日別アーカイブ: 2015年4月10日

【本】山田正紀『宝石泥棒』

大人になってからいま読んでも楽しむことができたが、少年時代にこそ読んでみたかった。
その頃なら現実と物語世界の区別がつかないから、この物語世界を旅する自分を体験するかのように過ごすことができただろう。
これを小説として読んでしまうことがもったいない。

第一章とくに冒頭はジョーゼフ・キャンベル『神話の力』ではないが、物語の原型だけ抜き出したような展開、RPGのテレビゲームをプレイしているようだ。
少し淡白に思えたが、想像力のある若いころなら自分で肉付けして足りない部分を補ったのだろう。
内面描写が描かれ物語らしくなってくるのは第二章以降。
第三章は飛躍しているように見えるが、こういう展開になることはこの物語が生まれた文脈で読めば当然の帰結。
遺伝子、物理法則の帰結のように、運命じたいがプログラミングされたものであるという旋律がアレンジを変え、ずっと物語の底辺で流れ続けていた。

【日記】15年04月10日(金) 体重62.5kg

等身大の野口英世……でかい! 
背景のマンハッタン市庁舎の高さは一七七メートル。
(下の写真)

五時起床。
猪苗代駅から六時一五分発の始発に乗り東京へ。
昨夜飲んだアレルギー薬の副作用で身動きができないほどの眠気。
車中ずっと気絶したように眠っている。
一三時帰宅、体調が悪いので今日行くつもりだった歯医者をキャンセルする。
夕方、散髪屋へ。
少しだけ仕事してすぐに寝室へ。
二二時就寝。

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