投稿者「松田望」のアーカイブ

【本】小川哲『ゲームの王国 上下』

力作だった。上巻はカンボジア革命前後のことが、下巻は現代(近未来も含め)のカンボジアについて描かれている。
僕は以前フランス人のアシスタントを雇っていたのだが、彼女の家族は虐殺時にカンボジアから逃れてきた移民だった。
(互い母国でない英語でしか意思の疎通ができなかったのでこまかいニュアンスはわからなかったが)
兄弟の半分は虐殺で亡くなったという。家族や環境のせいもあって、彼女は幼い頃から精神が不安定で、でも日本の文化が好きで絶望したときエヴァンゲリオンやコードギアスを観たり、X JAPANやMALICE MIZERを聴くことで救われたという。そして日本に漫画を学ぶために訪れて、僕と出会った。
そんなことを思い出しながら、上巻のカンボジア虐殺部分を読んでいるとどうしてもアシスタントだった彼女の家族のことを想像し、強いストレスで読むことが苦痛でやめそうになって、でも目をそらしてはいけない思いもあって必死に読み続けた。上巻のラストは涙無しで読み続けることができず。
こういう大きな歴史を描いているにもかかわらず、登場人物の設定が昔ながらの歴史小説というより、寓話的(漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のよう)で、そういえば大河歴史(的)小説でいうと池上永一『テンペスト』や東山彰良『流』などもリアルというよりそういう寓話的なキャラクター造形だった。
下巻につながるジョイントは正直完全に成功しているとは思えないが、逆に一筋縄でいかない人間の運命を真摯に描いているとも感じた。ここらへんは好き嫌いだけれど。ともあれ、スリリングな読書体験だった。

【夢】クイーン (Queen) の日本公演が決まる。

その公演の開催地が何と僕の出身高校の体育館。
地元である高槻市は大騒ぎになっている。
ボーカルのフレディは残念ながらエイズで亡くなってしまったので、代わりに僕がボーカルを務めることになる。
僕は
(こんな自分でいいのかしら)
とガッチガチに緊張している。
リハーサル直前、現実世界で目覚ましが鳴って六時にいったん起きてしまったのだが、
「このままみんなを放ったらかしたら、迷惑がかかる!」
と、慌ててまた夢の中の体育館に戻り、ステージに上がる。
夢と現実を行き来するってできるもんなんだね。

リハーサルを何とか成功させ、あとは本番……というところで今度こそ完全に目が覚めてしまう。
そしてめちゃくちゃ朝寝坊。

【日記】18年12月05日(水) 体重66.3kg

六時起床。
窓の外は雨だが、寒くない。

朝、ジョギングに行くつもりでいると下痢になって出られなくなることが多い。
逆にそんなつもりが皆無だと快便。
今日もひどい下痢で、
「どんだけ深層心理の奥でジョギング行くのいやがっとんねん!」
自分が登校拒否の子供みたいに思う。

八時ころから机にうつ伏して寝ている。
一時間ほど眠るとようやく眠気が消える。

一五時八分より光ヶ丘公園を四七分ジョギング。
空は雲が厚く、でも風で雲が目まぐるしく流れて青空が見えたり見えなかったり慌ただしい。
あぶらだこのアルバム『あぶらだこ (木盤)』を聴きながら走る。
実家にもある。
あぶらだこの中では一番わかりやすい。

一七時から二一時まで四コマ漫画作成作業。
二三時就寝。
 

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【日記】18年12月04日(火) 体重65.2kg

九時起床。

デスクトップパソコンの調子が悪く、ずっと格闘している。
いろいろ試した挙げ句、昼間の漫画関係実働時間一時間。

一四時五六分より光ヶ丘公園を四七分ジョギング。
部屋にこもっているときは気づかなかったけど、昼過ぎジョギングに出たら気温は二三度、長袖をまくっても汗まみれ。
半袖で出たらよかった。
生暖かい風が強く吹き、枯れ葉がみぞれのように地面に落ちていく。
公園の舗道には枯れ葉がうず高く積もっている。
秋になって彩り鮮やかな葉をまとっていた桜の樹々が、枯れ木みたいになって風で揺れている。
いとうせいこうのアルバム『Mess/Age』を聴きながら走る。

「高輪ゲートウェイ」を駅名にする理屈がわからん。
だったら新宿アルタの前に駅があるんだから「新宿」駅ではなく「新宿アルタ前」駅でいいし、「池袋」駅だって「池袋サンシャインシティ」駅でええやん。
もっと言うと高輪にゲートウェイがあるわけじゃないし、何なん! もう何でもええやん。
何より三六通も、駅名に「高輪ゲートウェイ」という応募があったことに驚く。

一八時から四コマ漫画作成。
集中できず遅れに遅れ二二時頃過ぎようやく完成、午前〇時就寝。
 

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