月別アーカイブ: 2015年2月

【日記】15年02月01日 体重60.6kg

夜中、全身の痒みで目覚める。
五時起床、浴室で下半身が真っ赤な蕁麻疹に覆われて腫れあがっている。

八時一五分より公園を三一分ジョギング。
雪の残る道、霜で硬い林の中を走る。
冷蔵庫の中を走っているようだ、
The Niceのアルバム「少年易老学難成」を聴きながら走る。
The Niceはここ数年で出会った中で最も愛好しているバンドのひとつ。
聴いていると、このバンドを聴き始めた季節……春の季節の空気、においが蘇る。
しかし今走っているここは真冬の木陰、雪が溶けずに固まっていて滑りそうになる。

土日なので昨日に引き続き、部屋を片づけたり資料を整理したり。
それだけで一日が明け暮れる。
二三時就寝。
 

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【日記】15年02月02日 体重60.0kg

深夜、何度も悪夢でめざめる。
最近ずっと悪夢に悩まされている……睡眠不足のまま五時起床。

八時一五分より公園を三六分ジョギング。
凍えるような寒さ。
自分がこんな季節のこんな時刻にこんなこと(ジョギング)をしているなんて、二年前には考えられない。
Dream Theaterのアルバム「Awake」を聴きながら走る。
今のところDream Theaterにはずれがない。
どのアルバムも聴いていて気持よく走ることができる。

午後、漫画のために机に向かう。
夕方過ぎから眠気に悩まされる。
机に向かって文章を書いていても集中できなくなり、諦めて寝室へ向かう。
二二時就寝。
 

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【食】15年02月02日

朝食:お握り、ソーセージとトマトとサラダ菜のサラダ、カンパチのあら汁。
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昼食:ラム肉と新タマネギとシメジの甘辛炒め、ぬか漬け、サツマイモ、チキンナゲット、鶏モモのゴマ煮のせトマトホウレン草のサラダ、カンパチのあら汁。
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おやつ:ヨーグルト。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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【日記】15年02月03日 体重60.5kg

五時起床。
七時間以上眠ったはずだが、相変わらず眠い。
眠れば眠るほど、眠気に貪欲になるような気がする。

八時二八分より公園を三八分ジョギング。
ずっと日陰の雪が消えずに残っている。
高校生の体育の授業に鉢合わせ。
公園の外周を一緒に走っていると嘲笑されているような惨めな気持ちになってくる。
Tangerine Dreamのアルバム「Phaedra」を聴きながら走る。
ダメだ、この系の無機質に近い音楽に僕は引っかからない。

今日は何も為すことができない駄目な一日だった。
明日こそは頑張ろうと思い続けてもう四〇代。
二三時半就寝。
 


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【食】15年02月03日

朝食:お握り、サツマイモ、ラム肉と新タマネギとシメジの炒めもの、鶏モモのゴマ煮のせトマトとほうれん草のサラダ、カンパチのあら煮。
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昼食:チキンナゲットとハッシュドポテト、シソとサーモンとアボカドとレタスのサラダ、トマトナスピーマン鶏カレーライス。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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【日記】15年02月04日 体重60.1kg

ずっと一日、つまらない毎日を面白くする方法がないものか考えている……しかし答えは出ない。
身の回りのこと、つまらないことで時間をつぶしている。
人生を浪費している焦りに背中を押され、気が付くと意味なく部屋をグルグル回り続けている。

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五時起床。
午後、気分転換ついでに買い物ついでの外出。
最寄り駅近くの大勝軒いぶきにて昼食。
帰りに駅前のショッピングモールで台所用品(鍋やタッパー)などを買物。
家路を歩いているともう夕方……人生はもちろん一日の尺度でも時間が経つスピードがほんとうに早い。
加速度を増している。
二三時就寝。
 

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【映画】『ダブル―完全犯罪―』

母子の殺し屋を描いた映画『サイレンサー』が好きで、それに出演していたキューバ・グッディング・Jr. が主演だったので、借りてみる。
日本ではビデオスルーの映画で「TSUTAYAだけレンタル」の商品。

情報が少なくてどういう根拠で作られた映画かわからないのだけれども……まず、邦題がおかしい。
全く完全犯罪じゃない!

今どきのテレビドラマですらあまり観ることないレベルのゆるさでつくられている。
旅先で不審な車に追われてヒロインが逃げるも、普通に逃げ切ってすぐ生還。
シャワーを浴びているヒロインが背後から侵入者に襲われそうになったらそれが夢。
ヒロインがオフィスに忍び込んで、自分の誕生日をパスワードに入れたらあっけなくパソコンのハッキングに成功。
「どないやねん!」
と画面に向かって何回も叫んでしまう。

むしろここまで退屈ということはオチにどんでん返しがあるとしか考えられない!
と推測して観ていたら、案の定推測したのと同じどんでん返しがあって、最後にまた
「どないやねん!」
とエンドロールに向かって突っ込んでしう。
むしろさらに上をいくどんでん返しがあるのかもと、エンドロールが完全に終わるまで画面から目を離すことができなくて
「どないやねん!」

【食】15年02月04日

朝食:お握り、ぬか漬け、チキンナゲットとソーセージとハッシュドポテト、トマトとキャベツのサラダ。
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最寄り駅近くのラーメン屋大勝軒いぶきにて昼食:つけ麺。
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最寄り駅近くのミスドにておやつ:やまぶどうスカッシュ、ドーナツ。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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【日記】15年02月05日 体重60.5kg

人と会うたび帰り道に
「あんなこと言わなきゃよかった……」
と落ち込んで帰宅する習慣をなくすことができないものだろうか。
余計なことなら言わなきゃいいし、言ったら言ったで自分で責任取ればいいし、いやなことなら忘れたらいい。

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五時起床。
朝起きると小雨が降り続いている。
憂鬱な気分、ハワイ人気質な僕は雨の日は極力外出したくない。
クロッキー会で仲良くなったTさん宅へ遊びに行くため、気力を振り絞って家から出る。
雨のせいか、西武新宿線、丸ノ内線、山手線のダイヤが乱れ、止まったり動いたりスムーズに進まない。

取手駅でTさんと待ち合わせ、喫茶店に入り冷えた身体を暖める。
小雨が降りしきるなかTさん宅へ向かう。
Tさん宅はちょっといい感じの集合住宅にすんでおられた。
学生に戻ったような気持ちで部屋でくつろぐ。
話が盛り上がる。
一七時過ぎTさんに駅まで送っていただき、一八時に取手より電車に乗る。
大塚の図書館に寄って本の貸出返却をしてから二〇時帰宅。

風邪を引いたのか震えが止まらない。
カタカタ歯を鳴らしながらネットを眺め時間をつぶしている。
二三時就寝。
 

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【日記】15年02月06日 体重60.4kg

何も為すことができない毎日が続いている。
無神論者で死後の世界を決して信じることがない半生を送ってきた僕だけれども、時おり来世に期待をする瞬間があって、自分の心が弱くなっていることに気づく。

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花粉症、原因がわからない発疹、風邪引き……体調が悪くて眠りが浅く、夜中に何度も目覚める。
そのあと定刻に起きることができず、八時起床。
朝寝坊で出鼻をくじかれ、スケジュールはもう滅茶苦茶。
ずっと仕事机に向かってはいるが、集中できず落ち着かない。

夕方、自転車でユナイテッド・シネマとしまえんに向かう。
一八時半より『エクソダス:神と王』をIMAX3Dで鑑賞。
二一時一五分上映終了、自転車で帰宅。
寝室に入って本を読んでいると眠くなってきて、二二時半就寝。
 

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【映画】『エクソダス:神と王』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

リドリー・スコット映画はいちおう新作が出るたび観るようにしている。
この映画は、イスラム教キリスト教と共通するユダヤ教の経典、旧約聖書の有名なエピソード、モーゼの十戒についての物語。

一神教の神ヤハヴェ「嫉妬する神」は、日本人である僕の感覚から見ると常軌を逸しているように見える。
ヤハヴェを信仰しないエジプトに神は容赦の無い天罰を下すのだが……
この全世界を創造したのが神だったとして、宇宙規模で見るとたかが銀河系の太陽系の地球の片隅のいち民族に肩入れして天変地異を起こすなんてあり得るのだろうか。

戸口に仔羊の血の印をつけていない家の子供を殺す、というエピソードがよくわからない。
全能の神が、そんな原始的な方法じゃないとエジプト人とそれ以外の区別がつかないのだろうか。

脱出したモーゼをエジプト軍が追いかけ、危機一髪で割れた海を渡る件について。
まずモーゼというクッションを挟まないと脱出についての指示ができないことが不思議。
ユダヤ人にだけ神からテレパシーで意思を伝えることはできなかったのか。
しかもギリギリの進行(一歩間違えればエジプト軍に捕まって大殺戮)で移動する計画性の無さ。
全能の力を神が持っているなら、故郷へ全員を一瞬で移動させてやれよ、と思う。

神による破壊は一瞬、しかも破壊されたものを完全に元に戻すことはできない。
破壊された自然が元に戻るためには、何年も何百年も何万年もかかる。
文明をもとに戻すのは人間の力でのみ。

よくよく考えてみれば芸術作品を作ったり都市をつくったり……文明に関わることは神が直接的に関わることができない。
神が作ることができないから人間の手から生み出すのだ。
そう考えると、人間って素晴らしい……
などととりとめないことを映画を観ながら考えている。
逆に、とりとめあることを僕が考えた試しがない。

【考】FF13を一八時間プレイした雑感

自分とFF13

FFシリーズは1から12までほぼリアルタイムでプレイしてきた。
しかしここ最近(と言っても一五年近く!)はちゃんとプレイできていない。
9まではとクリアしてきたのだけれども、
10は物語が面白くならないので三〇時間前後で放棄、
11はネットゲーム一見さんにハードルが高すぎ、一人でプレイできず三時間で放棄、
12はフィールドのスクロールや戦闘など、ゲームシステムに馴染めず物語を楽しむ以前に二時間で放棄、
という有り様だ。

心機一転、今年の正月からFF13をプレイし始めたけれども、やはり自分の中で今ひとつの盛り上がり。
麻薬性が弱いのでコマ切れにプレイしてもストレスにならないので、二日に一度、一時間前後、コマ切れにプレイしている。ここ最近は一〇日近く間が空いている。
このままではまたプレイすること自体フェイドアウトしてしまいそうだ。
自分の変化なのか、ゲーム自体の環境の変化なのか、その相乗効果なのかはわからない。
他のRPG(特にドラクエ)は相変わらず長時間プレイしてしまうのだけれども……

今日は悶々として何も手につかないので、ここは気分転換に今日一日、FF13をプレイする一日にしようと決めた。
まとめてプレイすると、いままで漠然としか思うことができなかった考えが形になってきた。

FF13に満足したところ

●新しい物語の形を観ることができる。
ドラクエタイプのオーソドックスな(古典的な)RPGを中心にプレイしてきたので、ある種のSFのような、一般的な何かに置き換えることが難しい物語を観ることは新鮮な体験。

●圧倒的なグラフィックの強さ。
モンスターや武器、建物などガジェットの個性的なデザインに、新しさを感じたり、FFらしい懐かしさを感じたり。

FF13の物語に関する不満点

悪いところはいいところと表裏一体にあるのだけれども……
物語に関しての不満点は、身の回りの一般的なことに置き換えにくい、ということに尽きる。
そもそも物語に感動するということは、間接的な追体験するからで、
追体験(登場人物になったような気持ちになって感情移入)するためには、自分が経験したり、映画や小説や漫画で追体験したことを心の奥底で思い出し、再構成しなければならない。
このFF13は自分自身の体験(あるいは一般的な物語)に置き換えることが極めて困難。

●コクーンとパルス
世界がコクーンとパルスに分かれているとのことだが、二〇時間近くプレイしてまだその差がわからない。
想像するに文明国と未開の地ということだろうか?
しかしそれぞれに所属するキャラクターの思考も文化にも決定的な差異は描かれていない。
ひょっとしたら現実世界や架空の物語における何も模していない完全に新しい概念の世界なのかもしれない。
もし新しい概念ならヴィジュアル的にも詳細に伝えるべきだが、そういう描写は特にない。

●ファルス
コクーンとパルスそれぞれにファルスがあるとのことだが、外見がメカっぽいので人間をコントロールしている電子頭脳のようなものだろうか?
政府の権限より更に上にあることから、もっと権威的な宗教的なものを連想させはする。
しかし具体的な描写がほぼない(間接的な描写のみ)なので、生き物か機械なのかそれとも高次元の意識なのかもはっきりと把握できない。

●ルシは何を指しているのか?
ファルスによってルシにされたものは、身体に刻印が生まれ魔法を使うことができるようになる。
ファルスの使命を守らなければシ骸(ゾンビのようなもの)になり、使命を守るとクリスタルになる。
聖書の「ヨハネの黙示録」で悪魔側についた人が獣の数字666を額に刻印されたかのように、何かのしもべになった証のようなものだろうか?
ルシになることで魔力を使うことができるということは、『ドラゴンボール』の魔人ブゥ編でベジータがバビディに魂を売ることでパワーを引き出してもらったたようなこと?
ルシにされた人たちと他の人達と差異がわからないから、一般的な意味を推測できない。

かように象徴的なことから推測して物語を自分の中で脱構築するという作業を人間はするものだが、FF13ほどその材料を与えない物語ははじめてだ。

FF13のゲームシステムに関する不満点

●カタルシスのある映像はプレイできずムービーのみ。
話の方向性が見えてくるほど、スケールの狭い範囲のことしかできないことに愕然とする。
画面の中にある世界の限定された線上しか行動できない。
ここを動き回れたら楽しいだろうなあという肝心の部分は動かすことができずムービーになってしまう。
岩場も光っている円(ここに乗ってくださいというゲーム上の印)に乗れば自動的に主人公が跳んで上に登っていき、ギミック的な楽しみはない。
ゲームの楽しみを作り手は間違えて捉えていないか?

●物語をゲームの中で説明することを放棄している
説明しなければならないことを、物語の中で丁寧に説明せず、いきなり物語の渦中に説明なく放り込む。
ステータス画面の中の「あらすじ」や「設定」「キャラクター紹介」を読まなければわからない。
しかも、「FF13の物語に関する不満点」に書いたが、設定としてわかっても物語としてどういう役割をしているかはわからない、かゆいところに手の届かない頓珍漢な説明。

●召喚獣が現れることに明確な説明がない。
召喚獣が現れること自体はFFシリーズだから起こってもおかしくない出来事だけれども、だからといって「FF13」の世界で起こる必然性が説明されているわけではない。
以前からあったことを追従しているだけでそのこと自体には意味が無い。
今回はドライブモードというものがあり、シヴァやブリュンヒルデが車やオートバイになって上に乗ることができるのだ。
それ自体にゲーム的な面白さがあればまだわかるのだけれども、ボタンを押すと自動的にムービーが始まり敵にダメージを与える、それだけ。

結論

中学生が妄想でつくったものに、大人が無理やりつき合わされ、辻褄を無理矢理合わさせられている……そんな印象。

【食】15年02月07日

朝食:お握り、ハッシュドポテトとチキンナゲットとソーセージ、ゴマネギ豆腐、トマトとブロッコリのサラダ。
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昼食:明太子パスタ、ソーセージと生ハムとブロッコリとトマトのサラダ。
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夕食:、マッシュサツマイモ、豆乳にフルーツグラノーラ。
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【日記】15年02月07日 体重60.9kg

不安な夢を見て、夜中不意に目を覚ます。
それはたいてい今の状況や将来に関する夢で、普段なるべく考えないようにしていることが眠りで意識のレベルが下ることでブレーキがきかなくなり、恐怖や焦りや苛立ちや怒りや嫉妬や憎しみや絶望……否定的な感情が暴走して真っ暗な天井を見上げると記憶の走馬灯が回り続けている。
手足を縛られ瞬きできないようまぶたを機具で固定されたうえで暴力映画を観させられる『時計じかけのオレンジ』のルドヴィコ療法みたいな、無間地獄の苦しみに押しつぶされそうになり、僕はずっとむせび泣いている。

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寝室にいると気が狂いそうになるので、布団から逃げ出す。
三時半起床、真冬の仕事部屋、寒いのに汗が止まらない。
意識のレベルが低い状態……読書もできず映画も観ることができず机に向かって仕事にも集中できない……なので、今日はゲームをすることに決める。

FF13のプレイ。一〇時間半→一八時間。
いろいろ思うことがあったので、文章にしてみる。

【映画】『フルスロットル』

九〇年代、リュック・ベッソンには騙された!
『レオン』でカッコええ!と感動して、
次に観た『フィフス・エレメント』で本格的SF映画っぽい予告だったのに、六〇年代の石ノ森章太郎や手塚治虫氏の漫画を映像化したような映画の出来に驚愕して、
あとはもう何とやら、という感じ。

でも『TAXi 』『トランスポーター』『96時間』……リュック・ベッソン系のヨーロッパ・コープ映画はなんか観てしまう。
いかにも現実を切り取っているっぽくて風刺しているっぽいのに、実際は何も掘り下げず娯楽に徹しているところが逆に潔い。
作家性を入れる余地はいくらでもあるのにあえて「これぐらい」感で仕上げることは、逆に紛れもなく強い作家性があるということだ。
ちなみに「これぐらい」でも、やっぱりエンタメとしてはそれなりに練られているわけで、「これぐらい」のものを大量生産できるシステムを持っていること自体は尊敬はしないけれども、興味深い。

この映画も、デトロイト市の一角、スラム化して壁を作られたビル街、何かを象徴してそうなのに物語の中では形だけしかなぞっていない……そのバランス感覚に舌を巻かれる。
破壊的なまでに楽観的過ぎるラストには椅子から転がり落ちそうになる。
いやいや、そこまでこの悪役はいいやつじゃないでしょ! 人殺してたし、ヤク売ってたし。
安心して観ていられるのは、そこらへんを深く考えずに放り投げているからだろう。
この映画『フルスロットル』自体はヨーロッパ・コープ映画で作られたものをリメイクしたフランス・カナダ合作映画だが、リュック・ベッソンは原作と脚本の関わりで、やっぱりいかにもっぽくて観てしまう。

【日記】15年02月08日 体重60.6kg

朝寝坊するとそれだけで一日が台無しにされてしまったような気持ちがして、そのあと投げやりな一日を過ごしてしまう。
そんな(朝が)弱い自分に、神よ力をお与えください……

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九時起床。
週に一度の部屋の大掃除をはじめしなければならないことが山積みだけれども、気力がわかない。
何も為すこと無くダラダラとしているうちに時間が過ぎていく。

一六時過ぎ自転車で外出、一七時半より三鷹でクロッキー会に参加。
相変わらずの手の動かなさに悔しさすらこみ上げてくる。
クロッキー会の懇親会に参加。
自分が調子に乗って話し過ぎたことに後悔、後悔、そして懺悔!
悔やんで泣きながら自転車で家路を走る。
途中ドン・キホーテに寄るが、あまり食材の品揃えがよくなかったので買物を断念、帰宅すると二三時半。
寝室で眠気がこみ上げてくるまで読書をしている。
午前〇時半就寝。

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【日記】15年02月09日 体重60.3kg

歯科の予約を忘れていた!
この一年で二度目。

最近本当に忘れっぽくなった。
薬を飲んだことや食事したことやオナニーしたことやトイレへ行ったことやいろんなことを忘れ、何度も何度も何度も何度も繰り返してしまう。何度も。
でもやるべきことは思い出さないから困ったものだ。

人への憎しみは忘れなさすぎる。
人からよくしてもらったことはすぐ忘れるのに。

こんなこともある。
A君からB君の悪口を聞いているうちに、B君に対する憎しみが僕の中にも湧いてくる。
映画『リング』みたいに憎しみが僕にコピーされた瞬間だ。
ところが後日、A君と話してまたB君の話題になったとき
「しかしB君はけしからんな!」
と僕が会話に被せたら、当のA君は僕に話したことでストレス発散、すっかり憎しみが消えていたりする。
僕の中のB君に対する憎しみはどうすればいいのだ……

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八時起床。
だらだら過ごしているうちに歯医者の予約を失念していることに気づく。
なんかもう、駄目。
一五時頃家を出て地下鉄で新宿へ、世界堂で買物。
都営新宿線に乗車して神保町で降りる。
駅前でS君と待ち合わせ。
S君は最近クロッキー会で知り合った、漫画家志望の専門学校生。
学校で行われているクロッキー会に参加させてもらう。
一七時よりクロッキーの見せ合いも含めて二〇時半まで。
学生の頃のことを思い出して懐かしい。
中央線に乗って東中野でいったん乗り換え、松屋で夕食のちスーパーで買い物してから大江戸線に乗る。
帰宅すると二一時半。

メールを確認して寝室へ移動。
本を読みながらうとうとしていると眠くなってきて二三時就寝。

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【日記】15年02月10日 体重60.5kg

また今日も朝寝坊。
ここ一年ぐらいの睡眠時間を見直した結果、僕の場合、毎日七時間ぐらい眠る必要があるみたいだ。
六時間睡眠が続くと一週間ぐらいで疲れがピークに達し、リズムが狂って破滅的な朝寝坊をしてしまう。
仕事が忙しい時期が五年ぐらい続いてずっと三~四時間睡眠ぐらいだったけれども、今から思い出すとその生活は破綻していたと思う。
食事も自分で作れなかったし、寝不足で情緒不安定だったし、片付けも満足にできなかった。
そんな生活はもう体力的にも無理だし、したくない。

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熟睡できず何度も夜中目覚めてしまい、目覚ましで起きることができず六時起床。
それだけで一日が台無しにされたような気分。

一四時九分より公園を三二分ジョギング。
昨夜の外出帰宅時から鼻の調子が悪く、花粉症の予感。
花粉症用のマスクとメガネを装着、不審者に変装してジョギングする。
朝は零下だった気温が五度近くにまで上がり、暖かい日差しにむしろ汗ばむ。
The Niceのアルバム「Live at the Fillmore East December 1969」を聴きながら走る。
今回改めて聴き直すとおとなしめ、むしろ陰気な印象だ。

頑張って早めに寝るため周到な準備。
二〇時にはパソコンを仕舞い、電気を少し暗めにして寝転んで読書している。
自然に眠くなってきたので二二時就寝。
 

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【映画】『イントゥ・ザ・ストーム』

何の前情報もなしに(『ツイスター』みたいなのを予想して)観たらずっと面白くて得した気分!

竜巻がどんどんインフレを起こして、もはや最後は竜巻どころか地球外惑星の出来事かのようだったけれども、そんな調子のりすぎなところもまたよし。

自分ならこの映画のどの段階で死ぬのだろう。
全能感に満ちていた小学生ぐらいの頃なら最後まで生き抜いて、何なら竜巻の中に入って飛ばされても生還できるぐらいの自信があったのだが……現在なら冒頭、車の中で騒いでいた高校生レベルだ。
竜巻を見ただけで死ぬ。

【本】『地政学の逆襲』ロバート・D・カプラン

昨年末読んだ『南シナ海 中国海洋覇権の野望』の著者が書いた本。
地政学の歴史と現在の世界における地政学的なものの見方の概観。
昔から興味のあった学問で意味のわからない部分はないけれども、はじめて読む概念があったりして覚えたり考えたりしながら読んでいると思いのほか時間がかかる。
毎日少しずつ」合計五時間前後、期間は足掛け一〇日ほど。

気になるのは(解説にも書いてあったが)驚くほど日本に関する記述が少ない点。
イランやトルコ、ギリシアにすらそれなりの章を割いているのに、日本に関しては「ファシスト日本」など定型化した表現でさらっと書いているのみ。
アメリカのリベラル一般はこんなものなのだろうか。

いま中国の海洋進出を防ぐという意味で、地政学的に一番重要な場所は台湾だという。
たしかにそのとおりだが、それは日本が対中国で踏ん張っている前提もあるだろう。
日本が中国よりの国になったら台湾どころの話ではない。
そもそも第二次世界大戦以前の状況を経ての今があるわけで、イランやトルコ、ギリシアより日本が地政学的に軽いとはけっして思えないのだけれども。

日本はアメリカに従順すぎるからなめられているのかもしれない。
主張すべきことは主張しないと……

【食】15年02月11日

朝食:お握り、ローストビーフとトマトと菜の花のサラダ、サーモンと新タマネギのマリネ、ジャガイモとソーセージ。
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昼食:トマト、サーモンと新タマネギのマリネ、お握り、白菜と豚肉とエノキのミルフィーユ。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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【日記】15年02月11日 体重61.4kg

焦りに背を押されている。
何を優先順位の一番にすべきかずっと混乱している。

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五時起床。
昨日は相当用意周到に就寝したのだけれども、まだ完全な目覚めというわけにはいかない。
そのまま眠っていたいという欲望に負けそうになる。

八時五分より公園を二六分ジョギング。
花粉症用のマスクとメガネをしながら走る。
寒さで速度を上げて走ると呼吸がはやくなってマスクが鼻に接着して窒息しそうになる。
『ジョジョの奇妙な冒険』の第二部、リサリサのもとでスタンド修行をしているジョジョな気分。
Tangerine Dreamのアルバム「Rubycon」を聴きながら走る。
『2001年宇宙の旅』のモノリス登場シーンの合唱のようなものだけ延々続いている。
ずっと聴いていて変化を感じ取ることができない。

今日も周囲のことに精一杯で、仕事までたどりつくことができなかった。
二二時半就寝。
 

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【本】『 太陽・惑星』上田岳弘

『ニルヤの島』同様去年末からSF界隈で話題になっていたので読んでみる。
なるほど『ニルヤの島』と似ているところもある。
物語を時系列順に描かず、シャッフルしながら絵を構成するように並べていく。

絵画と違って小説は一度に情報を出すことが出来ないので、時系列がバラバラの情報を線条的に読み取っていかざるを得ない。
頭のなかで再構成しなければならないから厄介だ。

二つの短編が収録されているが「太陽」と「惑星」に直接的な関連はない。
二編とも、物語の最初から最後まで把握している神の視点の誰かが時系列をシャッフルされた状態で提示される。
カート・ヴォネガットと語り口が似ているかもしれない。
「太陽」は叙述そのものにギミックはない。
神の視点である作者が、連想ゲームのように環状に情報をつなぎバランスをとりながらラストまでに読者に伝えなければならない情報を伝達する。
「惑星」は時間軸がバラバラであることにSF的ギミックがあり、それ自体がラストに繋がる。
表現は似ているが方法論は違う、逆に言えば方法論は違うが表現は似ている。
どちらかといえば著者の上田氏の中では表現が先にあって方法論が後のような印象。

内容自体は極めて僕が好きなタイプの小説。
個人的な内面のことと究極の外の世界がアクロバティックなアイデアで結び付けられる。
いわゆるSF小説ではないが、SF的な物の考え方で書かれた小説だ。
SFはもうジャンルでなく、物の考え方になっていることを実感する。

最近、好きなSFなのに理解することができず悲しい思いをすることが多い。
ハヤカワSFコンテストに入選した『ニルヤの島』が理解できなかっただけに、この本は素直に面白く感じることができ嬉しかった。

【映画】『北北西に進路を取れ』

最近よく観ることの多いヒッチコック映画。
既視感のある演出が続くのだが、おそらくこういうものの元祖がヒッチコック映画で、その演出の影響を後世の映画が影響を受けているということなのだろう。
基本、乗車しているシーンの窓の外の風景が合成なのだが(昔のカメラは大きかったから車内にカメラを持ち込むわけにはいかなかった)、解像度が低く安っぽく、車で逃走するドリフの泥棒コントのパロディみたいだった。
実際は逆で、ドリフのコントがこういうもののパロディなのだろうけれど。

架空のスパイに間違えられた主人公が事件に巻き込まれていく話なのだが、
ヒッチコック映画が裏に裏に……展開していくことが常だから、主人公が本当に間違えられているのか、間違えられているふりをしているスパイなのか、
種明かしされるまでよくわからなかった。

【日記】15年02月12日 体重60.9kg

仕事をしているだけで幸せだったりする。

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五時起床。
八時五分より公園を三二分ジョギング。
登校中の学生とすれ違う、サングラスかけマスクしながら走っている変質者……それが僕。
Tangerine Dreamのアルバム「Stratosfear」を聴きながら走る。
曲の凹凸を見つけることができない、平板な音程が呼吸にかき消されている。
曲を聴いていることと聴いてないことの差がない。

ここしばらくずっともがき続けていたが、午後からやっと仕事に集中することができ、心の平安を得る。
二三時半就寝。
 

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