映像は本当に素晴らしい。見栄えは『ロード・オブ・ザ・リング』を思わせるような（ピーター・ジャクソンは脚本だけど）で重厚かつ細かい部分まで意識が行き届いた繊細さを兼ね揃え、デザインも秀逸、スペクタクル描写は圧巻、もう言うことがない。
それに比べ、登場人物の行動が支離滅裂さが逆ベクトルにすごい。敵に手を振って見つかり追いかけ回されたり、閉じ込められた部屋に穴をあけて「逃げよう！」と言って逃げなかったり、時間がなく急がなければならないとき意味なく時間をかけて革ジャン着たり。
何でこんなことになってるんだろうと首をひねっていたのだが、よくよく考えると登場人物が不合理な行動をとったあと物語上重要な出会いや道具の入手があり……つまりその展開に行き着くため事態が悪化する必要があって、逆算でとらされた行動なのだ。物語に引きずられて人物が動いているということ。
六時起床。
今日は早起きして、ひさしぶりに新宿歌舞伎町へ。
むかし中野坂上や高田馬場に住んでいたときは歩いて行くことのできる距離だからよく遊びに行ったものだし終電がなくなったら歩いて帰ったんだけど、引っ越してから足が遠のいてしまった。
十ナン年ぶりかに新宿歌舞伎町の映画館に行きました。
今日は映画の日、毎月一日は映画料金が割引されるのです。
十年ぶりの新宿プラザ劇場……は取り潰されてTOHOシネマズ新宿になっていて、どこから入場すればいいのかわからず周囲をグルグル回ってしまう。
九時五〇分から映画鑑賞。
『移動都市／モータル・エンジン』
何本も映画の宣伝を見せられたうえ映画泥棒扱いされて一五分経ってようやく本編上映。
昔に比べたら映画料金も上がってるし観客に何の還元もないし、ホンマなめた商売やな〜と思う。
一二時過ぎ、映画館を出て新宿アルタ近くの散髪屋に入る。
ちなみにそのあと僕の髪型を見た人に「たこ八郎そっくりになったね！」と言われたのだが、明らかに褒められていない。
そのあと、ピザ食べ放題のシェーキーズで昼食。
昔は並ぶだけで三〇分以上時間がかかったような気がしたのだが、特に並ぶこともなく。
野菜の方を多く食べすぎてあまりピザを食べることができず。
昼食後、美術館へ移動するために一三時過ぎ新宿から京王線に乗って千歳烏山駅で降りたとき、iPod touchがないことに気づく。
シェーキーズに電話すると、僕は置き忘れていたみたいで届けられていた。よかった！
世田谷文学館でヒグチユウコ展鑑賞。
朝、歌舞伎町でパチンコ屋前を通ったら並んでいる男女比率は9:1だったのだが、ここはその逆。
男性トイレに入ろうとしたら「ただいま女性トイレとして使われています」の張り紙が！
すごい女性人気。
ヒグチ氏は自分のフェティッシュを大切にしているようで、絵のモチーフが極めて個人的なものが多かった。
自分は彼女より技術的にはそこまで下手だとは思わないが、悪い意味の韜晦趣味が強くて（プライドが高くて）格好つけているところが駄目なんだろうな。もっと惨めにならなきゃ。
あとはもっと自分に自信を持つことか。自信のなさが韜晦趣味を生んでる悪循環。
帰宅すると一六時過ぎ。
半日で帰宅するつもりが思いのほか時間をつかってしまった。
そのあと作業したり夕食食べたり。
だらだらしていると時間が過ぎていく。
二一時から読書、二三時に読み終えて就寝。
相方は二〇歳のサブカル系のクリクリした目の可愛い女の子。
彼女に誘われてオーディション会場に行く。
「ところでネタは？」
彼女の差し出した、ノートを破いた紙に書いた台本に目を通すがくそ面白くない。
その台本を覚える間もなく、おっさん審査員の前で漫才を始めることとなる。
女の子「そやけどあんた鈴木直そっくりやな」
鈴木直って誰!?
唐突に知らない有名人の名前が出てくる。
僕はアドリブで返そうとするが……
僕「鈴木直ってあれやろ〜胸筋がすごくて、乳首をプルプル〜プルプル〜って震わせる今売れっ子のイケメン俳優？ 違うか！ ってか鈴木直って誰？」
シーンとする会場、にらむ女の子、おっさん審査員はやれやれと肩をすくめる。
僕は舞台上でいたたまれなくなる……ところで目覚める。
生き恥かいた。
六時起床。
一〇時半に家を出て、バスに乗り石神井公園へ向かう。
ふるさと文化館で一一時半に友達と待ち合わせ。
一時間経っても来なくて、家に向かったら連絡が来て（Wi-Fiが届く場所へ行くのがひと苦労だった）、僕が名前の似ている違う建物に行ってしまったみたいで、もう一度別の場所（練馬）で待ち合わせすることになる。
あまりに寒かったので自宅に寄って分厚いジャンパーに着替える。
そう言えば待ち人に会えなくて石神井公園をウロウロ歩いていたとき、こんな風すさぶ寒い日なのに公園でコスプレイヤーが写真撮影していた。
明治時代の女学生の格好みたいで、それなりに露出の高い服だった。
ジャンパー着て歩いていても寒いのに……寒さに震えながら写真にうつりこまないよう避けて歩いていた僕に
「すみません」
と彼女（コスプレイヤー）は謝ってきた。
一四時半に練馬で仕切り直して、近所のパン屋のイートインで二人きりの読書会。
課題図書は、横田順彌『奇想天外殺人事件』『火星人類の逆襲』
一七時過ぎ解散、一八時前帰宅。
一九時から映画鑑賞。
「二重螺旋の恋人』
観ながら何度もウトウトしてしまう。
少しだけ読書してから二二時半就寝。
六時起床。
毎朝、敷布団の下とトイレと洗面台の三箇所に目覚ましを置いている。
低血圧のせいか起きたばかりは朦朧として何もできないので、風呂場に入って背すじに熱湯のシャワーを五分きっかり当てる。
全身が熱くなってようやく目が覚める。
朝起きるのも一苦労。
風呂を出て朝食を食べてからネットで昨日今日のニュースを一通り確認してから、ラジオをかけながら念入りにストレッチ、本格的に行動開始。
日記を書いて各方面にメールを書いた後、ダラダラ見ないようネットを切断（晴れていたらジョギング、帰宅してシャワーを浴びた時点で午前九時）した後、朝の仕事を始める。
一二時から昼食。
一三時から午後の仕事。
一七時から夕食。
一八時から日記やメールの後、次の仕事。
（余裕があるときはＤＶＤで映画鑑賞）
二一時に仕事を終えて読書してから二二時半に就寝。
これがいつものスケジュール。
今日はいちにち雨が降っていたのでジョギングに行くことができなかった。
家にこもって作業。
午前はショート漫画、
午後は懸案の漫画ネーム作業。
夕食から後はショート漫画。
そんな感じ。
六時起床。
今朝も頑張って早起き。
今日もあまり熟睡できなかったのでつらい。
八時に家を出て、練馬の耳鼻科へ向かう。
天気予報を見ると昼間暖かくなるみたいだったので、それを見越して薄めの格好で出ると風が強くて凍えそうになる。
耳鼻科では、花粉症治療、減感作療法のスギ花粉の注射。
待合室でもずっと震えている。
一〇時に診察が終わり、隣区の杉並区の図書館へ向かう。
杉並区の図書館に行く途中の公園で休んでたら、カラスに警戒され
「カッカッ！」
仲間を呼ばれて早々に退散。
公園を出て信号待ちしている間も一羽が飛んできて真上の電信柱に止まり僕を監視。
中村橋のマクドナルドで早めの昼食をとってから、一一時五五分からユナイテッド・シネマとしまえんで映画鑑賞。
『グリーンブック』
ヴィゴ・モーテンセンが好きで彼の出演する映画はほぼ目を通しているつもり。太ってる役でも格好いい。上げた髪が乱れ落ちたときため息を着いてしまうくらい。
ラストシーン、セリフもタイミングも完璧。僕含め周囲の客が息をのみいっせいに鼻を啜り上げ泣いていた。
業務スーパーで買い物してから一五時過ぎ帰宅。
懸案の漫画ネーム作業……コマ割りの参考に寺沢武一『コブラ』を読み返している。
夕食後、ショート漫画の作成作業。
二一時から読書、二三時半就寝。
六時起床。
八時三〇分より公園を四五分ジョギング。
定刻通り八時に起床。
晴れていたのとタイミングが合ったのでひさしぶりにジョギング。
風が強くてちょっと寒い。
マスクとゴーグルで完全防備、それでも少し鼻がムズムズする。
走り始めは走るの寒いし面倒臭いしいやだなあといつも思っているけど、体があたたまってくると走っている自体が気持ちよくなってくる。
Flower Travellin’ Bandのアルバム『SATORI』を聴きながら走る。
日本っぽくなくて驚く。
当時は最新のロックだったんだろうなあ。
土曜日は一週間で散らかった家を片付ける日。
パソコンの中のデータ、本棚、引き出しを整理、床にも掃除機をかける。
そんなことをしているとあっという間に時間が過ぎていき何も為すことがないまま正午。
午後からようやく作業を始めることができたけれど、一息つく間もなく外出の時間がせまってくる。
二一時に会場を出て、二二時前に帰宅。
荷物を整理したりしていると時間が過ぎていって、二三時過ぎ就寝。
外出したとき花粉を吸ったみたいで、右の鼻の穴が詰まってずっと息苦しい。
六時起床。
自室から外を見ると、雨降りで陰鬱な空模様。
ジョギングに出ることもなく、部屋にこもっている。
午前中、ショート漫画作成作業。
昼に近づくにつれ雲は晴れ、気温も上がってくる。
最高気温は一八度近く。
午後、昼寝のあと、図書館に行くついでにジョギングに出ることにする。
一四時五一分より公園を五〇分ジョギング。
暖かいのでジャージは履かず、短パンで出る。
それでも汗ばむほどで、花粉症対策にゴーグルとマスクをつけていなければ最高の走り心地。
梅の花が満開、雨に濡れた歩道がキラキラ輝いている。
電気グルーヴのアルバム『A』を聴きながら走る。
サブカルっぽい。
前世紀のテレビブロスやファミ通みたいな。
帰宅してまた作業の続き。
懸案の漫画ネーム作業。
演出参考のため寺沢武一『コブラ』を読んでいる。
読み終わってから、自分の漫画をプロット段階で修正しなければならないことに気づく。
一八時半からＤＶＤで映画鑑賞。
『テルマ』
嫌いではない展開だが、クライマックスが煮えきらず、諸手を挙げて絶賛……という感じではない。
二一時から読書、二二時半就寝。
今日は四時に目覚めたあとなかなか眠れず、非常につらい。
ようやく眠気が強くなって夢の世界に落ちつつあるときに目覚ましがなって強制的に行動開始。
夢の中のように朦朧としながら動いている。
六時起床。
睡眠不足で午前中ペースが出ない。
パソコンに向かい、ショート漫画の作業。
空いているパソコンで『24 -TWENTY FOUR-』のスピンオフ『24: Legacy』をながら見しながら。
ジャック・バウアーが登場しないかわりに登場人物全員がジャック・バウアーみたく呪文のバーサクをかけられたバーサーカー(狂戦士)状態、まともな判断できる人が一人もいない。
「情報をテロリストに売ってほしくなかったら２００万ドル渡せ」と要求されたレンジャーの元兵士が、「そんな金を政府から公的に出すわけにいかない」と、知り合いのギャングから聞いた「近所の警察署に金がある」という情報を鵜呑みにして、そこらへん歩いていた警官を人質にして署を襲撃！
たぶん『24 -TWENTY FOUR-』の成功した部分を分析し間違えた結果、こんなんになったと思われる。たしかに『24 -TWENTY FOUR-』はジャック・バウアーのキャラクターに依っている部分が大きいが、全員ジャック・バウアーになってしまったら船頭多すぎて船が山に登ってしまう。そら１２話で打ち切られるわ。
冷蔵庫が空っぽなので、昼前、買い物に行くため駅前のショッピングモール向かうと、駐輪場でイオンのカードを忘れたことに気づく。取りに家に戻る二度手間。
ダラダラしているあいだに時間が過ぎていく。
午後、四コマ漫画のネーム作成作業。
一四時四四分より公園を四四分ジョギング。
昨日と同じく、気温が高いのでジャージ上下を着ずに短パンと長シャツで外に出る。
空には全体的に雲がかかっていてぼんやりしているけれども、それでも寒さを感じることがなく、走るには気持ち良いコンディションだ。
BOOWYのアルバム『JUST A HERO』を聴きながら走る。
このアルバム自体は初めて聴いたけれど、このアルバムの持つ空気感が懐かし過ぎる。
一六時から四コマ漫画作成作業。
途中で洗濯したり豚汁作ったりブリのアラ煮作ったりで中断して時間オーバー、二二時半まで作業を続ける。
しばらく本を読んでから午前〇時就寝。
四時頃に目が覚めて今朝もうつらうつら起きた状態で起床時間まで過ごしている。
六時起床。
朝、万全の体調でなかったので、ジョギングに出ず。
午前、ショート漫画作成。
午後、懸案の漫画ネーム。
一六時から四コマ漫画作成作業。
Twitterのタイムライン上では昨日からずっと電気グルーヴのピエール瀧の話題で持ち切り。
みんなが電気グルーヴ好きなのに驚いている。
僕は何の興味もなかったよ！
たまたま今週月曜に聴いたのが初めて電気グルーヴ体験。
最初は間違えた曲をかけてて「電気グルーヴってラップやねんな〜」と話してたら「それキングギドラじゃね？」とツッコミ入れられた。
そのあと生まれて初めて電気グルーヴを聴いた。
『24: Legacy』打ち切られ方の壮絶さ！
アメリカのドラマって週刊少年誌並のぶった切り方をする。
テロリストのデータを持って途中で逃げ出したおじさんはこのまま二四話まで続いたら何かの伏線になってたのだろうけど、半分で打ち切られてしまったから単に何処かへ走っていった人になってしまった。
二三時半就寝。
六時起床。
八時五一分より公園を四四分ジョギング。
肌寒いけれども、空気は澄んでいて透きとおるような青空。
いつも通る道の梅の木の、白い花が満開。
キングギドラのアルバム『空からの力』を聴きながら走る。
ラップってクラブカルチャーやその周囲のリアルさとかに関しては敏感やけど、あまり内向的な興味はないんだな。
外出するときいつも極力気をつけているんだけれど、今日は澄んだ青空と裏腹に大量の花粉（毒の粉）が舞っていたようで、帰宅した途端。
鼻水がジョンジョロリンジョバジョバ！ 目がクチュクチュ、クパァ！
午前中、ホームページの更新。
午後から懸案の漫画ネーム作業のため、ＤＶＤで映画鑑賞。
『ふしぎの国のアリス』
『アリス・イン・ワンダーランド』
一五時前、前から気になっていた近所の洋菓子屋でホワイトデーの贈り物を買う。
店番をしていたのは、うちの母とかわらない年齢のおばあちゃん。
帰宅して調べたら五〇年以上前からある年季の入った洋菓子屋だった。
夜、何も為すことがないままダラダラ過ごしている。
二一時から読書、二二時半就寝。
寝る前に花粉症の薬を飲む。
