェット噴射で飛ぶ。何でこんな格好わるいデザインにしたのか理解に苦しむ。
【本】『鉄腕アトム(4)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(5)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(6)』手塚治虫
「イワンのばかの巻」小学校低学年時に既読済み。読んでいるとラストシーンを読んだときの感情がリアルに蘇ってくる。子供だった頃はアトムがどんな敵ロボットと戦うかということばかり興味を持っていた……と思っていたが、意外と後々まで記憶に残っているのはこの漫画のラストのような一枚絵だ。
「エジプト陰謀団の秘密の巻」ラストのコマ付近の絵もはっきりと覚えている。そういえば小学校低学年時、藤子不二雄漫画(「ドラえもん」「怪物くん」)を読んでいたこともあって手塚氏の絵柄が古いと思わなかった。しかし小学四年ぐらいになると少年ジャンプの流行り絵に夢中になり、手塚漫画から離れていった。途中で『ブラック・ジャック』などを読んだりしたが、再び手塚漫画にハマるのは中学卒業前後から、そしてそれは主に大人漫画中心。僕にとって『鉄腕アトム』がちょうど手塚氏の中の空白地帯だった。
【本】『鉄腕アトム(7)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(8)』手塚治虫
「ウランちゃんの巻」ロボット同士の格闘技大会になぜかアトムの妹ウランちゃんが参加。敵ロボットのホンコン代表レン・ターンが、キン肉マン悪魔七超人編で一コマだけ登場したプリプリマン(顔がお尻)みたいで適当なデザインに笑ってしまう。冷静に考えるとそんな顔お尻ロボットが平時に活躍するとも思えず何のためにこんなロボットを作ったのか謎。
「デッドクロス殿下の巻」小学校低学年時に既読済み、印象に残ったのか細部に至るまで覚えている。ラスト、殿下がマスクを取るとその正体は……ってマスクの下に見えていた素顔の顎も含めて仮面だったって、それは反則じゃないのか? ライダーマンの下に見える顎も仮面ってことはないだろ……騙された感でクラクラした当時の感情がまざまざと蘇ってくる。
「白熱人間の巻」最強の敵こそシンプルな姿という発想は『ドラゴンボール』のフリーザ最終形態の嚆矢ではないか。
【本】『鉄腕アトム(9)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(10)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(11)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(12)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(13)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(14)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(15)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(16)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(17)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム(18)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム別巻(1)』手塚治虫
【本】『鉄腕アトム別巻(2)』手塚治虫
【本】『ナスビ女王』手塚治虫
【本】『アトム今昔物語(全3)』手塚治虫
【本】『空気の底』手塚治虫
【本】★★『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』リズ・ダベンポート
机周りの整理を、物理的なモノだけにとどまらず、情報、スケジュール管理の観点も交えて説明されている。片付けというよりは仕事(作業)に対して実践的な内容。
メモ:
捨てるか、とっておくかの判断に三〇秒以上かけては駄目。
1:デスクをコクピットにする。
└手近に置く(机の上に出す)のは毎日使うのものだけ
└毎週使うものは引き出しの中(二軍)。
└毎月使うのものは部屋の中、それ以外は部屋の外。
イントレー
↓
読み物トレー
↓
保管トレー
文房具いるものと要らないものの区別:使ったものにポストイットをつける→使わないものは二軍へ
2:毎日の「管制塔」を持つ。
管制塔をデスクの見えるところに立てておく。
└1:用件全てを書き留める……リストにA緊急性 B重要 Cやった方がいいランクをつける。Aの中にはA1、A2……
└2:一つしか作らない。
└3:一日ひとつのレーダースクリーン。
レーダースクリーンに割くページは一日見開き一つ、以降は一週間、一ヶ月、一年……の単位
仕事の予定は逆算で作る。
3:書類の駆け込み寺を作る
保留ファイル
└1:入れる前に管制塔に用件やアポを書く
└2:管制塔に書いてないものは保留ファイルにに入れない。
└3:保留ファイルに入れる前に管制塔に覚書きを書いておく。
移動する用のキットを作る。
何をしたらいいのかわからないときの魔法の言葉。
「自分がすべきことはなにか」
集中力が発揮できる状態に入るには二〇分必要だが、集中が溶けるのは一瞬。集中が続けられる環境を作ることが一番大事。
毎日の習慣
一日の計画をチェック……リストに優先順位
↓
計画を番号の順番に実行。
↓
チェックマーク
↓
仕事が終わると、デスクの上は綺麗に。