月別アーカイブ: 2014年2月

【本】★『明晰夢―夢見の技法』スティーヴン・ラバージ

(再読)

メモ:
紀元八世紀にチベットの仏教徒が夢の状態のさなかにも完全に目覚めた意識を保持することを目指す、ある形態のヨーガを実践していた。
ヨーガ志願者のための古代の手引きによれば、ある種の夢コントロール法の実践によって、想像しうるあらゆる体験の夢を見る能力を獲得できるという。
チベットのヨーガ行者にとって、明晰夢は実験の良い機会であり、それによって夢の状態が主権的なものであると気づき、その延長として目覚めている時の経験も同じく主観的なまのだということに気づくためのものなのだ。

夢状態における形状やおびただしい変化はすべて心の慰み物でしかなく、それ故蜃気楼のようにはかないものだと学ぶ。
覚醒時に五感によってちかくされるものも夢状態におけるそれらの反映と同じく、どちらも同じく輪廻によって移ろいゆくものであるという認識へと導かれる。

輪廻のうちにあっては夢と現実は同じく非現実であり、またそれ以外にありえないという大いなる悟り

一〇世紀のインドのタントラのテキストにも同じようなものが残されている
入眠しながら意識を保つ方法

サン・ドゥニ伯爵『夢及び夢を支配する法』一八六七年

夢の脳の状態
リラックスしているとアルファ波を脳波を示す(緊張していると示さない)
覚醒段階

第一段階 アルファ波が一定期間(三〇秒)の半分未満…睡眠が始まる
眼球運動が始まる、数分間、
睡眠のごく浅い段階
入眠時幻覚

第二段階 睡眠紡錘波(一二〜一四Hz)
眼球運動殆ど見られない、筋緊張いくぶん減弱
第一段階より現実的な夢

第三段階 デルタ波(一〜二Hz)が二〇%を占めるようになる

第四段階 デルタ波が五〇%を占めるようになる
(第三段階とあわせてデルタ睡眠と言う)
睡眠のもっとも深い段階
眼球運動殆ど見られない、筋緊張低い

一時間半後には第三段階から第一段階へ戻る
第一段階すなわちアルファ波が一定期間(三〇秒)の半分未満…レム睡眠、すなわち夢見の状態

レム睡眠五分から一〇分続き、また戻る
二回目以降はデルタ睡眠が少なくなり、レム睡眠が長くなり
二、三回目以降はデルタ睡眠出現せず、
第一段階レム睡眠、第二段階ノンレム睡眠のみとなる
最後はレムが一時間になることも
その間隔も短くなり九〇分から最後は二〜三〇分間隔

夢航行士

呼吸、眼球など体を傷つけない筋肉については、麻痺から逃れている。
呼吸、眼球の変化で外に合図する

明晰夢の中では文字はじっとしていない。
語句に集中しようとすると文字は象形的な判読しにくいものになる。

ライト・スイッチ現象…夢の中で照明の強さを変えられない。

夢見人が明晰夢の中で起こり得ると想定したことは、実際に起こることを一部または全部決定すること。
個人差が大きな意味を持つ。

周囲に及ぼす力
自分自身に力を及ぼす

感情に距離を保つこと
目覚めてしまう

巧妙に仕組まれた偽りの目覚め

明晰夢が消えようとしたとき
後ろ向きに倒れるかクルクル回る
新しい夢の場面に移行する

脳の前庭系を刺激、近傍のレム睡眠系の構成要素の賦活

夢想したり自分を見失わないこと

一日五回から一〇回から「私は夢を見ているのか否か?」問い続ける
早い人ならその日、続ければ一ヶ月以内に初めての明晰夢

●第一段階 アルファ波が一定期間(三〇秒)の半分未満…睡眠が始まる
微細夢
一つ、私は夢を見ている
と数えながら入眠する。

「四四、私は夢を見ている」で夢を見ていることに気づく。

慣れると数を数えるだけで入眠時に明晰夢を見ることができる。

●明晰夢誘導(MILD)

1:早朝、自然に目が覚めたら、記憶するまで何度も夢を思い出してたどる。
2:ベッドに横になったまま眠りに戻りながら「次に夢を見るとき、私は自分が夢を見ているとわかっていることを思い出したい」と自分に言い聞かせる。
3:リハーサルとして、夢の中に戻った時の自分を視覚化する。
4:自分の意図がはっきりしたと感じるか、寝入ってしまうまで、二と三の手順を繰り返す。

【本】★『ベストセラー小説の書き方』ディーン・R.クーンツ

ジャンル作家になるな、とこの本の中で口酸っぱく語られている。
筆者はSF作家というレッテルを消すために版権を買い戻し絶版にまでした。
ここまでしてもなお批評家の中には筆者をSF作家と評する人がいるという。
「まだ昔の檻からぬけだせちゃいないぞ」

かのようにジャンルものは、売上や表現の枠で制限があるので出来る限り避けるべき……にしてもそこまで言うか。

メモ:
●一般読者が小説に望むこと
1:しっかりとしたプロット
2:見せ場が多いこと
3:ヒーローかヒロイン、またはその療法が登場すること
4:変化と想像力に富み、しかも説得力のある性格描写
5:明確で自然な登場人物の動き
6:綿密な背景描写
7:わかりやすい文章(描写)
8:多少のリリシズムと強烈な印象的イメージを豊富に盛り込む。

●作家に必要なこと
思考
注意
職人気質
物語性

●報道されていることを一番に取り上げかつ面白く描くことの競争の激しさ、二番煎じの不利さ。

●古典的プロットのパターン(普遍的)
1:作家は今まさに恐ろしい困難に遭遇しようとしている主人公を紹介する。
2:主人公はその困難を乗り越えようと努力するが、更に深みにはまる一方である。
3:主人公が穴から這い上がろうとすると、色々と厄介なことが持ち上がる。多くの場合このトラブルは主人公の個性を形成している欠点や美点の相互作用から生じる。
4:恐ろしい体験と耐えがたい状況によって、深く傷つき変貌を遂げた主人公は自分自身についてあるいは人間が常に置かれている状況について何かを学び取る。彼はなすべき行動を実行する。

●最初の3ページが勝負

読者が本を買う基準
1:作家の名前
2:小説の種類
3:表紙
4:表紙に書かれた宣伝文句
5:第1ページにざっと目を通す

●注意!
物語で起こる事件は決して作者から読者に対して直接語る形で予告されてはいけない
どうしても予告したくなったときは、登場人物を通して語らせよ

●相次ぐ困難によって主人公を追いつめよ
1:主人公の課題を過酷にするためであって、時間稼ぎであってはならない
2:どんな事件も前の事件から必然的に生じるものでなくてはならない
3:偶然の一致を避けよ。
4:(主人公が欠点を持つことは構わないが)相次ぐ困難は登場人物の愚かさに起因してはならない。
5:最後の状況は最悪のものでなければならない

●作品を最大限面白くするためには、著者は可能な限りアクションと性格描写を結びつけるべきである。

●主人公の動機付けの弱い物語は駄目→よりよくするためには動機の重層化が必要

【本】『物語の法則』 クリストファー・ボグラー デイビッド・マッケナ

前作の『神話の法則』をマニュアル化したもの。
この本だけでは個々の課題がわかりづらい。
理解するためには前作ありき。
この手の創作論は日本でも良書がでているので、そういうものと並べて理解を深めるために読むぶんにいいのでは。

14年07月25日再読

【本】★『自滅する中国』エドワード・ルトワック

中国が古代からの遺産「孫氏の兵法」を重宝するがゆえに、グローバル化した世界、価値観外交に適応できず摩擦を引き起こしているという指摘はまさに彗眼。逆に同じように古代から行っている外交方法「蛮夷操作」が日本に対しては有効になっていることに歯がゆさを感じる。日本は経済的依存状態への誘導、(婚姻や)結びつきを通じ、義理の父である共産党(皇帝)に道義的に服属するよう仕向けられ、抜け出すことが困難な状況になっている。

読了時間:3時間

メモ:
●中国はその規模の大きさゆえに問題がある。
混雑したエレベーターの中で中国という肥満児が乗り込んできて、急速に太り続けていいるようなもの。礼儀正しいいいやつだとしても、自分自身の身を守るために押し返そうとするだろう。
エレベーターにはもっと太っていてやかましくさらに暴力的になることもある米国も乗っているのだが、何十年も前から乗客であるため、他の乗客もうまく折り合う方法を見つけている。最も重要なことは中国ほどそのペースは急速でない。

●古代から周辺国に行う外交は「蛮夷操作」
対等に接さず、朝貢国として扱う。
対してヨーロッパの前提は「力に差のある国家も形式上は対等だ」
1:汚職……もっというと経済的依存状態への誘導。
2:教化……婚姻や結びつきを通じ、義理の父である皇帝に道義的に服属するよう仕向ける

●中国の行動規範
1:自分たちより力を持った強い勢力に対しては、最初は譲歩できるところは全て譲歩する。そして被害を避け、できる限りの利益か、少なくともそこから得られる限りの寛容を得る。
2:強い勢力側の支配者や支配層を物的依存の罠に絡めとる。これによって彼らが元々持っていた活気や長所などを弱める。その一方で、全ての他者を排除した特権的な二極状態という対等な地位(G2)を申し出る。
3:かっての強い勢力が十分に弱体化したことを確認してから、対等な関係をやめて服従を強いる。

●「孫氏の兵法」の欠点
相手が同じ価値観を共有している文化圏なら成り立つが、他の文化圏には通用しない。
例えば二〇一〇年九月の尖閣諸島、圧力をかけた後、対中投資を続けるように日本に促す。経済的な利益よりも優先することがあることがわからなかった。あるいはインドの国境紛争。
もう一つ奇襲戦法の過剰なまでの信望。

●韓国
北朝鮮問題は自分で解決することを放棄、中国と米国に依存している。
そのストレスを日本との争いを欲する熱意という歪んだ形で現れている。
韓国は日本と争うことで自分の脆弱さをどのように癒やすかを曖昧なものにしている。
韓国は中国と米国の間のストレスを日本に対してぶつけることで発散している。
そのことで実際に脅威をもたらしている国に威嚇されやすくなっている。

【日記】14年02月のこと

14年02月01日 体重60.5kg

四時起床。
朝食、バターサツマイモ、カレーライス、ネギ豆腐、シソとサーモンとレタスのサラダ。

DVDにて映画鑑賞。
『バイオハザード』
こんなしっかりとした構成だったのか。基本的な物語の構造を完璧に踏襲している。ゲーム企画だからか作家性が希薄で、そのシンプルさが逆に清々しい。

今日から実家へしばらく帰宅する。
八時半に家を出て、新宿へ向かう。
高速バスに乗車、昼行で大阪を目指す。
隣席に誰もいず、心地よい。
本を読みながら、時折、窓の外を見て目を休める。

バスの中で読んだ漫画。
『すっぽん物語』手塚治虫
あとがきで手塚氏いわく、「ただ物語を映画的に展開しただけの劇画やストーリー漫画に、物足らなさや心細さを感じて」いて、「漫画本来のユーモアやオチのおもしろさを、これらのおとな漫画雑誌にかくことで勉強しようとした」とのこと。どんだけ強欲なんだ! 絵柄は河童と美女が出てきそうなりっぱに大人向けになっているし、物語は当然のように面白い。

『ライオンブックス(7)』手塚治虫
収録最後の短編『複眼魔人』は、「正しいこととうそとがわかる人間」になった主人公が、その正しさ故に人間によって迫害され、対立していく話。人間の悪を暴いていく主人公自身が幼児期の辛い出来事で人間の善に対して狭量で、そのアンビバレンツさが面白い。

『人間ども集まれ!(全2)』手塚治虫
物語が社会風刺から手塚氏的な壮大なスケール大作映画ふうに移行するのに連動し、フォーマットの大人漫画向け絵柄に手塚氏本来のタッチが混ざってくる。ここいちばん饒舌に物語るときは自分の得意な方法になってしまうということか。それにしても手塚氏の漫画表現の幅の広さには脱帽するばかり。

『フースケ』手塚治虫
手塚氏いわく、この短篇集はフースケという無個性なキャラを奇妙な設定な場所に放り込んで反応を見て愉しむシチュエーション=コミックとのこと。典型的な大人向け漫画の絵柄で、落語のようなオチがあるショートショート。僕はこのくらいのバランスが結構好きかもしれない。

『ひょうたん駒子』手塚治虫
南極原住民の女性が都会で起こすドタバタってアルアルでもないし一般化しにくいし、どう読んだらいいのかわからない。案の定一年で打ち切られている(合計六七ページ)。手塚氏は途方もなく漫画が饒舌だが時折こんなことも仕出かすから、ちょっと微笑ましい。

『少女クラブ版 リボンの騎士(全2)』手塚治虫
めちゃめちゃ絵がかわいい。ドラマチックさではなかよし版のほうだが、この少女クラブ版はシンプルでわかりやすくどちらかというと僕好み。七〇歳オーバーのおかんも愛読者だったと聞くと胸が熱くなる。

『虹のプレリュード』手塚治虫
この全集刊行時では新しい部類の一九七五年の作品と一九五〇年台の少女向け漫画作品を同時に収録している。二〇一四年現在と一九九〇年台の漫画は殆ど変わらないのに、この短篇集漫画の変化の度合いの激しさ! ゲームがファミコンから始まって三〇年で進化した今を考えると、それと同じように漫画も激しく進化を遂げていた時代があったことを実感。成長が鈍化した漫画のような道をゲームも辿っていくのだろうか。手塚氏が漫画の成長とともに自身も成長させた軌跡に、才能だけでなく凄まじいいばかりの努力を見る。

『メタモルフォーゼ』手塚治虫
「変身」テーマの短篇集。しかし漫画に変身はつきもので、ほとんどの手塚漫画は「変身」テーマになってしまうじゃないか……他の漫画とこの短篇集の差がわからない! 収録作『聖なる広場の物語』が僕の好み。

『アラバスター(全2)』手塚治虫
初めて読んだ一〇代の頃、この漫画めっぽう好きだったなあ。何処にもぶつけようのない自分の感情をこの作品にぶつけていたのかもしれない。手塚氏自身はこの漫画の暗さが途方もなく嫌いらしいが、これを経たから後のブラック・ジャックの成功につながったのではないか。影があるから光がいっそう輝きを増すように。

『ダスト8(全2)』手塚治虫
連載時は『ダスト18』だったけど打ち切られ、単行本再録で『ダスト8』に改題したとのこと。辻褄を合せるため単行本用に描き直したラストが壮絶。落ち込んだり自信を無くしたときはこれを読むと力が湧いてくるような……こないような!

『ボンバ!』手塚治虫
笑ってしまうぐらい救いがない。手塚氏陰惨漫画の極北! しかも青年誌でなく少年誌に発表するところがすごい。当時の読者がどう思ったのか聞いてみたい。

『鳥人大系(全2)』手塚治虫
SF連作短編集。一〇代の頃単行本がボロボロになるまで何度も繰り返し読んだ。今読み返しても文明批評からミステリ、こばなしに至るまで短編がバラエティに富みかつクオリティが高くて。今回の再読では、短編『ポロロ伝』が(現実に実在する宗教を皮肉っていて)手塚氏の宗教観を垣間見ることができ興味深かった。

『鉄の旋律』手塚治虫
表題作『鉄の旋律』は手塚氏の青年SF漫画の中で最も好きな短編のひとつ(これと『空気の底』は至高の短編群)。タイトルも始まり方もラストも全て好き過ぎる。復讐譚は物語のベクトルがはっきりするからハマったときにすごい相乗効果をあげる。

昼食、とろろ昆布巻梅おにぎり、バターサツマイモ、ソーセージ、野菜ジュース。
一九時前、桃山台駅前でバスを降車。
二〇時過ぎに高槻の実家に到着。
夕食、餃子、キンピラゴボウ、お漬物、油揚げと大根の煮物、煮魚と豆腐とネギ。

疲れきったので何もする気が起こらず、二二時就寝。

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14年02月02日 体重59.8kg

目覚ましで起きることができず、八時起床。
自宅以外だとリズムが狂う……
朝食、食パン、サラダ。

DVDにて映画鑑賞。
『愛と青春の旅だち』
神ならぬ人が愛を試そうとすると天罰が下るとギリシア時代から散々言われていることじゃないですか。

昼食、弟が出張帰りに実家に寄ったので母が奮発して寿司を買ってきてくれる。
弟と少し話したほか、午後はずっと部屋の片付け。

一八時から高校の同窓生と待ち合わせして飲みに行く。
高槻駅南の焼肉屋「炭火ホルモン牛浪漫」にて二人で会食、セットで頼んだら大量のモツ肉。
二キロぶんモツ肉を食べたので、僕の内臓の何分の一かが人間以外になっている予感。
そのあと場所を変えてサイゼリヤでプリン、チョコケーキ、ガトーショコラなど。
二三時半帰宅。

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14年02月03日 体重61.4kg

七時起床。
朝食、リンゴ、食パン、サラダ、半熟卵。
両親と淡路島へドライブ。
雨は降っていないが、海の温度が高いせいか水面からガスが立ちこめ、視界がずっと悪い。
途中立ち寄った淡路ワールドパーク ONOKORO(おのころ愛ランド)にて昼食、淡路牛焼肉丼。
結局、島を出るまでずっと霧の中で、せっかく淡路島に来たのにほとんど何も見えなかった。
一七時半帰宅。
夕食、お漬物、油揚げ、ごぼうとさつまいもと厚揚げの煮物、八宝菜。

読んだ漫画。
『シュマリ(全4)』手塚治虫
二〇年前、学生時代に購入以来ことあるごとに何度も読んでいる。類型のないキャラクター、シュマリの完成は手塚氏の青年漫画のひとつの到達点だと思う。作中でシュマリは完成されたキャラクターであり変わることがないが、彼に近づいた人々が感化されて成長していく。特に二人目の妻の峯が娘から大人の女性へ変わっていく姿は、恋しさとせつなさと心強さを感じずにいられない。

二二時半就寝。

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14年02月04日 体重60.2kg

五時起床。
本を読んでいるが疲れのせいかずっとうとうとしている。
朝食、食パン、野菜、ヨーグルト、リンゴ半熟卵。
八時半に家を出て、京都駅前の高速バス停前へ。
九時四〇分、高速バスの昼行で東京を目指す。
往路と違い、隣席に人が座っており狭くて居心地が悪い。
緊張状態のなか、漫画を読んでいる。

読んだ漫画。
『ロストワールド』手塚治虫
エネルギー石って映画『アバター』にも出てきたなあ。一九四八年発表当時でこれだけ豊かなSF的イメージ群を手塚氏はどこから拾ってきたのだろう。個人的には(火の鳥でいう)何巡か前の未来の思い出のような気がする。

昼食、母の作ってくれた弁当。
一九時過ぎ、新宿駅前に到着。
新宿駅西口の地下街「梅もと」にて夕食、塩ラーメン。
帰宅すると、海外通販で取り寄せした夢をコントロールする装置が届いている。
疲れていたので復路のバスで発注のあったイラストをHさんにメールで送り、返事がないのでそのまま寝室へ。
二二時半就寝。

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14年02月05日 体重60.9kg

四時半起床。
朝食、ねぎうどん、生卵。

DVDにて映画鑑賞。
『ヘッドハンター』
ブシェミ、若返ったなあ〜。

昼食、トマトとピーマンとニンニクと豚肉のパスタ。
昼過ぎ、家を出て飯田橋で待ち合わせ、M氏と持ち込み。
撃沈、飯田橋のタイ料理店で二人会議。
一六時、豊島園へ向かう。
夕食、豊島園駅前の「海鮮餃子 帆船」にて海鮮野菜セット。

一九時四五分よりユナイテッド・シネマとしまえんにて映画鑑賞。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
予想を裏切る行動をするのがロキのみ。
他は普通。

帰宅時、最寄り駅の地下道を歩いていて唐突に自分がどこにいるのかわからなくなる。
しばらく惰性で歩いていたが、不安になり立ち止まって周囲を見回し場所を確認。
幸いすぐに場所を思い出したが、こんなことは初めてなので大変驚く。

二二時半就寝。

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14年02月06日 体重61.5kg

朝、目が覚めて眠ることができなくなり四時起床。
朝食、トマトとピーマンとニンニクと豚肉のパスタ。

DVDにて映画鑑賞。
『ブラック・ウィドー』
タイトルをブラック・ウィローと勘違いしていて、真っ黒なういろうを想像して観たら全く違う内容で驚く。重要な瞬間をわざと間接的に描く演出なので、気を抜くと話についていけなくなり何度も巻き戻して確認しながら鑑賞。面白かった!

昼食、ネギ豆腐、バターサツマイモ、鶏モモのネギ焼きとトマトとレタスのサラダ、甘辛砂肝煮。
夕食、ネギ豆腐、バターサツマイモ、ソーセージとトマトとレタスのサラダ、甘辛砂肝煮。

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14年02月07日 体重60.5kg

五時起床。
朝食、ソーセージとトマトとレタスのサラダ、バターサツマイモ、小籠包。

DVDにて映画鑑賞。
『プリティ・ウーマン』
主人公に対する周囲の感情(善意/悪意)も類型的で想像以上のものがあまりなく、観る前から思っていた通り。自分はこういうものに対する感受性が低いことを実感。

八時四五分、自転車で外出。
九時一五分よりユナイテッド・シネマとしまえんにて映画鑑賞。
『スノーピアサー』
通常のハリウッド映画と比べて(パッと見は似ているのに)歪んだ物語のパースペクティブ(遠近感)で頭がくらくらする。重要なものと瑣末なものが僕達と違う物語世界。極力、言葉で説明しようとせず絵で見せようとする姿勢には脱帽。

昼食、ベーコンとニンニクとトマトと海藻とレタスのサラダ、焼きチキンカレーライス。
午後はずっと創作論関係の書籍を読んでいる。
夕食、鶏ささみのケチャップチキンナゲット、バターサツマイモ、ネギ豆腐、ソーセージとベーコンとニンニクとトマトと海藻とレタスのサラダ。

二二時就寝。

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14年02月08日 体重60.5kg

四時半起床。
朝食、バターサツマイモ、カレーうどん。

DVDにて映画鑑賞。
『ヘル・レイザー』
こんな熟女に誘惑されたらイチコロだわ。この熟女プラス四人の魔道士がゴッドハンドってことか

昼食、トマトと生ハムのサラダ、ネギ豆腐、ささみのケチャップチキンナゲット、こんにゃくご飯。
おやつ、みたらし団子。
夕食、鮭とジャガイモの塩コショウ炒め、トマトとアボカドと生ハムのサラダ、ネギ豆腐。

読んだ書籍。
『夢の秘法―セノイの夢理論とユートピア』G.ウィリアムドムホフ
ベトナム戦争前後のアメリカの精神世界探求ブームの中で、注目されたマレーシアのセノイ族の夢理論メソッド。それは夢をコントロールすることで現実の精神にプラスの影響を与えるという実践法なのだが、本書は、そのメソッドを広めた研究者は理想主義者の傾向が強く、夢メソッドはその研究者の願望と(その傾向があったに過ぎない)セノイ族の夢カウンセリングを足して創りだした架空のもので、現実には存在しなかったという衝撃のリポート! ただしそもそもセノイ族についてが日本であまり知られていないのでピンと来ないこと甚だしい。

『夢の操縦法』エルヴェ・ド・サン=ドニ
本国フランスでも一世紀以上の間、本書は入手困難だったらしいが、明晰夢という概念が一般化しつつあり再出版、翻訳されたということでる最近ようやく入手。しかし、ここに書かれていることは経験ばかりで法則化されておらずとっちらかっている印象。

『明晰夢―夢見の技法』スティーヴンラバージ
http://matsudanozomu.com/?cat=7 僕は夢日記をつけているが、夢が思うようにならないこと人生のごとし。

二二時半就寝。

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14年02月09日 体重60.5kg

明晰夢を見るメソッドを実行中、どうやったら明晰夢を見ることができるかプロテスタント教会で僕が皆に尋ね歩いている夢を見る。
結局、それ自体が夢だということに最後まで気づいくことができず、「やられた!」と目覚めてから思う。
六時起床。
朝食、鮭とジャガイモの塩コショウ炒め、肉まん、ピザまん。

DVDにて映画鑑賞。
『エイリアン・ネイション』
センス・オブ・ワンダーがここにはない。

昼食、ネギ豆腐、豚丼、チーズと生ハムとトマトとレタスのサラダ。
夕食、小籠包、鮭とジャガイモの塩コショウ炒め、ネギ豆腐、チーズと生ハムとトマトとレタスのサラダ。

読んだ書籍。
『ストーリーメーカー 創作のための物語論』大塚英志
自分自身が世界を法則化して見ることが苦手だからこそ、法則化されたものに対して執着してしまうことに気づく。

二二時半就寝。

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14年02月10日 体重61.4kg

夜中目が覚めて眠れなくなり一時間ばかり布団の中で寝返ち打ち続け、やむなく起床三時半。
朝食、小籠包、チーズと生ハムとトマトとレタスのサラダ。

DVDにて映画鑑賞。
『危険なメソッド』
「許しがたいことをしつつ人は生きていく」か……許しがたいことをする勇気もない僕は、本当につまらない人生を生きているな。

ア●プルサポートセンターに怒りの電話。
怒りの葡萄ならぬ林檎。
昼食、ボロネーゼとズワイガニのパスタ。
午後自転車で外出、下井草の図書館へ。
富士高野台駅から西武新宿線に乗り、池袋を経て大塚の図書館へ。
折り返し池袋駅前のアウトドアショップに寄り、次は西武池袋線で練馬へ、耳鼻科で花粉症の注射。
再び西武池袋線に乗り、富士高野台駅前に置いた自転車で帰宅。
夕食、ネギ豆腐、生ハムとソーセージとトマトとレタスのサラダ、アボカドと鶏もものバターレモン炒め、こんにゃくご飯。

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14年02月11日 体重61.1kg

五時半起床。
朝食、きなこ豆腐、生ハムとソーセージとトマトとレタスのサラダ。
甘いものを食べたくなり、業務用スーパーで衝動的によもぎ餅を買いだめ、貪り食う。
昼食、ペヤングソースやきそば。
夕食、ささみのケチャップ炒めとトマトとレタスのサラダ。

二〇歳前後に読んだときはめっぽう面白く感じたものだが、今読むと普通すぎてビックリする。子供が大人顔負けに活躍することに自分は気を悪くしているのか? でも子供の頃だって、ウルトラマンの少年隊員ホシノくんには好感は持っていなかったし。あの頃の自分に何処を面白く思ったのか聞いてみたい。

読んだ漫画。
『オズマ隊長(全5)』手塚治虫
二〇歳前後に読んだときはめっぽう面白く感じたものだが、今読むと普通すぎてビックリする。子供が大人顔負けに活躍することに自分は気を悪くしているのか? でも子供の頃だって、ウルトラマンの少年隊員ホシノくんには好感は持っていなかったし。あの頃の自分に何処を面白く思ったのか聞いてみたい。

DVDにて映画鑑賞。
『エンド・オブ・ウォッチ』
不覚にも思わず泣いてしまった。ちゃんとしてる実にちゃんとしている。DVDでなく映画館で観たかった。

二二時半就寝。

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14年02月12日 体重60.9kg

六時起床。
朝食、ささみのケチャップ炒め、ご飯、チーズとサーモンとトマトとレタスのサラダ。
最近、生きているといやなことばかりで、酒を飲んで自分をごまかすことが多い。
今日も自宅の酒を飲み尽くしたので、近所の酒店で酒を購入して帰宅するとひどい頭痛。
無視してポテトチップスコンソメ、暴君ハバネロ、しっとりきなこを食べながら酒を飲み続けていると悪寒が強くなってくる。
風邪をひいたと気付き、寝室で休む。
夕方、少し体調が戻ったので部屋を片付けたり、仕事の用意をしたり。
夕食、バターサツマイモ、甘辛砂肝煮、ネギ胡麻豆腐、アボカドとソーセージとトマトとレタスのサラダ。

読んだ書籍。
『ベストセラー小説の書き方』ディーン・R.クーンツ
この本の中ではジャンル作家になるな、と口酸っぱく語られている。筆者はSF作家というレッテルを消すために版権を買い戻し絶版にまでした。ここまでしてもなお批評家の中には筆者をSF作家と評する人がいるという……「まだ昔の檻からぬけだせちゃいないぞ」。かのようにジャンルものは、売上や表現の枠で制限があるので出来る限り避けるべき……にしてもそこまで言うか。

読んだ漫画。
『アリと巨人』手塚治虫
手塚氏いわく、この物語はキャラが勝手に動いてしまい収拾がつかなくなったとのこと。無二の親友マサやんとムギやんが別々の人生を辿り対峙する……にしても、幼なじみを事件に巻き込み失明させ国外へ逃亡して罪をなすりつけ自分は大金持ちになるってあきらかにやり過ぎ! このやり過ぎこそが手塚氏っぽくて極上の味わいなのだが。

読んだ漫画。
『ロップくん(全2)』手塚治虫
鉄腕アトムを限りなくいい加減にした設定の漫画。手塚氏の、自分自身の漫画すらパクるその姿勢は尊敬していいのかあきれるべきなのかわからない。こんな適当な漫画にも関わらず二年も連載が続いているし!

DVDにて映画鑑賞。
『バーニー みんなが愛した殺人者』
実際にあった事件をこういう形で映像化するならいっそ、本当にドキュメンタリー映画にしちゃえばよかったのに。ジャック・ブラック主演のまま。そういうのよくテレビのニュースで再現されてるじゃん、そんな感じで。

微熱が下がらないので早めに布団に潜る。
二二時頃まで寝たり起きたり。

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14年02月13日 体重61.2kg

八時半起床。
久々に一〇時間以上眠ったので、体調が回復。
朝食、バターサツマイモ、サーモンとトマトとソーセージとレタスのサラダ。
昼食、ネギ鶏モモラーメン。
夕食、ネギ豆腐、鶏モモと海藻とトマトとルッコラのサラダ、小籠包。

DVDにて映画鑑賞。
『ウォーム・ボディーズ』
この映画で泣くためにはあとひと理屈必要だった。全部で一二〇分くらいにして間にワンクッションの理屈を作ってくれたら号泣だったのに。自分が一〇代なら泣いたんだろうけど、大人って泣くためにも理屈がいるねんな……面倒くさいね。

二三時頃就寝。

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14年02月14日 体重60.9kg

今日はバレンタインデーということで、このチョコをくれた女子は僕のことが好きなのかもしれない。

五時起床。
まだちょっと風邪の余韻が残っている。
朝食、ネギ豆腐、鶏モモと海藻とトマトとルッコラのサラダ、小籠包。

午後から打ち合わせで外出。
風邪が悪化しないように厚着を心がける。
カイロだと思って封を開けて湿布だったときの衝撃!

雪が降る中、地下鉄を乗り継いで都内の出版社へ。
前日「食事をしながら打ち合わせでも」と言っていた編集はそんなことを忘れているかのように振る舞い、僕は腹が減っていると言い出せず、打ち合わせはすぐに終わり出版社を出る。
豊島園駅前のマクドで夕食、ホット&グルービービーフのバリューセット。
窓の外、夜へと向かう時間、雪が静かに降り続け白く暗くなっていく。

一八時一五分よりユナイテッド・シネマとしまえんにて映画鑑賞。
『エージェント:ライアン』
字幕監修;池上彰にゲッソリ。主人公の彼女に対し国から危険手当は出るのだろうか? 内容じたいは、おさえるところはおさえてるけどおさえてないところからいろんなものが漏れだしてるような印象。

映画館を出ると靴が埋まるほどの高さに雪が積もっている。
街灯で雪が光る、幻想的な光景の街並みを歩いて帰宅。
帰宅したら風邪がたいそう悪化、寒気でガタガタ震えている。
二三時過ぎ、鼻水が止まらず悪寒で背を丸め布団に入る。

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14年02月15日 体重60.8kg

七時起床。
窓の外を見ると、すっかり雪景色。
朝食、ソーセージとサーモンとブロッコリとトマトと海藻のサラダ、きなこ豆腐、小籠包。
昼食、いちじくキーマカレー、なると金時カレーライス。
食事しながらテレビを観ていたら、アフリカの未開部族を紹介していてる。
妙齢の女性が黒い乳輪のおっぱいだしてベローンと寝ているぐらいの感覚の人たちなのに、なぜか女性の脇毛がみな綺麗に剃られており……そこに演出の匂いを感じる。
午後は「ワキ毛 アフリカ 習慣」で検索を繰り返し気が付くと夕方。

クラクションが街中に大音響で鳴り続けているので外を見ると、自宅前の雪道で車同士が大喧嘩している。
おとなしそうなおじさんが怒鳴り散らしている。
近所の子供も見ているのに……これを反面教師に自分はできるかぎり人前で怒らないようにしよう、そんな思いが深まる

夕食、生ハムとトマトとソーセージのサラダ、バターサツマイモ、ネギ豆腐、きのことささみの醤油バター炒め。

DVDにて映画鑑賞。
『ラスト・オブ・モヒカン』
主人公に感化された登場人物のある行動に、いい意味で期待を裏切られ……涙。あとで調べてみたらモヒカン族が実際には滅びておらず今も健在である……ことに驚く!

二二時半就寝。

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14年02月16日 体重61.9kg

七時起床。

朝食、バターサツマイモ、きなこ豆腐、サーモンとアボカドとトマトのサラダ、小籠包。
買い物、雪道を転ばないよう細心の注意をする自分に何だかんだで僕も大人になったものだ……と情けないよで、たくましくもある。
今までの自分なら、きっと溶けかけた雪の上を調子に乗って走り滑りまくっていたことだろう。
昼食、塩ラーメン、豚角煮。

仕事のために読んだ書籍。
『コインロッカー・ベイビーズ 』村上龍
描写や物語の構造は興味深いが、登場人物に感情移入しにくい。
少し楽しい展開になったらそれをきっかけにより不幸になるって読んでいて苦痛ばかり。
この小説の登場人物レベルの破壊衝動を隣人が持っていると考えると生きていけない。
……大雪の翌日、車同士のトラブルでおとなしそうなおっさんが僕の自宅前でクラクションを鳴らしまくり絶叫していたことを思い出す。

夕食、チキンカレーライス、ソーセージと生ハムとアボカドとトマトとレタスのサラダ。

DVDにて映画鑑賞。
『赤い河』
登場人物のほとんどが自分勝手かつ情緒不安定で感情移入できない。

布団の中で本を読んでいると止まらなくなる。
『五分後の世界 』村上龍
この作品の文学としての価値や面白さともかく、このあざとさが僕は苦手なんだろうな。村上龍氏のこうありたい自分を垣間見たられたような。

午前〇時就寝。

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14年02月17日 体重61.5kg

六時半起床。
朝食、生ハムとソーセージとトマトとレタスのサラダ、ネギチャーシュー麺。
午前は部屋片付けと買い物。
昼食、ワカメ鶏そば。
いろんな記録を整理。
夕食、デミグラスハンバーグ、トマトとレタスとソーセージのサラダ、ネギ胡麻豆腐、鮭とジャガイモの塩コショウ炒め。

DVDにて映画鑑賞。
『わらの犬』
iTunesでオリジナル版と間違ってダウンロード……キャンセル効かないのな。リメイク版しか観ていないので比較しようがないがこれはこれで面白かった。登場人物の不合理な行動にイライラさせられたけど。
後で調べてみたらクライマックス、オリジナル版と主人公の動機づけが若干異なるのな。

二三時就寝。

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14年02月18日 体重61kg

眠りが粘り強く、布団から出るのに手間取り八時起床。
朝食、トマトとレタスとソーセージのサラダ、鮭とジャガイモの塩コショウ炒め。
昼食、シソとサーモンとアボカドとトマトとレタスのサラダ、キノコと豚肉のパスタ。
夕食、チキンカレー(ライス抜き)、ネギと豆腐と海藻と豆腐とトマトとレタスのサラダ。

読んだ書籍。
『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』クリストファー・ボグラー
前作の『神話の法則』をマニュアル化したもの。この本だけでは個々の課題がわかりづらい。理解するためには前作ありき。この手の創作論は日本でも良書がでているので、そういうものと並べて理解を深めるために読むぶんにいいのでは。

DVDにて映画鑑賞。
『ステイ・フレンズ』
冒頭でエマ・ストーンが出ていたのだが、あまりに主演ミラ・キュニスと似過ぎていてこれは一人二役? いやパラレルワールドの話か!……と自分の中で勝手に納得して観ていた。細かいところがよく出来ていて感心。

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14年02月19日 体重61kg

八時起床。
朝食、生ハムとアボカドとトマトとレタスのサラダ。
昼食、うどんすき。
夕食、バターサツマイモ、おじや、トマトとほうれん草とシーチキンのサラダ、焼きタラ。

DVDにて映画鑑賞。
『氷の微笑』
最後までちゃんと観たのは初めて。公開当時犯人がわからないと話題になっていたことを思い出すが、逆にあの人以外誰を犯人だと思うのかがわからない。どう考えても犯人は斜路山酢戸子でしょうが。
二三時就寝。

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14年02月20日 体重60.2kg

七時起床。
朝食、ソーセージとアボカドとトマトとレタスのサラダ。
昼食、お好み焼き。
夕食、じゃがバター、ネギ豆腐、ジャンボ餃子、ささみのケチャップ焼きとアボカドとトマトとレタスのサラダ。

DVDにて映画鑑賞。
『プリティ・リーグ』
監督が途中でやる気が出てきた理由がピンとこなかった。あと妹の扱いの雑さ……主人公のつもりで見ていたのに、そうじゃなかったという意味でドンデン返しだよ。

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14年02月21日 体重60.2kg

九時起床。
朝食、お好み焼き、生ハムとアボカドとトマトとレタスのサラダ。
昼食、牛丼、生ハムとトマトとレタスのサラダ。
夕食、いちごエクレア、みたらし団子。

DVDにて映画鑑賞。
『リディック』
一〇年ぶり鑑賞。印象は以前と全く同じ、普通に楽しめた。夜はマイナス三〇〇度の惑星(絶対零度は?というツッコミはいいとして)、その地表を普段着で走り回る演出がよくわからない。凍れよ! ラストも段取り臭くて笑っちゃったけど……それも含め全体的に印象が気持ちよかったので許す。

二三時就寝。

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14年02月22日 体重61.6kg

五時半起床。
朝食、牛肉ネギうどん。
昼食、ソーセージとトマトとレタスのサラダ、バター醤油味焼きうどん。
夕食、ソーセージとトマトとレタスのサラダ、ネギ豆腐。

一九時頃からユナイテッド・シネマとしまえんにて映画鑑賞。
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
続きものだから仕方ないとはいえ、前作で到達した強さが一度リセットされるもどかしさ。クライマックスの盛り上がりも(比喩も含め)カンフル剤的なもので前作に比べると説得力不足。面白い部分もあったのだが、それはクロエちゃんが頑張りだす瞬間からであって、どちらにしろ主人公は精神的に成長しなさすぎ。

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14年02月23日 体重60.5kg

六時起床。
朝食、豚角煮とコンニャクとトマトとレタスのサラダ。
昼食、豚角煮とソーセージとトマトとレタスのサラダ、アボカドベーコンクリームパスタ。

一四時半より区のスポーツジムでエアロバイク。
四〇分、二〇〇キロカロリーぶんの運動。

夕食、サーモンクとトマトとレタスのサラダ、ビーフシチュー、バターサツマイモ。

読んだ書籍。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』ジュリアキャメロン
最初はスピリチュアルな本かと思って身構えたら中身はそうでもなかった。霊的な体験云々はあくまで比喩なのね。逆に普通過ぎて放り出す人とどちらが多いのかな?

DVDにて映画鑑賞。
『キューティ・ブロンド』
いい意味で予想を裏切られ、クライマックスは涙なしで観ることができない。キャラクターの勉強になった……主人公の挟持が揺らがないことが重要だと重ね重ね思う。

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14年02月24日 体重60.3kg

七時起床。
朝食、ビーフシチュー、ソーセージとトマトとレタスのサラダ。
朝からクロスワード作成。
昼食、チヂミ、シソとスモークサーモンとアボカドとトマトとレタスのサラダ。
夕方、クロスワードのラフを送る。
夕食、豚角煮とジャガイモのバター炒め、バター蒸しサツマイモ、鶏ささみの甘辛炒めとネギと豆腐とトマトとレタスのサラダ。

DVDにて映画鑑賞。
『カサブランカ』
フランス保護領モロッコであるカサブランカの人もフランス人もドイツ人もみんな英語で喋るからわけわかんないよ。観ている最中はこんなもんか、と思ってたけど観終わって調べたら一九四二年の映画。戦争の結果が出る前から一方的な価値観で作ってたんだなあ。プロパガンダにもほどがある。

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14年02月25日 体重60.9kg

五時半起床。
朝食、チヂミ、生ハムとトマトとレタスのサラダ。
昼食、焼きそば、シソと豚角煮とトマトとレタスのサラダ。
イラストを仕上げ、クロスワード脱稿。

一四時頃より区のスポーツジムでエアロバイク。
四〇分、二〇〇キロカロリーぶんの運動。

夕食、ポテト、ピザ。

二〇時頃、某雑誌の芸能関係漫画のラフを編集部へ送る。

DVDにて映画鑑賞。
『ムーラン・ルージュ』
ブルーレイディスクの調子が悪いので日本語吹き替えも字幕もなしで観たが完璧に理解した。自分の英語力に感動した……まあ実際はミュージカル映画だから韻を踏んだわかりやすい発音で優しい英語の歌詞が多かったということだが。ポヨン! ポヨ〜ン! シュタシュタシュタ!

歯の詰め物がとれて、中の大きな空洞がむき出し。
その空洞の中には少女が住んでいる。

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14年02月26日 体重60.4kg

七時半起床。
朝食、チヂミ、豚角煮とジャガイモのバター炒め。ネギ豆腐。

一〇時頃より区のスポーツジムでエアロバイク。
四〇分、二〇〇キロカロリーぶんの運動。

昼食、鶏ささみのケチャップ炒め、タケノコとジャガイモの炒めもの。
夕食、鶏ささみのケチャップ炒め。

夕方より外出、大塚の図書館に寄ってから高円寺へ向かう。
一九時半より高円寺の商店街の奥のイベント会場にてライターでイラストレーターで漫画家の器用貧乏村田らむ氏のゴミ屋敷トークイベント。
二二時半イベント終わり、帰宅。

昼間、非常に不愉快なことがあったので怒りに打ち震えなかなか眠ることができなかった。最後には寝たけど。

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14年02月27日 体重60.5kg

怒りが収まらず、自分の内なる炎で目を覚ます。
八時起床。
朝食、ソーセージと生ハムとトマトとレタスのサラダ、ネギ豆腐。
昼食は何も食べない。

雨の中、一六時より大泉学園の歯医者へ。
歯医者の先生がタイムスクープハンターみたいな眼鏡をしていて大層驚く。
先生が丁寧語で、看護師さんがタメ口。
詰め物の
夕食、ソーセージと生ハムとトマトとアボカドとレタスのサラダ、カレー、トンカツ、ミンチ。

何度も直しがあったネームのOKがようやく出て、作業に入る。

読んだ書籍。
『自滅する中国』エドワード・ルトワック
中国が古代からの遺産「孫氏の兵法」を重宝するがゆえに、グローバル化した世界、価値観外交に適応できず摩擦を引き起こしているという指摘はまさに彗眼。逆に同じように古代から行っている外交方法「蛮夷操作」が日本に対しては有効になっていることに歯がゆさを感じる。日本は経済的依存状態への誘導、(婚姻や)結びつきを通じ、義理の父である共産党(皇帝)に道義的に服属するよう仕向けられ、抜け出すことが困難な状況になっている。

DVDにて映画鑑賞。
『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
目的のために手段を選ばないのがいいのか……と言うとそう単純なことではなく、手段と目的を分離することができないのが現実だ、というようなことを思う。かといって物語自体は(整理されていないところもあるが)ちゃんとエンターテイメントに昇華してされている、作り手の姿勢に僕は尊敬の眼差し。すごいよベン・アフレック、『アルゴ』のアカデミー賞は必然だわ。

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14年02月28日 体重60.5kg

五時起床。
漫画の下描き作業開始。
朝食、カツカレーライス、ソーセージとトマトとレタスのサラダ。
昼食、シソとスモークサーモンとトマトとレタスのサラダ、フルーツタルト。
夕食、小籠包、ネギ豆腐、シソとソーセージとスモークサーモンとトマトとレタスのサラダ。

DVDにて映画鑑賞。
『ホビット 竜に奪われた王国』
他人のやっているRPGを覗いているような気分。映像が綺麗で尋常でない臨場感、アクロバティックなアクションが楽しめるのは一時間まで。飽きて仕方なかった。寿命が異なる種族が殺し合いに接してあまり態度が変わらないのがすごく不自然。死にたくなかったり死ぬことに抵抗が無かったりいろいろあるでしょうが