四時起床。
熟睡できなかった……ドミトリーのベッドが湿っていて眠りづらい。
五時一五分発の新潟駅始発に乗る。
輝く朝日を窓から浴びながらうとうとしていると、いつの間にか目的地の会津若松駅に到着。
駅を降りて寝ぼけ眼で歩いていると、周遊バスが来たので慌てて飛び乗る。
慌てて逆回りの周遊バスに乗ってしまい、「さざえ堂」というお寺に行くつもりが、五分で到着するところを五〇分かけて遠回り。
着いた「さざえ堂」はなかなかにガッカリ名所で、壁に穴が開いていたり床はきしんでボロボロ。
一〇分ほどで撮影を終え、白虎隊など会津若松の史跡には興味が無いので手持ち無沙汰な僕はすぐ周遊バスに乗り、帰りは五分で会津若松駅到着。
一一時過ぎ電車で会津若松駅から猪苗代湖駅へ。
猪苗代湖を一周するつもりで駅前でレンタサイクルを借り、湖畔を目指す。
湖のほとりに着いてはじめて猪苗代湖が滅茶苦茶広いことを知る。
半日でこれを周るのは無謀過ぎ、ルートを確認した上で一日かけなければならないだろう。
一周することを諦め、その辺をダラダラ回る目的のない駄サイクリングに予定を変更。
途中で寄った馬刺し専門店の馬刺し丼は美味で感激。
道端には今までの人生でみたツクシより多い量のツクシが生えている。
煮え切らない自転車行に飽きて早めに切り上げ、一六時頃レンタサイクルを返却。
一六時半、宿屋に到着。
夜、布団に潜り込んで読書していると、発疹が腕に吹き出しはじめる。
発疹が全身に広がる前にジンマシンの薬を飲み、二一時頃就寝。