【映画】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

朝イチで八時から観に行って映画館は満員だった。
スパイダーマンといえば僕にとって石ノ森章太郎原作の特撮スパイダーマンが印象強いのだけれど、それがまたダサかった。巨大ロボットでモンスター教授と戦う。「勘弁してくれ〜」という感じ。

だけど二〇〇二年のサムライミ版スパイダーマンは衝撃的だった。ぶら〜んって糸でぶら下がっていただけのスパイダーマンが、ビル街を空を飛ぶように移動する、映像の格好よさ。ヒロインが可愛くないところを除いて完璧だった。

一番最近にリブートされたスパイダーマンは一作目から過去最高レベルで「もうこれ以上のないやろ〜」と思ってたら更に二作目が面白く、今日の三作目はリブート後どころかこの二〇年間のスパイダーマン映画の総決算とも言える内容。

今回は一人で観に行ったけど、リブートされる毎、そのとき誰かと映画を観に行っていたときのこと、思い出とスパイダーマンを重ね合わせ、何処かで分岐したマルチバースの自分のその後を思い、泣けて泣けて仕方なかった。ずっと涙をぬぐいながら観ていた。今年一番泣いた映画。