【映画】『北北西に進路を取れ』

最近よく観ることの多いヒッチコック映画。
既視感のある演出が続くのだが、おそらくこういうものの元祖がヒッチコック映画で、その演出の影響を後世の映画が影響を受けているということなのだろう。
基本、乗車しているシーンの窓の外の風景が合成なのだが(昔のカメラは大きかったから車内にカメラを持ち込むわけにはいかなかった)、解像度が低く安っぽく、車で逃走するドリフの泥棒コントのパロディみたいだった。
実際は逆で、ドリフのコントがこういうもののパロディなのだろうけれど。

架空のスパイに間違えられた主人公が事件に巻き込まれていく話なのだが、
ヒッチコック映画が裏に裏に……展開していくことが常だから、主人公が本当に間違えられているのか、間違えられているふりをしているスパイなのか、
種明かしされるまでよくわからなかった。