こんな映画を観た!」カテゴリーアーカイブ

映画の見方がわからない人が感想を書いています。ばんばんネタバレしていきますよ〜!
フェイバリット映画は『遊星からの物体X』。
時々アニメやドラマやドキュメンタリーの感想も入ります。
(特に記載がない場合はDVDでの鑑賞です)

【映画】『アンセイン〜狂気の真実〜』

ソダーバーグ監督って時々やらかすよね。監督復帰作『ローガン・ラッキー』で唸らされたあとこの映画を観ると、どう観たらいいのかわからない。
意味ありげだけど退屈なシーンが続き、
でもあのソダーバーグ監督だからただ凡庸な演出であるわけがない……あ、やっぱり怖い……でも普通?がせめぎ合って、捻るのか捻らないのかと思わせて捻らない展開が続いて最後は……う〜ん! 

全編iPhoneで撮影したのが売りだがスマホ撮影ならではの内容ではないからそれも混乱する要素のひとつ。

【映画】『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』

ヴィルヌーヴ監督の演出の素晴らしさが光る前作を再確認したあとに観ると、そういう繊細さはないけれど、キャラクター映画としてはこっちのほうが断トツにエモくてよかった。
デル・トロはもはや人間を超えたヒーローだった。
いや、ヒーローと言うよりキリストと言うべきか。

【映画】『ボヘミアン・ラプソディ』

クィーンは普通に好きで、「キラー・クイーン」「シアー・ハート・アタック」「アナザーワン・バイツァ・ダスト」どの曲もこよなく愛するのだが、フレディ・マーキュリー死後に聴き始めたので曲として思い入れがあっても、クイーンが活躍していた当時のリアルタイムに思い出がリンクしているわけではない。
いつもガラガラでそれが僕的には心地よいけれど「経営的に大丈夫なんかな!?」と心配していた僕がよく行く映画館……『ボヘミアン・ラプソディ』はほぼ満員だった!
ほとんどが僕より世代が上の五〇代以上の中高年だった。
ブライアン・シンガー監督は感心しないこともあるけど総じて映画づくりが巧みな人で、クィーンの人となりを殆ど知らない僕でも涙ちょちょ切れる素晴らしい出来の映画だった。
フレディ・マーキュリーがエイズで余命幾ばくもないことを親しい人に告白するシーン(これはネタバレというより僕でも知ってるレベルの事実)で僕は泣きじゃくって椅子から崩れ落ちるほどだったのだが、横に座っていたおばさんはポーカーフェイス。
なのにフレディが熱唱するシーンの要所要所でおばさんは涙を拭っていた。
きっと、リアルタイムで観ていた世代は多分音楽を通して自分の人生を振り返ったそれが感動ポイントになっているんだろうなあ……

【映画】『スカイスクレイパー』:ユナイテッド・シネマとしまえんIMAXシアターで鑑賞

IMAXシアターの広い館内で座ってたのが僕だけ!
ドウェイン・ジョンソンが世界一高いビルの上階から足を滑らせて落ちかけて悲鳴を上げても、腕に刺さった鉄片を見て飛び上がっても、誰からも文句言われなくてよかった。

そういえばドウェイン・ジョンソン嫁役で出演のネーブ・キャンベルを久しぶりに観た。
前に観たときはティーンの役だったのに、二〇年ぶりに映画館で観たら皺だらけのおばさんになっていて、そういや僕も前に観たときは学生の頃だったからそんなもんか〜と思って感慨深かった。

【映画】『散歩する侵略者』

日本映画をあまり観ないので、本作が初めて観た黒沢清監督の映画。
相性は最悪。腹が立ってずっと
「何でやねん!」「そこは放ったらかしかい!」
ずっと画面に向かって毒づいていた。
マシンガンで撃たれた弾着は雑だし、侵略者は散歩してないし、車にはねられた登場人物放ったらかしで話が進むし、爆弾が落ちても地面がえぐられず煙が流れているだけ、何なん、何なん!?  ここのリアリティは低いけどここは高い、その落差がよくわからない。日本映画が合わないのか黒沢清氏が合わないのか……思い起こせば僕の去年ワースト映画『太陽』も『散歩する侵略者』と同じ原作者の前川知大氏なので、氏が僕に合わないのか。
怒髪天つくぐらい怒ったまま寝て、今朝夢に見てうなされてしまった。映画と同じようなUFOがヒュンヒュン飛んできて自分の悲鳴で目を覚ました。何だ影響受けてんじゃん俺。

【映画】『グッバイ・クリストファー・ロビン』

くまのプーさんの登場人物であるクリストファー・ロビンは原作者ミルンの実在する息子だった。有名になりすぎたロビンは学校で過酷ないじめを受け……う〜んこれは僕の観たくなかったプーさんにまつわる話だ。
プーさんを見る目が変わる。

いま「くまのプーさん」原作を読んでいる最中なのに、どうしても映画中の階段から突き落とされていじめられてるロビンが頭に浮かんでしまう。
プーさんの挿絵に描かれた幸せそうなロビンも数年後には……と思ったら楽しくなくなってくる。

にしても、この映画の暴力的なまでのハッピーエンドはなんだ。
帰ってきたロビンを見て、彼の家族ともども僕も涙を流したけれど………こんなん泣くに決まってるけど……「涙強盗」に涙を強要されているみたいで納得がいかない。
お互い理解できなかった別れから、もう少しプラスアルファが欲しかった。

【映画】『イコライザー』

四年前の公開時に観たときもそれなりに楽しめたけれども、いま観直すとなお面白い。
前半の展開はけっしてスピーディーではないが時間をかけた人物描写は愛おしく、クロエ・モレッツの台詞にはグッとくる。
何よりも銃や武器を持って戦うのでなく、その場の状況に即してあるものを使い工夫して戦うのがいい。冒頭から最後までその工夫で勝つパターンが持続していたのは素晴らしい。
アメリカ映画のアクション大作の成功しているパターンは、クライマックスの戦いで、ほんのちょっとした機転やアイデアが相手を上回っていたことが主人公の勝因だった……それが表現できているものだと僕は思っていて(先週観た『ダーク・タワー』もいまどき珍しいB級映画だったけど、この点はちゃんとクリアできていた)、日本の漫画にありがちな勝因は根性や血筋や運命というパターンは、展開として燃えるけど思考停止になってしまうから好きではない。
翻って『イコライザー』は、アメリカ社会でマイノリティーである黒人が何の後ろ盾もなく身体一つとアイデアで相手を成敗していく……カッコよすぎる。

【映画】『ダーク・タワー』

スティーブン・キングが三〇年に渡り全一六巻七二〇〇ページに渡って描いた物語を、わずか九八分で表現しきるなんてすごい!  
と期待してレンタルしてみたら本当にただ単にダイジェストだった。
逆に割り切り方がすごいわ。

一〇年前、物語の『ダーク・タワー』を旅先に持っていって沖縄の離島で読んでたんだけど、真夜中、島を一人で散歩していると燈台から光線が真っ暗な水平線に向かって伸びていて、それが物語上のダーク・タワーに向かって伸びるビームみたいな光景で、ダーク・タワーを思い出すといつもその絵が浮かぶ。

ああ、いいことも書いておこう。
クライマックスのガンアクションは創意工夫がちゃんとあってよかった。

【映画】『アンロック/陰謀のコード』

何も期待せずに新作だといこうとだけで借りて観たら、思いがけず面白かった! 
次から次へと裏切りが続き、誰が主人公の本当の味方かわからなくなってくる。
ここまで行くとフィリップ・K・ディックの小説の中の悪夢世界みたいだ。

そういえばオーランド・ブルームを久しぶりに観た(端役で出演)。
初めて彼を映画館で観たとき
「ファンタジー世界から抜け出した本物のエルフみたい!」
と僕と同伴していた女性がうっとりしていて、僕は「けっ!」と思ったものだが、今の彼はヒョロヒョロしわくちゃタレ目の冴えない中年男で、犬を混ぜたフランケンシュタインの怪物みたいだった。

【映画】『プーと大人になった僕』ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

くまのプーさんが大人になった少年(ユアン・マクレガー)に会いに来る話なのだが、冒頭から泣けて泣けて仕方なかった。
大人になったユアンにとってプーは邪魔でしかたがなく邪険に当たりちらす。
プーの言う「何にもないことをする」なんて仕事や日々のことが忙しくて出来ない。

僕は大学ぐらいまでは子供の延長線上だったから、その頃ならきっと子供目線でユアンのことを「何でプーの気持ちわからないんだ!」ってイライラしたんだろうな。
そういや一〇代のとき『トトロ』を観て「何でネコバスみんな見えないんだよ!」ってイライラしてたんだけど、二〇年以上ぶりに最近『トトロ』観たら、誰もネコバスが見えないのを「そら見えんわな」と当然のように思っている自分に愕然とした。

プーさんって子供のイマジナリーフレンドなのな。
小さい頃僕んちは貧乏だったから人形とかおもちゃを買ってもらえなかった。
ハサミがバルタン星人でセロテープはライバルのセロテラマンのつもりで、鉛筆とか消しゴムとかと戦わせていた。
家にあるもの全部が僕のドラマの登場人物だった。
お風呂ではお湯をかき回す棒とか洗面器と戦った。
下半身(ちんこをひっくり返し両金玉を両目に見立ててハエ男という設定)とも戦った……ああもうあのハエ男と戦わなくなって四〇年近く経つよ。
そんなことを考えたら僕もこの映画のユアンと同じや!
ごめんハエ男!
と映画観ながら泣いて泣いて涙を拭った長袖がビチョビチョ。
僕にとって『ハエ男と大人になった僕』のお話でした。

 

【映画】『カニーニとカニーノ』ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

スタジオポノックの短編映画。
登場人物はカニばかり。カニーニとカニーノは兄弟。
カニだからということか、自分の名前しか喋らない。
カニーニ「カニーニ?」
カニーノ「カニーノ!」
カニーニ「カニーニ!!」
カニーノ「カニーノ、カニーノ!」
だけで話が進む。

大阪出身だから間寛平氏のギャグばかり浮かんでしまうカニーノ!

【映画】『アントマン』

明日『アントマン&ワスプ』観に行くための予習で上映当時以来、久しぶりの鑑賞。
『アイアンマン』とプロットがほぼ同じ、定番の王道展開だった。
やっぱ第一回目はこのぐらいにしないと情報量が多いから整理できなくなるよな。

しかし普通に考えたらハリウッド大作映画でアリの話って……何か凄い。

【映画】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

岩井俊二版を鑑賞。一三歳の奥菜恵氏の魅力的な立ち居振る舞いみずみずしさと裏腹の圧倒的な大根ぶりに圧倒される。
その大根と引っ掛けて大根仁氏を映画アニメ版の脚本に呼んできたのかと邪推。

子役たちはもちろん脇を固める大人たち(若き?日の蛭子能収氏も)やこの映画で言及される事象のいくつかは二五年の経年変化で意味合いが完全に変わり……映画そのものの時間の切り取り方もそうだけれども、九三年バブル直後の二度と戻ってこないあの空気感が泣けてくる。

【映画】『ジュマンジ』

この映画の情報を見すぎてもう鑑賞したつもりでいたけど、まだ観ていなかった。
九五年公開だったのか……最近のつもりだったけど僕がまだ学生時代だからはるか前だ。CMで流れた映像が有名で、ジェラシック・パークもすごかったけどこれは毛のあるものが動いているからさらにCGが進化した!
ってのが売りだったけ。

小学生ぐらいのヒロインがかわいくて、でも見覚えがあってキルスティン・ダンストの子供?かと思ったら本人だった。先月観た『ドリーム』で嫌な中年上司(美人でもない)を演じてたのを思い出し、そのギャップで画面を見入ってしまう。そういえば一五年前『スパイダーマン』を映画館で観たとき、「今まで観た映画の中で一番ブスなヒロインや〜!」と大騒ぎしたっけ。
それらに比べれば子役時代のキルスティン・ダンストは顔のかどが目立たなくて可愛い。そして彼女の魅力は見た目の可愛いさよりも仕草や雰囲気なのだとより実感。

CGで大暴れする動物の色が背景と比べてくすんでいて
「CGなのに色が古くなるってことがあるの?」
と驚く。

観ながら当時の僕が何でこの映画を観なかったのか思い出した。ロビン・ウィリアムズの顔芸が嫌いだったんだ。

【映画】『レッド・ドーン』

北朝鮮がアメリカを占領する映画。山に逃げた子どもたちがレジスタンスに立ち上がる。
あらすじだけ聞くと馬鹿みたいだが意外とよく出来ていてビックリだ。キャラもちゃんと描けているし葛藤もある。なのに敵が北朝鮮というだけでバカっぽくなる。

キャストも豪華。主人公は『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース。この映画はアベンジャーズが大ヒットした年に公開されている。旬だ。クリスは休暇中に故郷に戻った軍人で、子どもたちを率いるリーダーとして厳しい選択を迫られる。渋い役割。なのに敵が北朝鮮というだけでバカっぽくなる。

そもそもがジョン・ミリアスの映画『若き勇者たち』のリメイクだったのか。一九八四年当時はソ連を中心とした共産勢力がアメリカを攻撃することにリアリティがあったけど、今作はよりによって北朝鮮だからな。問題あったにしろ悪役を中国から北朝鮮に作り直すぐらいだったら破棄したらよかったのに。

【映画】『GHOST IN THE SHELL』ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

う〜ん言うほど悪くないけどな〜これが『攻殻機動隊』を原作としている映画でなくて八〇年代に発表されていたら画期的な作品だったに違いないのに三〇年遅れで勿体ない!

主人公が自分の名前をうまく発音できず「モト〜コゥ〜」って言うとこは受けた。

タイトルを変えて別の映画として原案程度に(『エイリアン』における「宇宙船ビーグル号』のように)『GHOST IN THE SHELL』を使えばよかったのに、日本のあれをハリウッドで映画化!みたいな感じだから昨日の映画館でも観客が失笑の嵐だったのだ。

ビートたけしだけ日本語を話す理由を(あくまで映画の世界観の中で)考えていたら眠れなかった。

たけしは命じられたことを完璧にこなしていたと思う。
演出とキャスト選びが悪すぎる。
スカーレット・ヨハンソンだって鼻声の猫背ぽっちゃりの役だったらドンピシャあってたのに、スタイリッシュなサイボーグ役を演じさせるんだもんな〜ミスキャストだ。