映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』

今週末の予習のため歴代スター・ウォーズを復習。
いま思えば、新三部作(プリクエル・トリロジー)のほうがよっぽどスター・ウォーズだった。

現在進行中の続三部作は「らしさ」で繋いでいるけれど、スター・ウォーズの二次創作みたいで言語化できない本質的な何かが欠けているように思える。
ルーカスの演出が達者でないところがよかった……とまでは言わないけれど、あれは紛れもなく作家性であり個性で空気感だった。作家性で起こるぶれが少なくなり、個性が薄まりスタイリッシュになったことで手作り感が消え、ビデオ(既製品)っぽくなっている。

まあエピソード7は連続した続きものだし、観客に気を遣って旧三部作をなぞるところから始めなければならないから、極端に逸脱した展開ができないのかもしれないけれど。
関係各位に対する配慮の見え隠れが、スター・ウォーズの幅をかえって狭くしているような。

ジャージャービンクスが懐かしい。