月別アーカイブ: 2013年1月

【夢】僕の地元の近所、茨木駅からバスに乗る。

終点で降りると、そこはとある史跡。
バス停から山奥に向かって長い列が続いている。
僕は取材で来たみたいで、編集者の日笠さんと交代で並んでいる。
日笠さんがこの地方名物の餅絵を買ってくる。
餅絵とは、海老餅やよもぎ餅など色のついた餅でステンドグラスのように描かれた絵だ(実際は存在しない)。
何も考えず僕が全部食べてしまい、気まずい雰囲気になる。
そのことに怒ったのか、日笠さんが抜けて帰ってこない。
僕が並んでいる列の前にズルした老人がどんどん横入りしてくるが、僕は何も言えない。

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【夢】卒業式の日にクラスメイト宅を訪ねる。

彼女は登校拒否でずっと学校へ来なかった。
ピアノ後ろのカーテンから蜘蛛の頭をした女の子が奇妙なダンスをしながら登場。
「卒業式でそのダンスをやればみんなにウケるんじゃないの?」
僕が言うと、蜘蛛の頭をした女の子は嬉しそうな仕草、学校へ行く用意を始める。
これから悪いことが起こりそうな予感で僕はもやもやしている。

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【夢】自分は人型ロボット。

旅館から外に出ると雪が降り積もっている。
ターミネーターのようにプレス機械に挟まれてしまい、ぺったんこにプレスされてしまう。
鉄クズになり、熱せられ溶けていきながらも意識を保っている。
雪でみるみる冷えて変な姿勢のまま身体が固まっていく。

(別の夢)
就職するために美術予備校講師の試験を受ける。
試験は以前自分が描いた漫画の原稿、これを別紙に模写しろと渡される。
トレースではなく見ながら模写するのは思いのほか難しく、元々描いていたのは自分なのにこの試験に落ちたら恥ずかしい。
しかしこの原稿の作者が僕だということがバレると不正とみなされ試験に落とされるかもしれないので、黙って模写している。

(別の夢)
無くしていたものが見つかりホッとしたとき、「ハラハラハッピーだね」と言うことが流行っている。

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【日記】13年01月のこと

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1/1
いきなり二〇一三年初日から朝寝坊。
もう人生も折り返し、いい加減本気を出さないと……
なのに正月にて早速初うんこもらし、ついてない(ついてたけど)。

読んだ書籍。
『バベル17』サミュエル・R・ディレイニー
銀河系を股にかける美女詩人が「細工はりゅうりゅう。仕上げはごろうじろ」なんて言い回しをするのが納得いかない。

1/2
今年は自慰をしない、と心に誓う。
(昨日三回して今日も一回したけど)今から性欲を夢精だけ(後もし可能ならセックス…………無理か)で乗り切る!
そしてパソコンの中のエロに関わるすべてのデータを消去した後のやっちまった感……ええねん!
今年はエロ断ちするねん!

島忠を何度も往復、ラックを組み立てプリンターを乗せ、液晶テレビにアームを取り付け、部屋を便利空間に変え、ついでに掃除。
これで明日から漫画に専念できる!

読んだ書籍
『たったひとつの冴えたやりかた 』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
もっと他に冴えたやりかたありそうなもんやろ〜!と読みながら涙をはらはら流す。

1/3
タバコでも吸うような感じで(タバコ吸わないけど)つい股間に手が伸びそうになる。
習慣化したオナニーをしていた自分に反省……もっと射精は研ぎ澄まさなければ!
昼過ぎに目覚め、深夜に就寝、そんな生活スタイルを早くもとに戻したい。

鑑賞した映画DVD
『ジョン・カーター』
面白くなりそうな話なのに最後までならなかった!

読んだ書籍
『地球0年』矢野 徹
核戦争後、治安を守るためアメリカへ向かう自衛隊。日本人が白人女性を強姦、強姦、また強姦。これが戦争を知っている世代のリアルなのか……

1/4
オナニー断ちして毎日巡回していたホームページのURLを消去してみれば、一日の時間が二割増ししたような気分。
今年こそはガンバロン。

読んだ書籍
『SOSの猿』伊坂 幸太郎
つるつる読めて楽しいのにこの中身の空虚なこと。

1/5
正月前後のプリンター買い替えに連動した部屋の模様替え計画、棚のパーツが届いたところで一応の完結。
以前と比べて部屋が二割ぐらい広くなったようで少し嬉しい。
ネームを軽やかに描いている。

夜、DVDで映画鑑賞『イリュージョニスト』
残り一〇分でフリーズしたまま画面が動かなくなり、茫然としている。TSUTAYA DISCASカスタマーサービスに怒りのメールを送る。

布団に潜るが、眠れない。

読んだ書籍
『愛はさだめ、さだめは死』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
いくらなんでも難しすぎるよ〜。エリスンもディレイニーも六〇年代以降アメリカで活躍した作家ってSF性そのものよりまず意味を読み取ること自体が困難。センス・オブ・ワンダーならまだしもそこに何が描かれているかで悩みたくないねんな〜。

1/6
どうしても朝起きることが出来ない。
にかわのような眠気が僕を布団に縛り付けている。
昼間も眠気とだるさで漫画に集中できない。
ずっと意識のレベルが低い。
夜、布団に潜っても眠ることができない。
何度も寝返りを打ち続け、うつらうつらすると朝。
もう寝ることを諦める。

読んだ書籍
『アシモフのミステリ世界』アイザック・アシモフ
これは……アシモフの長編をほとんど読みつくした僕であっても読むのが苦痛な一冊だった。

1/7
一睡もせずに朝八時、家を出て大塚の図書館へ向かう。
その後新宿、世界堂で買い物した後、ビックロでも買い物。
朦朧としながら帰宅。
少し昼寝して、漫画を描く。
夕食後、うとうとして布団に潜り込むが、眠りが浅く熟睡できない。
眠ることを断念、布団から頭を出して眠たくなるまで読書。
結局朝まで起きている。
眠りをコントロールできなくてつらい。

読んだ書籍
『深川安楽亭』山本 周五郎
背筋に氷の棒を打ち込まれたかのような、痺れて床から腰を浮かせることができなくなった鮮烈な読後感。類型のない人物描写と鋭くも暖かい眼差しの物語、珠玉の短篇集。

1/8
昼過ぎに目覚める。
布団からなかなか出ることが出来ない。
その背で地球を支えるアトラスのごとく渾身の力を振り絞り、布団を持ち上げる。

僕が仕事部屋に入ると空気清浄機のニオイセンサーが黄色く点灯はじめ、自分の匂いを嗅ぎ「くさくないよな?」不安になる。

意識のレベルがずっと低い。
頑張って、何かをしようとするが何も出来ない。
就寝、布団に潜っても眠りが浅く眠れない。
ずっと寝返りを打ち続け、気がつくと朝。

読んだ書籍
『 堕落論』 坂口安吾
大学で安吾を研究していた僕の知り合いがご自宅を尋ねたところ「彼は執筆中、ずっと規則正しい生活でしたよ」と親族の方に聞かされ、堕落してない!とびっくりしたとのこと。僕自身は、坂口安吾 の主張をなんとも思わなかったけど(時代性? 僕の年齢?)、短編『桜の森の満開の下』は面白く興味深く読んだ。

1/9
もう二週間、人と対面で話していない。

一週間、自慰をしていないがさすがに頭おかしくなるな。
ボーっとして気がつくとジャージの上から股間をこすっていたり。
適度に発散しないと、大変なことになるな。
エロ漫画が性犯罪を減らすのにどれだけ役だっていたのか、ってことを実感。

夜、駅前のショッピングモールで買い物。
餃子を二〇個、ひとりで食べてから寝る。

読んだ漫画
『特選三丁目の夕日・12か月 普及版 1月の物語』西岸良平
ベタもここまで行くとSFやファンタジーの領域に入るねんな〜。あやかりたいあやかりたい。

読んだ書籍
『故郷から10000光年』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
この短編集に収録されているものの半分ぐらいしか意味がわからなかったが、意味がわかる短編の中には面白いものもあった。SF的な特殊状況を向こうの世界の価値観で描こうとするから、こちらの世界(現実世界)の住人たる僕は説明不足に思うんやろなー。もっとSFを読み慣れたらわかるようになるのかしら。しかし、SFを年間数百冊読んでる今
わからないってことは、もう一生無理かもしれないな。

1/10
朝寝坊したらもう何もかもやる気なくなる。
午後からグダグダと仕事。
早めに布団に入るのだが、やっぱり眠れない。
最近毎日二一時に布団に入って読書しながら眠くなるのを待っているのだが、読書にも集中できず、眠くもならず。

んだ書籍
『リプレイ』ケン・グリムウッド
人生半ばで死んだ主人公が人生を遡りリプレイ、何度も繰り返しているうち……。『デスノート』などは主人公がルールを把握してからそのルールをいかに逸脱できるか奮闘するのだが、この作品ではルールを追求する要素が少ない。その点がSFというよりファンタジー的なのかもしれない。

1/11
頑張って早起き。
九時からユナイテッド豊島園にて映画『96時間/リベンジ』鑑賞。
そもそも今回、96時間縛りはないじゃないか!

昼前に帰宅、今日はたまりにたまった資料本を読むのに時間をかけようと思う。

読んだ書籍
『ユングの心理学』秋山 さと子
ユングは夢の解釈について他の精神科医やフロイトと争ったとのことだが、夢なんて文学的解釈と変わらなく何とでも恣意的に読み取れるやんけと思うのは、現在だから? 

1/12
また朝寝坊。
冬の朝の起きにくさは異常。
起き上がって本を読んでいるうちにまたうとうとしたり。

午後から外出、ユナイテッド豊島園にて映画『LOOPER/ルーパー』鑑賞。
オリジナリティのあるアイデアは好きなんやけど、どうも設定のアラが気になって集中できない。
話があっちこっちに進んで収拾つかないまま終わった。期待していただけに残念。

新宿世界堂に寄ってから、中野のクロッキー会。
会場に着いてから今日、急遽休みになったことを知る。
東中野の中華料理屋でつけ麺を食べてから帰宅。
イラストの仕事を仕上げて編集部に送り、就寝まで読書。

読んだ漫画
『特選三丁目の夕日・12か月 普及版 2月の物語』西岸良平
『三丁目の夕日』の強烈なまでのノスタルジック追求に既視感があると思ったらジャック・フィニイの小説か! この短編集の中で映画『未知空間の恐怖 光る眼』の言及があって、これはジョン・ウィンダム『呪われた村』の映画化されたもの。ジャック・フィニイ『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』と共通項多し。

読んだ書籍
『ザビーナ・シュピールラインの悲劇 ユングとフロイト、スターリンとヒトラーのはざま』ザビーネ・リッヒェベッヒャー
本文が時系列順に淡々と構成されているため、解説を読んでようやく概要を理解することが出来た。医師と患者、教師と生徒、漫画家とアシスタント、越えてはならない一線を越えた禁断の愛……ユングは確かに卑怯だけど、こういうことって僕らも経験したことがあるんじゃないのか? いろいろな要素が絡みあって大きなトピックになってしまい過去の恥を暴かれた関係者に涙。歴史に翻弄されたザビーナの一族にも涙。

1/13
朝寝坊で自己嫌悪。
午後から駅前のショッピングモールで買い物。
晴空で気持ちいい。

梅雨の晴れ間みたく稀に人を憎んでいた自分を恥じ、すべての人を愛そうと誓うのだが、せいぜいもって一時間ぐらいでまた世界を呪い始める。
ブッダへの道は遠すぎる。

宇宙船を舞台にした近未来SFと思って借りてきたDVDが、三〇分の時点で乗組員がオバケに襲われるホラー的なものだということがわかり、オバケ怖い僕は観ることを断念。

C.G. ユング『自我と無意識』を毎晩、寝床で読んでいるが、すぐに眠くなって無意識の底に沈んでいく。睡眠導入にはとてもいい。

1/14
すさまじい淫夢から目覚めると、寒い静かな部屋。外は雪。そこかしこで上がる子どもたちの声。股間が急激にしぼみ、僕は死にたくなる。
雪、雪、雪。
ひどい無気力で何もする気が起きない。
(暖房が直撃する位置に机があったということもあり)気分転換に、部屋の模様替えをしてみる。
一時間ぐらいで終わると思っていたのだが、本格的に掃除しながらやってみると夕方から深夜まで模様替えに時間を費やし、結局何も出来なかった。

1/15
また朝寝坊。
外は冷蔵庫みたいな寒さ。
午前に行くつもりだった耳鼻科、一五時過ぎに向かう。
診察後、一七時に池袋へ。
一風堂で夕食。
図書館で本を一〇〇冊借りる。
リュックに六〇冊しか入らなくて両手に四〇冊持って帰途に付くが、次第に疲労で持てなくなり、最後は両手の本を頭の上に乗せて駅から歩く。
これだけで疲労困憊、またしても今日は何もできなかった。

読んだ書籍
『悪い娘の悪戯』マリオ・バルガス=リョサ
ノーベル文学賞作家が描く陰唇ペロペロシーンは圧巻! 主人公の見返りのない献身は、(常に自分を崇めることを望み、すぐ天罰を下す)旧約聖書の神よりよっぽど愛を体現している。

読んだ漫画
『特選三丁目の夕日・12か月 普及版 3月の物語』西岸良平
ジャック・フィニイにも似たような発想の短編がある『春の雪』。明確なオチはないが、ラスト、取り返しのつかない時間の流れに思いを馳せる余韻に心がじくじく痛む。こういう感受性は若さを犠牲にして得るものなのだろうか……

1/16
また朝寝坊。
寒さで起きることができなくて昼前に起床。
いい加減にしろよな、自分。
遅い朝食にトマトパスタ。
一五時頃、外出。
昼食にアボガドまぐろ丼。
夕食に山菜わかめきし麺。
夜眠れなくて朝まで寝返り打ち続けている。

読んだ漫画
『三国志 』横山光輝
(1~10まで)下克上すぎる戦乱の世の中を描いているらか、義理人情に厚い劉備玄徳に読者はすんなり感情移入できる。けれどいろんなしがらみにやや疲れた僕は、功利主義の曹操こそ魅力的に見えたりもするのだ。

DVDで鑑賞した映画
『パンドラム』
SF、ホラーのおさえるとこだけおさえました感、丸出し。観るたび即寝落ちしてしまうので、四日かけてようやく鑑賞。ラストのカタルシス以外観るとこなし!

1/17
締め切りがヤバイ旨の仕事が入ったので急いでラフを描いて送るが、先方も忙しいようで毎回返事が半日遅れ、やりとりがなかなか進まない。
とか言っていても仕方ない、年末年始に録画したビッグダディ特番を観ながら先行して仕事を進める。

読んだ漫画
『GIANT KILLING(1) 』ツジトモ
サッカーが好きでなく球技が好きでなくスポーツが好きでない僕、以外の人なら楽しめること必定! 絵も演出も抜群に達者、キャラクターもわかりやすい。僕以外のすべての人に薦めます!

『おやつ(5) 』おおひなたごう
誰かに貸したら返ってこずまた買ったよ。八年ぶりに再読して初めて自分がメチャクチャ影響受けていたことに気づく。

『暗殺教室(1)(2) 』松井優征
こんなしばりの強いルールを守]

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