日別アーカイブ: 2015年2月6日

【日記】15年02月06日 体重60.4kg

何も為すことができない毎日が続いている。
無神論者で死後の世界を決して信じることがない半生を送ってきた僕だけれども、時おり来世に期待をする瞬間があって、自分の心が弱くなっていることに気づく。

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花粉症、原因がわからない発疹、風邪引き……体調が悪くて眠りが浅く、夜中に何度も目覚める。
そのあと定刻に起きることができず、八時起床。
朝寝坊で出鼻をくじかれ、スケジュールはもう滅茶苦茶。
ずっと仕事机に向かってはいるが、集中できず落ち着かない。

夕方、自転車でユナイテッド・シネマとしまえんに向かう。
一八時半より『エクソダス:神と王』をIMAX3Dで鑑賞。
二一時一五分上映終了、自転車で帰宅。
寝室に入って本を読んでいると眠くなってきて、二二時半就寝。
 

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【映画】『エクソダス:神と王』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

リドリー・スコット映画はいちおう新作が出るたび観るようにしている。
この映画は、イスラム教キリスト教と共通するユダヤ教の経典、旧約聖書の有名なエピソード、モーゼの十戒についての物語。

一神教の神ヤハヴェ「嫉妬する神」は、日本人である僕の感覚から見ると常軌を逸しているように見える。
ヤハヴェを信仰しないエジプトに神は容赦の無い天罰を下すのだが……
この全世界を創造したのが神だったとして、宇宙規模で見るとたかが銀河系の太陽系の地球の片隅のいち民族に肩入れして天変地異を起こすなんてあり得るのだろうか。

戸口に仔羊の血の印をつけていない家の子供を殺す、というエピソードがよくわからない。
全能の神が、そんな原始的な方法じゃないとエジプト人とそれ以外の区別がつかないのだろうか。

脱出したモーゼをエジプト軍が追いかけ、危機一髪で割れた海を渡る件について。
まずモーゼというクッションを挟まないと脱出についての指示ができないことが不思議。
ユダヤ人にだけ神からテレパシーで意思を伝えることはできなかったのか。
しかもギリギリの進行(一歩間違えればエジプト軍に捕まって大殺戮)で移動する計画性の無さ。
全能の力を神が持っているなら、故郷へ全員を一瞬で移動させてやれよ、と思う。

神による破壊は一瞬、しかも破壊されたものを完全に元に戻すことはできない。
破壊された自然が元に戻るためには、何年も何百年も何万年もかかる。
文明をもとに戻すのは人間の力でのみ。

よくよく考えてみれば芸術作品を作ったり都市をつくったり……文明に関わることは神が直接的に関わることができない。
神が作ることができないから人間の手から生み出すのだ。
そう考えると、人間って素晴らしい……
などととりとめないことを映画を観ながら考えている。
逆に、とりとめあることを僕が考えた試しがない。