月別アーカイブ: 2015年4月

【日記】15年04月01日(水) 体重62.3kg

春はいつも不眠症に悩まされる。
花粉症、アレルギー薬の副作用、運動不足、部屋籠りがちのストレス……など原因は複合的なもの。
眠れないそのぶん仕事ができたらいいのだが、日中ずっとアレルギー薬と睡眠不足で意識朦朧。
人間的な生活をおくることが困難だ。

花粉症の薬の副作用がきつく、目覚ましがなっていたことすら気づかず一一時起床。
一日のリズムがめちゃくちゃ。
ジョギングに出ようとすると小雨が降りはじめ、ますますテンションが下がる。
雨が降り止んだ合間に業務用スーパーへ買物。
街路樹の桜が表面張力いっぱいに咲き乱れ、今にも溢れ落ちそうだ。

生活リズムを元に戻すため、早めの二一時に布団に潜り込む。

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【本】五代ゆう『〈骨牌使い(フォーチュン・テラー)〉の鏡(上下)』

運命論を人間の意志で乗り越えようとする物語に僕は弱い、ということを実感。

前半ではラノベっぽい印象があったが、後半で雰囲気が変わる。
物語の世界観に著者独自の哲学が見える。
ファンタジーとはこういうものという落とし所で思考停止せずにその先へ踏み込んでいる。
キャラも物語も一筋縄でいかない方向へ向かう、そこがラノベっぽくない。
もともとこの作品が発表されていたラノベレーベルのなかで位置づけはどうだったのだろう?

長距離を旅しているのに、移動している感じの少ないところが玉に瑕。

【日記】15年04月02日(木) 体重62.9kg

買物で十五キロの荷物を背負い帰宅すると、膝が痛い。
二年前はこのぐらい太っていた当時の膝の負担、いかほどのものだったかを思う。
そして大学時代に比べまだ八キロ太っている。
早く痩せなければ。

二一時就寝したのに、二三時に目が覚めてしまう。
不眠症がつらすぎる。
眠るための努力をするが、気持ちと裏腹にますます目は冴えていくばかり。
仕方なしに布団から出て読書と食事。
四〇〇ページの本を読み終わっても眠くならない。
しかも脳の奥が眠っているため、今ひとつ内容が頭に入ってこない。

眠いのに眠れない、地獄のような時間をやり過ごすため、中断気味だったFF13をプレイ。四〇時間→四五時間。
ひたすら単調なレベル上げ。
HPを上限まで上げたらすることがなくなったので、終了。
攻略を見ること前提の初めての人に不親切過ぎるシステムにカリカリする。
一本道すぎるから逆に近道ができない。
フィールドの移動がいくらなんでも面倒くさすぎる。
終盤だがまだ面白くなならない。

八時頃、ようやく眠くなってきたので仕事部屋に布団を持ってきて仮眠。
一一時、目を覚まして活動を始めるが、頭の奥に霧がかかったように朦朧としている。

一二時五分より公園を三二分ジョギング。
明るさに満ちている春の日差しが眩しくて憎らしい。
Traceのアルバム『The White Ladies』を聴きながら走る。
二枚目のアルバムまではインスト中心であっても完全にロックだが、このアルバムはややもすればバランスを崩しイージーリスニングに堕ちようとしている。
その狭間をたゆたうよう心地よいリズムに浸っていると、空へ身体が浮かび上がり春の日差しで自分が溶けていくような、そんな錯覚に襲われる。

シャワーを浴びてから駅前のショッピングモールへ。
マクドで食事して買物して帰宅すると、もう一五時。
まだ今日やるべきことが何も終わっていないのに……光陰矢のごとしだ。

二二時前就寝。

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【日記】15年04月03日(金) 体重62.8kg

窓の外の桜並木が満開。
家を出ることなしに花見を楽しむことができる。
ベランダから前の道を眺めていると、花見をしている人たちがチラホラ見える。
花見客を見下ろすのはいい気分だ。

五時起床。
久方ぶりに規則正しい生活に戻すことができた。
不眠症と花粉症とアレルギー薬副作用のトリプルパンチで、ここ最近二時間以上続けて眠ることができない。
眠りが浅く熟睡できず、起きているときは常に朦朧としている。
漫画に集中できない。

一六時一八分より公園を二八分ジョギング。
怪しい空模様、生暖かい風が吹いて桜は散り始めている。
New Trollsのアルバム『Concerto Grosso』を聴きながら走る。
シンフォニックなバンドだと認識していたが、改めて聴き返すと管弦楽の演奏の中にイタリアらしい叙情性が暴力的なまでに込められている。
荒野でひとり夕日を見ながら聴くと号泣すること確実だ。

二二時就寝。

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【日記】15年04月04日(土) 体重62.2kg

今日は皆既日蝕、しかし怪しく曇って月の片鱗さえ見えやしない。

ジンマシンのかゆみで目を覚まし、いったん起きてアレルギー薬を飲むために台所まで歩くともう完全に覚醒、眠ることができない。
布団から出てシャワーを浴び朝食を作る。
満腹になったのとアレルギー薬が効いてきたのとで徐々に眠気が強くなる。
八時過ぎ布団に入り一一時起床、もう一日のリズムは滅茶苦茶。
一四時から買物に駅前のショッピングモールへいったん帰宅してからまた一六時に外出。
新大塚の図書館、四谷の図書館に寄ってから一八時より四谷三丁目のクロッキー会に参加。
今日はいつもの倍の大きさのクロッキー帳で描く。
形をとることを上達したような気がするが、着衣クロッキーはごまかしが効くのでまだ油断ができない。
二一時会場を出て二二時帰宅、寝室で読書しているうちに眠くなってきて二三時就寝。

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【夢】僕はチンチン電車に乗る。

電車は温泉街から出発しようとしている。
振り返ると、温泉街の周囲の山に巨大な竜巻が発生し、山腹から天に向かってドス黒い柱が伸びている。
電車が出発と同時に、竜巻が山腹と接している部分が明るくなる。
これは爆発するぞ……と身構えると案の定、凄まじい爆音とともにマグマを吹き出し爆発する。
チンチン電車はスピードを上げて走る。
周囲に火山煙が迫り、今にも電車は呑まれそうになる。
「火山弾がとんでくる!」
恐れおののいていると、後部ガラスに小石がカツンカツンと当たる程度で済む。
山を越え次の駅に到着する頃には火山煙はただの霧になり、僕も乗客も火山のことを忘れてしまう。
席の取り合いに興じている。

【日記】15年04月05日(日) 体重62.1kg

僕の自宅に人が集まり花見会。
雨降りだが家の中なら平気だ。
落ち着いて満開の桜を窓から見ることができる。

五時起床。
外は悲しい雨が降り続いている。
一二時頃から人が集まり、花見が始まる。
食事をしながらアニメ映画を観たり優雅なひとときを過ごす。
一九時頃、みなが帰宅する。
僕は寝室に移動し読書を始める。
ほんの少しページをめくるだけで抗えない眠気に襲われ、二一時就寝。

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【本】アクセル・ハッケ『ちいさなちいさな王様』

小保方晴子氏が帯で推薦していたのから、今あえて読んでみる。
説教臭いところは好きでないが、話が日常から飛躍する段取りのうまさ、洒落た表現、うまくオチをつけるところなど、寓話として抜群の完成度。
小保方晴子氏の帯で読まなかったひとはもったいないことをしている。

あえて読んでよかった!

【日記】15年04月06日(月) 体重63.3kg

自転車で公園を通ると、雪のように桜の花びらが舞う並木道の下をカップルが手をつないで歩いている。
自分にもう訪れないであろうそんなささやかな幸せを思い、その風景を見ながら僕は絶望的な気持ちになる。

五時起床。
今日はてきぱきとスケジュールが進みいい調子なので、午後から隣町の図書館へ行き図書カードを登録する。

二二時就寝、今日も眠れない……
つまらない本を読むことは睡眠導入にいいのだけれども、つまらない本は読み始めないとわからない。
今夜も一〇〇ページ超読みすすんでしまった後で「しまった、これ面白い本だ!」と気づく。
もう興奮で目が冴えて眠れない。
眠れなくて布団の中で寝返りを打ち続けているうちに空風区に耐えられなくなり、きしめんを作って食する。
結果……全身、ジンマシンの発疹で覆われる(因果関係があるか不明)。
アレルギー薬を飲むと意識が混濁してくる。
起きているのか眠っているのかわからない曖昧な状態のまま、布団の中で朝まで寝返りを打ち続けている。

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【本】トム・コネラン『たった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる』

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』をもう少しふんわりさせたような印象。
あまり科学的な理屈は出てこない。
ストーリ仕立てのほうが導入として入りやすいことはわかるけれども、理屈に説得力がないと納得しにくい。
ある層に売るためには仕方ないことなのかもしれないけれども、結局、最後のところで納得しにくかったら読まなかったことと一緒ではないか。

【日記】15年04月07日(火) 体重63.3kg

自分の成長しなさにびっくりするけどそれが個性だと思えるぐらいになりたい。

アレルギー薬を飲むと、眠りが浅いままかろうじて意識があるのに起きることができない状態が続く。
布団から出ることができたのは正午。
起きてもずっと、薬の副作用で頭の後ろに霞がかかっているような感覚が残る。
外は悲しい雨が降っている。
一日を損したような気分。

明日以降、旅行に行く予定なのでその準備をしていると日も暮れる。
夕方、三点のイラスト発注があったので、旅に出る前に急いで仕上げ脱稿。

始発で出発するつもりなので二二時就寝、しかし今夜も布団の中で眠れない苦痛な時間を過ごす。
そのまま一二時、一時二時……になり、最後に始発を諦める。

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【夢】「私はどうせクリント・イーストウッドの操り人形なのよ!」

泣きじゃくる女性と僕は駆け落ちする。
そんな彼女はクリント・イーストウッドの娘。

彼女から聞いた話によると、映画監督クリント・イーストウッド氏は新しい子供ができるたび、肛門から手を入れて装着する(いっこく堂状態)らしい。
何人もの子供がそのために生まれさせられ彼の手のスペアになっているとのこと。

【本】ロバート・A・ハインライン『輪廻の蛇』

ハインライン傑作集は全部目を通したと思っていたので、先日映画化された『輪廻の蛇』=『プリデスティネーション』を鑑賞して、
「原作と違う、どころかこんな話読んだことがない!」
とSHOCKを受けた。

確認のため、ハインライン傑作集第二巻であるこの『輪廻の蛇』を読んでみると、
「……この短篇集だけとばして読んでいなかったからだ!」
ということに気づいた。うへえ。

現代的にブラシアップされた新しく追加された要素含め、原作の短編より映画のほうがより深みのある内容だった。
それはともかくこの短篇集、他のアンソロジーで既読のものがいくつかあったがそれだけ優れたものが集められたということ。
間違いなく面白い。

『ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業』
主観のゆらぎの描き方がディック的。
面白いけれどもページ数に対して内容が薄い。

『象を売る男』
ハインライン氏らしくない、ジャック・フィニイ氏を彷彿とさせる、強烈なまでのノスタルジック。

『輪廻の蛇』

『かれら』
冒頭の『ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業』と同じく、ディック的な現実認識の揺らぎから今となってはありふれた感のあるオチ。

『わが美しき町』
ヤング氏のような甘い味わい。ハミルトン『風の子供』のような風や竜巻を擬人化する話、アメリカでは定番なのだろうか。
ドラえもんの台風のフー子の元ネタはむしろここにあるのかもしれない。

『歪んだ家』
SFアンソロジーの定番。

【日記】15年04月08日(水) 体重63.1kg

長い長いトンネルを抜け県境を越えると、そこは雪国だった。
「雪崩のおそれがあるため徐行します」
と車内アナウンス。
念のため、真冬の防寒具を着ているのだがそれでも寒い。

七時半起床、深夜の暴食で胃がむかむかして熟睡できず。
面倒臭くて放り出したくなる気持ちを抑えながら外出の用意、九時半頃家を出る。
駅に向かう途中の空、ウズラの卵のようにどんよりして、冷たい雨が降り続いている。
僕を乗せた鈍行は、北へ向かって走る。
雨はいつしかみぞれに、みぞれは雪へとかわり、乗り換えでホームに降りるたび僕は寒さで震える。

さらに山を越え長岡駅につく頃には、雪がすっかり消えて雲ひとつない夕暮れ。
17時半に新潟駅到着、晴れているが気温は低い。
今日泊まる予定の宿はドミトリー(相部屋を前提とした宿泊施設)だ。
駅から宿へ向かう道の途中、大橋を渡る時間にちょうど日没。

ドミトリーの宿泊料は一八〇〇円。
宿の人に近所で食べる場所を伺うと、港近くの寿司屋を紹介してもらう。
二〇分かけて到着すると定休日。
仕方なしに寿司屋近くの海鮮料理の定食屋に入る。

疲れきってまたドミトリーに戻る。
二一時就寝、ベッドが湿っていて熟睡することが困難。
深夜に枕元においていたiPod touchをベッドの隙間に落としたことを気づき、拾う。
その動作で完全に覚醒してもう眠ることができない……朝まで地獄のような時間を過ごす。

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【日記】15年04月09日(木) 体重を量ることができず

四時起床。
熟睡できなかった……ドミトリーのベッドが湿っていて眠りづらい。
五時一五分発の新潟駅始発に乗る。
輝く朝日を窓から浴びながらうとうとしていると、いつの間にか目的地の会津若松駅に到着。
駅を降りて寝ぼけ眼で歩いていると、周遊バスが来たので慌てて飛び乗る。
慌てて逆回りの周遊バスに乗ってしまい、「さざえ堂」というお寺に行くつもりが、五分で到着するところを五〇分かけて遠回り。
着いた「さざえ堂」はなかなかにガッカリ名所で、壁に穴が開いていたり床はきしんでボロボロ。
一〇分ほどで撮影を終え、白虎隊など会津若松の史跡には興味が無いので手持ち無沙汰な僕はすぐ周遊バスに乗り、帰りは五分で会津若松駅到着。

一一時過ぎ電車で会津若松駅から猪苗代湖駅へ。
猪苗代湖を一周するつもりで駅前でレンタサイクルを借り、湖畔を目指す。

湖のほとりに着いてはじめて猪苗代湖が滅茶苦茶広いことを知る。
半日でこれを周るのは無謀過ぎ、ルートを確認した上で一日かけなければならないだろう。
一周することを諦め、その辺をダラダラ回る目的のない駄サイクリングに予定を変更。
途中で寄った馬刺し専門店の馬刺し丼は美味で感激。
道端には今までの人生でみたツクシより多い量のツクシが生えている。
煮え切らない自転車行に飽きて早めに切り上げ、一六時頃レンタサイクルを返却。

一六時半、宿屋に到着。
夜、布団に潜り込んで読書していると、発疹が腕に吹き出しはじめる。
発疹が全身に広がる前にジンマシンの薬を飲み、二一時頃就寝。

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【本】山田正紀『宝石泥棒』

大人になってからいま読んでも楽しむことができたが、少年時代にこそ読んでみたかった。
その頃なら現実と物語世界の区別がつかないから、この物語世界を旅する自分を体験するかのように過ごすことができただろう。
これを小説として読んでしまうことがもったいない。

第一章とくに冒頭はジョーゼフ・キャンベル『神話の力』ではないが、物語の原型だけ抜き出したような展開、RPGのテレビゲームをプレイしているようだ。
少し淡白に思えたが、想像力のある若いころなら自分で肉付けして足りない部分を補ったのだろう。
内面描写が描かれ物語らしくなってくるのは第二章以降。
第三章は飛躍しているように見えるが、こういう展開になることはこの物語が生まれた文脈で読めば当然の帰結。
遺伝子、物理法則の帰結のように、運命じたいがプログラミングされたものであるという旋律がアレンジを変え、ずっと物語の底辺で流れ続けていた。

【日記】15年04月10日(金) 体重62.5kg

等身大の野口英世……でかい! 
背景のマンハッタン市庁舎の高さは一七七メートル。
(下の写真)

五時起床。
猪苗代駅から六時一五分発の始発に乗り東京へ。
昨夜飲んだアレルギー薬の副作用で身動きができないほどの眠気。
車中ずっと気絶したように眠っている。
一三時帰宅、体調が悪いので今日行くつもりだった歯医者をキャンセルする。
夕方、散髪屋へ。
少しだけ仕事してすぐに寝室へ。
二二時就寝。

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【本】堀晃『太陽風交点』

中学時代、堀晃氏の小説はそれなりに読んでいたはずだが、この短篇集に関しては何ひとつ覚えてなかった。
物語パートとセンス・オブ・ワンダーのパートが交差する瞬間が、(うまくはまっていればいるほど)気持ちいい。
表題作『太陽風交点』は傑作。

気になったのは、星野之宣氏の漫画との共通点。
時代的なものもあるのだろうが、内容やネタそのものよりセンス・オブ・ワンダーの感覚が似ている。
もちろん理数系ではない星野氏はファンタジー寄りで、絵を駆使したアクロバティックな飛躍だけれども、空気感が驚くほど『2001夜物語』と似ている。

【日記】15年04月11日(土) 体重62.8kg

ちょいとロックを聴こうと思ったら「お勧めの名盤二四〇」とか「これを聴いたら間違いない特選一〇〇〇」とか滅茶苦茶ハードル高い。

旅疲れとアレルギー薬の副作用で起きることができず、目覚ましを止めて布団の中でうつらうつらしているともう六時。
起きてイラストの仕事、午後にラフを仕上げる。
一五時半外出。
池袋の世界堂で画材を購入してから、新大塚の図書館、四谷の図書館で本の返却貸出。

一八時から四谷三丁目でクロッキー会。
相変わらず手が動かない。

二二時前に帰宅、二三時就寝。

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【日記】15年04月12日(日) 体重62.3kg

ここだけの話、自転車のチェーンの暗証番号は0721(オナニィ)。

身体のかゆみで目覚める。
夢の中で無意識に身体をかきむしっていたようで、服を脱いで確認すると全身が発疹に覆われている。
ジンマシンの発症だ。
五時起床、アレルギー薬を飲む。
一時間ほどでウソみたいにジンマシンがが消える。
朝から仕事、ラフを編集に送るとOKが出たのでそのまま作業進行。
午前、仕事の合間に外出……公園前図書館で本の返却貸出してすぐ帰宅。
まだ肌寒い。

夕方から自転車で外出、三鷹のクロッキー会に参加。
ダブルクロッキー、男女ペアの二人の絡みを描く。
手が動かずもどかしい。
懇親会に参加、二二時半会場を出る。
夜の自転車漕ぎにはまだ早い季節のようだ。
二三時半帰宅、午前〇時過ぎ就寝。

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【日記】15年04月13日(月) 体重62.2kg

昨夜朝飲んだアレルギー薬の副作用がまだ残っていて、尋常じゃなく粘着質な眠気。
布団から出ることができず、半覚醒状態のまま数時間過ごしてしまう。
だから春は悪夢が多い。

八時起床。
外は雨が降っている。
午前中はイラストの仕上げ、正午までに完成させ脱稿。
午後から漫画。
下描きのあまりの下手さに愕然とする。
漫画的なデッサンがいくらたってもうまくならない。
藤子・F・不二雄氏の簡略されたキャラクターのほうが、自分の描いたものよりよっぽど描けていて、自分が大学で勉強したこと、漫画家としてやってきた日々は何だったのだろうと思う。
ここで放り投げたらそこから先にすら進めないので頑張るしかないのだけれども。

二三時半就寝。

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【日記】15年04月14日(火) 体重62.8kg

雨が降っているとそれだけでテンションが下がる。

五時起床。
さすがにアレルギー薬を飲んでいないと目覚めが違う。
早起きして作業を始めることができると気持ちいい。
買い物に行くつもりが雨が降っていて外出できず、冷蔵庫の残り物が少なくなってきてヤバイ。
午後からイラスト仕事、下描き。
就寝前にジンマシン、ポツポツと腕や太ももの内側に発疹が出てきたのでアレルギー薬を飲み布団に入る。
二二時半就寝。

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【日記】15年04月15日(水) 体重62.3kg

今年から姉に毎日メールを送っているのだが、もう三ヶ月。
意地になってまだ送り続けている。 
メールはいつもこの言葉で〆る……ではマタンゴ!

九時起床。
アレルギー薬の副作用で目覚めることが困難。
一〇時間以上眠ってしまった……
一日の予定が狂いテンションが下がる。
午前中は買物。
風が強くて、自宅の前の桜並木が見る見る散っていく。
午後はずっとイラスト仕事、下描きからペン入れへ。
風のせいで花粉飛散量が多く、ジョギングをギリギリまで躊躇する。
日没前、やっぱり行くことにする。

一六時一七分より公園を三七分ジョギング。
風が強く肌寒いけれども、気温自体は高いので走っているうちに汗ばんでくる。
New Trollsのアルバム「CONCERTO GROSSO PER I」を聴きながら走る。
アルバム後半、プログレ的というよりイタリア特有の郷愁感が全面に押し出されてくるけれども、プログレを聴き始めたとき最も感銘を受けたアルバムなので、そのときの僕個人の思い入れがその中に含まれているかもしれないので、客観的な郷愁感かどうなのかよくわからない。

二二時半就寝。

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【日記】15年04月16日(木) 体重62.6kg

相変わらず絵がヘタクソ、今この歳でこの先自分に絵の上達の伸び代があるのか不安になる。

五時起床。
起きてすぐ仕事。
朝、自転車で二五分かけて下井草の図書館へ行くと、休館日……
絶望的な気持ちになり帰宅、途中で業務用スーパーに寄って買物をする。
イラスト仕事を一五時に終わらせてその後は漫画の下描き。
二三時半就寝。

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【日記】15年04月17日(金) 体重62.3kg

朝からジンマシン。
アレルギー薬を飲んだらずっと意識朦朧としていて「私、マリリンモウロ〜よ〜」

五時起床。
FF13をプレイ。四六時間→四八時間。
いよいよラストダンジョン。
ラスボスに備えて、キャラクターのHPを平均七八〇〇まで上げたにも関わらずそれでもダンジョン内の雑魚キャラにすら何度も全滅の憂き目。
どういうバランスになってるねん! 
これは俺が悪いのか? 

午前中、漫画の下描き。
午後、外出。
新大塚の図書館で本の貸出返却、
池袋の家電量販店で修理品を受け取り、
練馬の耳鼻科で花粉減感作療法の注射、
大泉学園の歯医者で歯の治療……
最寄り駅から出て見上げると不穏な空。
アレルギー薬の副作用で眠たくてたまらず二二時半就寝。

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【本】倉田タカシ『母になる、石の礫【つぶて】で 』

全体から細部に向かって描写する定石の描写をしない。
ものすごく手前のことしか描写しないので、最初は何が起こっているか理解できなかった。
一〇〇ページ超まで読んでよくわからなくなったので、また冒頭から読み直す。
冒頭に戻ると、いくつかの事象についての説明を読んでいるので理解しやすくなった。
いつものペースで読まず、ゆっくりめに、何が起こっているか正確に確認していく読み方をして足掛け六日……
普段の数倍の時間がかかったけれども、ちゃんと内容を把握した上で最後まで読むことができた。

この作品と同じ第二回ハヤカワSFコンテスト出身の、柴田勝家『ニルヤの島』が理解できなかった自分。
もういまのSFについていくことができなないのではないかと不安に思っていた矢先だったので嬉しかった。

この小説に関しては、自分が絵を描く人だからどんどんバージョンアップされていく視覚情報に混乱してしまった。
作者は絵を描く人らしいので、その喚起するイメージが悪い方に僕とバッティングしてしまったのかもしれない。

【日記】15年04月18日(土) 体重62.2kg

七時半起床。
午前中は漫画を描いている。

午後から外出、SFファン交流会なるものに初めて参加してみようと思い立ち、会場の笹塚へ。
笹塚の区民会館に到着したけれどもスタッフから会場が急遽変わったと聞かされる。
再び電車に乗り移動、新宿の某ホテルの会議場に予定時刻より若干遅れて到着。

テーマは「『SF雑誌の歴史』第二部ついに刊行! ひたすらSF雑誌のお話しましょ♪」
出演:牧眞司さん(SF研究家)、堺三保さん(SF研究家)

アメリカのSF雑誌の歴史……世界SF全集を中学生で読破した自分にとってそれなりに馴染みのある話だった。
自分の中の情報を強化できたので満足する。

一七時より二次会。
新宿駅近くの台湾料理店で、SFファンの人達と会食。
サワー一杯で泥酔。
時間感覚を失い気が付くと二三時前。
慌てて電車に乗り帰宅。
アルコールで興奮して寝付けず、無駄に仕事部屋で時間を過ごし一二時半就寝。

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【本】池谷裕二『記憶力を強くする』

数年前に読んでいたが、この本に書かれた理論通り復習しなかったので、印象程度にしか記憶に残っていなかった。

僕が最近思うに人間のあらゆる幸福の中で、知識(記憶)が有機的につながっていく世界がクリアに見えてくる瞬間……が最も長続きする(何度も継続的に発生しやすい)もしあわせだと思う。
勉学を極めるということはそれを利用するということなのだな。

【日記】15年04月19日(日) 体重62.0kg

一杯のサワーで、翌日の二日酔い率一〇〇パーセント!

眠りが浅く、目覚めてもなかなか布団から出ることができず、八時半起床。
朝からずっと漫画描き。
昼前に買物へ出ると帰宅途中に雨が降ってくる。
そのまま部屋にこもってずっと漫画を描いている。
午前〇時前就寝。

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