僕の描き方」カテゴリーアーカイブ

デジタル漫画がどうやってできるのか意外とみんな興味あるみたいなのでここで公開してみようと思います。
ここで書かれた方法はおもに一〇年前のもので、それ以降どんどん変えています。
最近はデジタルに見えないように作るのがデジタルの醍醐味だよね、と『ホーホケキョ となりの山田くん』みたいな境地を模索しています。

【描き方】Photoshopで描いた3

フォトショップを使ってイラストを描くシリーズその3。
(2012年1月)

雑誌の表紙イラストです。
ミリオン出版のムックに使っていただきましたよ。

ソフト Adobe Photoshop CS4
ハード デュアル2.7 GHz 64ビットPowerPC G5 メモリ4GB
ワコム液晶タブレットCintiq 21UX

00

セクシーなヌード

デッサンのあたりを取るために(色の参考も兼ねて)ポーズ撮影をしました。
完成画像を知っている人は「このおっさんの写真がこうなるんか!」とがっかりすると思うんだ。
まずパソコン上でラフを描きます。
01
編集からダメ出しが出たので若干の修正。
02
ラフに色を塗ります。
03
細部を描き込んでいきます。
04
水着や髪の毛はバラバラのレイヤーで作成しています。
05
髪型を変えてみる。手前のローションを描き込む。
06
ローションの色合いをもう少し自然にして馴染ませます。
07
全体を補正して完成。
08


←前へ 【描き方】 次へ→


【描き方】仕事部屋(2004年春・中野坂上)

今回はのぞむの仕事部屋をのぞいてみることにしましたよ。
おしっこおしっこ。
(2004年春)
DSC09615

これがのぞむの仕事部屋です。
汚くてすみません、片づけるのが苦手なのです。
左側の机がアシスタント専用の机で、右奥がのぞむの机、右手前の机がスキャナ・プリンタ等を置いている作業机です。
奥が流し。
DSC09634
仕事部屋

ちなみに逆から見るとこんな感じ。
奥の部屋が寝室です。
DSC09644
仕事部屋(逆バージョン)

仕事机を順に見ていきましょう。
机は幅120センチあり、かなり余裕を持って仕事ができます。
机の右端に置いているのは耐水用の持ち運びできる液晶テレビです。
お風呂でも見ることが可能。
一昨年スピリッツの忘年会のビンゴ大会で一等当てました。
これで運を使い果たし、連載の話がなくなったのですが‥‥
時計と温度計を前の壁にかけています。
DSC09645
のぞむの机

のぞむの机の上を拡大します。
トレース台は幅60センチとかなり大きいです。
今やこれ抜きで仕事ができません。
トレース台の奥にマックのディスプレイ(液晶テレビ兼用)があります。
ちなみにマックはG4で400MHzです。
3年前購入しました。
最初はほとんど仕事に使うことができず、主にネット専用でした。
現在このマックでネットにつなぐことはあまりありません。
DSC09628
のぞむの机(拡大)

漫画を描くとき主に使っている画材です。
インクはPILOTの製図用インク。
ペン先は主にGペン。
細かい絵を描くときに時々スクールペンを使います。
2〜3年前までは主に丸ペンを使っていましたが、現在は滅多に使うことはありません。
ネームを描くときは鉛筆の三菱ハイユニ(濃さはF)を使っています。
何故鉛筆かというと、線を強弱つけてのびのびと描くためで、シャーペンは芯が細くて力を入れて絵を描くと折れてしまうのから。
シャーペンは主にセリフなど文章を書くときに使います。
ホワイトはMAXONのCOMIC INK WHITE。
枠線は0.7ミリの太さのロットリングペン。
原稿用紙はトレースしやすいように薄出の110kgMAXONマンガ原稿用紙。
DSC09629
のぞむの机(画材)

作業机です。
この机にはスキャナとプリンタをそれぞれ2台ずつ置いています。
そしてノートパソコンでスキャンした画像を処理します。
ノートパソコンはパワーブックG4で550MHzです。
2年前購入しました。
スキャナはA4サイズまではエプソンGT-7300U、
B4サイズ以上はエプソンES-8500。
プリンタはA4サイズまではインクジェット式のHP957c、
B4サイズ以上はレーザープリンタのエプソンLP-8900。
設備投資はかなりかかります。
DSC09638
作業机

ここは主にアシスタントが使う机です。
横に自作のウィンドウズのパソコンを置いています。
2.4MHzで近々デュアルにするつもりです。
棚の上には今まで描いた漫画の生原稿やネームが汚くファイルされています。
DSC09639
アシスタントの机

資料を入れている棚です。
手前の棚には車輪がついているので自由に移動させることができます。
よく読む漫画資料が入れてあります。
『コブラ』『バガボンド』『ベルセルク』『ヒミズ』『AKIRA』など。
DSC09640
資料棚

奥は寝室です。
押入れには数千冊の漫画の本が整理もせずに詰まっています。
DSC09631
寝室

汚い部屋ですみません。
心を入れ替えて片づけたいと思ってはいるのですが‥‥


【描き方】Photoshopで描いた2

フォトショップを使ってイラストを描くシリーズその2。
(2012年2月)

カードゲームのイラストですよ。
キャラクターは仮面ライダーファングジョーカーです。

ソフト Adobe Photoshop CS4とpainter7
ハード デュアル2.7 GHz 64ビットPowerPC G5 メモリ4GB
ワコム液晶タブレットCintiq 21UX

パソコン上でラフを描きます。
01

 
色塗り。
02

 
細部の描き込み。
03

 
目や影、足元などの細部。
04

 
ライダー完成。
05

 
背景を描き込んでいきます。
07

 
手前のキャラクターとのバランスを見ながらさらに背景を描き込んでいきます。
09

 
ライダーと背景の色調を合わせて仕上げ。
10

 
完成したカード。(バンダイレンジャーズストライクカード)
1005111709


【描き方】Photoshopで描いた1

最近フォトショップを使ったイラストを描くことも多いので、どういうふうに描くのか途中経過をアップしてみましたシリーズです。
(2011年5月)

カードゲームのイラストを描いたときのことを描いてみます。
キャラクターはショッカーライダー(にせ仮面ライダー)です。

ソフト Adobe Photoshop CS4とpainter7
ハード デュアル2.7 GHz 64ビットPowerPC G5 メモリ4GB
ワコム液晶タブレットCintiq 21UX

まずパソコン上でラフを描きます。
鉛筆ツールでなるべく正確に形をとります。

下描き(ラフ)

下描き(ラフ)

 

編集部からラフのオッケーが出ると、色を塗り始めます。
アナログ作業の場合は全体のバランスを考えながら色を塗りますが、僕はデジタルで加工する場合は、全体のバランスを後で取ることにして個々のパーツをバラバラに描いています。

色塗り(その1)

色塗り(その1)

 

主要キャラの色塗りほぼ完成。
これ以上は全体のバランス見ながら描き込んでいきます。

色塗り(その2)

色塗り(その2)

 

背景を描き始めます。
まずは遠景から。

背景作業1

背景作業1

 

背景をさらに描き込んでいきます。
手前のキャラクターもバランスを見ながらさらに描き込んでいきます。

背景作業2

背景作業2

 

背景完成。
キャラクターとのバランスを考えながら全体を補正します。

背景作業3

背景作業3

 

編集部のチェックが入り、触覚や手前の波しぶきなどなど細部に修正を加えて完成。

完成した原稿

完成した原稿

 

カードがこちら。

バンダイ レンジャーズストライク カード

バンダイ レンジャーズストライクカード

 


【描き方】ダウンロードサービス

漫画を描くときこういうのがあったら便利じゃないのかな〜というものをアップしていきます。
好きなだけダウンロードしてください。

ネーム用紙

    これは必要でしょ。
    僕はここにネームを描いてそれをスキャンした後、原稿用紙サイズに拡大して写真をコラージュしトレースしています。
    正確に目盛りをうっているので、丁寧に描いてきちんと拡大すれば下描きにも使えるというわけです。
    B4サイズで用意しておきま したのでレーザープリンターなどでプリントアウトするとよいですよ。

 

ネーム用紙(横B4)
(画面をクリックしてください!)
name

 

原稿用紙

    なかなか使い勝手がよいのが無いので自分で作りました。
    これにスキャンした原稿を張り付けて加工するのです。
    もっと使い勝手がよいものができたらまたアップしますね。

 

原稿用紙(縦B4)
(画面をクリック!)
genkouyousi

原稿用紙内側ラインのガイドのアクションはこちら

見開きページの原稿用紙(横B3)
(画面をクリック!)
mihirakigenkou01

自作トーン

    集中線01
    (画面をクリック!)
    haikei01

    集中線02
    (画面をクリック!)
    haikei02


【描き方】漫画ができるまで(デジタルの方法)

のぞむの漫画がどうやってできるのか意外とみんな興味あるみたいなのでここで公開してみようと思います。
今回は詳しいことは先送りにして、まずはざっと漫画がどうやってできるか説明します。

のぞむよしお名義で作品をつくるとき…

まず、二人で打ち合わせしてだいたいのプロットを作ります。
それをもとにしてよしおがシナリオを書いてきます。

よしおのシナリオ

のぞむよしおが教室で話をしている。
のぞむ「ほんでお前、誰のおめこ舐めたいねん?」
(註}・・クラスでは誰が好きかという意味)
よしお、頬を赤らめながら「好きな人なんておらんよ・・・」と照れる。
のぞむ「ふん!もったいつける程の男か!言えや〜!」
中村、胸ポケットをおさえる。
のぞむ「お前どうせ生徒手帳に好きな女の写真でも挟んでんねんやろ!」
中村「挟んでへんわ!」
のぞむ「見せろや〜!」
ぽろっと生徒手帳が落ちる。
中村「やめろや〜!」
拾おうとするのぞむと、もみ合いになるのぞむよしお。
「やめたれや〜!」と声がする。

そのシナリオをもとにして僕がネームを描きます。
コマ割の関係や物語の前後関係を考慮し、演出は多少変えたりします。
ネーム

ネームにオッケーが出たら、よしおとポーズ撮影です。
のぞよし漫画の登場人物には全てモデルがいます。

ポーズ撮影が終わると、ネームをスキャナでパソコンに読み込でいきます。
次に読み込んだネームにPhotoshopを使って、ポーズ撮影した画像をレイヤーで重ねていきます。
これが原稿の下描きになります。
(1ページにつきだいたい1時間かかります)

下描きをプリントアウトして、原稿用紙にトレースしていきます。
(これも1ページにつきだいたい1時間かかります)
ペン入れした原稿

完成した原稿をスキャナで読み込みます。
原稿に、さきほど仕上げた原稿の下描きの画像から人物の色を重ねていきます。
重ねた画像に色調補正かけたのが下です。

背景を重ねていきます。
背景を重ねた原稿

スピード線や集中線などの効果線を重ねます。
効果線を入れた背景

擬音とモノローグを重ねます。
これで原稿は完成です。
(仕上げ作業も1ページにつきだいたい1時間かかります)
僕はこのまま原稿をグレースケール・600dpi・保存形式はpsd(レイヤーは統合済)で脱稿します。

雑誌に掲載されるとこんな感じになります。
(週刊ヤングジャンプ2004年 No.4『舞い戻ってきた性的人間』より抜粋)

最後におまけで漫画の背景の作り方。
背景はPhotoshopアクションで作っています。
こんな感じです。

このPhotoshopアクションを使うとこの背景が‥‥
元画像

一瞬にしてこうなります。
画像処理後

付記 2009年11月
更新したPhotoshopアクションはこちら
Adobe PhotoshopCS2、Macで作成。
(ZIPで圧縮したデータをダウンロードできます)