朝食、ジャガイモとベーコンのバター炒め、サツマイモ、アスパラベーコンのおひたし、タコとセロリと玉ネギのマリネのせソーセージとトマトとサラダ菜のサラダ。
昼食、ハッシュドビーフ、鶏胸肉の梅肉炒め、チーズとマッシュポテトと豚ひき肉のグラタン、シソとサーモンとアボカドとソーセージとレタスのサラダ。
夕食、豆乳にフルーツグラノーラ。
朝起きることができず、八時近くまで布団の中で潜ったまま。
寝室から仕事部屋へ移動しても身動きができず、ずっと机の前で震えている。
ひどい鬱。
昼間から一人酒を飲み(五〇ミリリットルぐらいのサングリア)泥酔、部屋を転がって暴れたあと疲れ果て眠りに落ちる。
二三時就寝。
◇
こんな映画を観た! 14年10月28日
【映画】『フルメタル・ジャケット』:DVDで鑑賞。
こんな本を読んだ! 14年10月28日
【本】『3時間でわかる「クラシック音楽」入門』中川右介
以前からそれなりに好きだったプログレをこの二年かけて本格的に聴きこんでみた。
ショップやAmazonやTunesでダウンロードしたりで入手して聴きに聴いた数千曲。
毎日新しいアルバムを聴きながらジョギングしている。
聴きこむとプログレの中でも好きな曲と嫌いな曲があり、その傾向をみると僕は比較的クラシックの影響が多いものが好きなようだ。
もともとクラシックはそれなりに聴いていて、今現在でiTunesに登録しているものは全部で四八七六曲、主にバッハなど宗教音楽中心だが、プログレを聴きながら自分の好きな傾向をより掘り下げていくために
読むぶんにはちょうどいい感じの情報の入った本だった。
クラシックを聴く方法論はいくつかあるらしい。
●クラシックの代表曲を流れで聴く。
●作曲家を掘り下げる。
●指揮者を掘り下げる。
●同じ曲を指揮者で聴き比べる。
後者ほどマニア度が増していくとのことだが、自分は全部ゆるやかに当てはまる。
それなりの流れでクラシックは聴いているが、「マタイ受難曲」に関しては相当数聴き比べている。
その自分が一番好きなマタイ受難曲が一般的にはあまりおすすめでないとの記述に、あ〜自分はいつもこんな感じって思う。
ベトナム人娼婦のワッサワサのワキ毛にビンビン!
恋愛要素のない『愛と青春の旅立ち』。
前半、内面を描写することなく罵倒だけを執拗に映され続けると観ているこちらまで軽い洗脳状態になり、「ちゃんと動け糞豚!」と太っているやつに向かってハートマン軍曹と一緒に罵ってしまう。
それにしてもハートマン軍曹の語彙が豊富すぎる。
本当にあんな風な教え方をしているなら、あれこそ芸であってスキルだ。
訓練キャンプで執拗に自我/人間性を削ぎ落とすことを要求されるのに、戦場では意外と自由奔放に行動して上司のいうことに従わなくても罰せられることのない不思議。
ハートマン軍曹中心のエピソードで終わってもよかったのではないか。
後半とうまくつながっていないように思える。
五時起床。
八時近くまで何もする気が起こらず、机の前でボーっとしている。
こんなことをしている場合じゃない!と焦れば焦るほど自縄自縛。
精神状態が今年最悪に近い。
午前中、駅前のショッピングモールで買い物。
一六時二〇分より公園を一八分ジョギング。
夕暮れ。透き通った空。
橙色に染まる団地の壁。
行き交う人々、流れ行く時間。
Pink Floydのアルバム「Atom Heart Mother」を聴きながら走る。
表題曲、何度聞いてもかっこいい。
素敵すぎてアルコールを飲んだわけでもないのに酩酊状態、空を浮かぶように走る。
二三時就寝。
◇
こんな映画を観た! 14年10月29日
【映画】『或る夜の出来事』:DVDで鑑賞。
五時起床。
六時五一分より公園を三四分ジョギング。
朝の公園、日差しは木々の隙間に突き刺さる無数の光の棒。
Pink Floydのアルバム「Meddle」を聴きながら走る。
ラスト曲、二三分を超す大作「Echoes」……し、しぶい。
ゆあーんゆよーんゆやゆよんと歪められて反響するこだま。
あまりにも曲が長すぎていつも最後の方は集中力が途切れてしまう。
漫画を描くことに集中できないので、積読中だった本を読むことにする。
二三時就寝。
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こんな映画を観た! 14年10月30日
【映画】『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』:DVDで鑑賞。
こんな本を読んだ! 14年10月30日
【本】『毎日がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵
【本】『失踪日記2 アル中病棟』吾妻ひでお
【本】『銀河パトロール ジャコ』鳥山明
【本】『デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス』ヴィクター・ギシュラー(原作) ボン・ダゾ (画)
再生能力を持つアメコミ主人公がパラレルワールドでゾンビ化した自分の首から上と一緒に、いろんな世界を旅する。
自分が漫画のキャラクターだということがわかっているというメタフィクション設定なのだがそれが漫画内で主人公の能力と何も結びついていない。
ただ単にそういうお遊びなだけ。
「おい、こっち見んな!」とか読者に話しかけてくるだけ。
木多康昭氏のほうがよっぽどメタ構造のヒーローを描いているよ!
日本の元祖メタフィクション作家筒井康隆氏が原作を書いたらもっとメタな能力のお遊びを描くことができたかもしれないのに。
絵や漫画表現のみならず出版の枠組みなどを利用して戦っていただきたい。
絵はアメコミっぽいのに群衆などにどこか牧歌的な部分もあったりして憎めない。
僕的にはかなり好み。
ペン入れからパソコンで仕上げたフルデジタル原稿と思われる。
デジタルのよい所わるい所両方が散見できる。
デジタルのよい所
1:拡大縮小を繰り返すことによって、細かい部分を限界まで描くことができる。
2:トーンを貼ることが楽。
3:テクノロジーに対する興味、新しい表現ができる
デジタルのわるい所
1:拡大縮小を繰り返すことによって、線の強弱がコントロールしにくい。線の不統一がどうしても目立つ。
2:トーンを貼りすぎてしまう。
3:手軽で効果を上げる技法(写真の背景加工など)を多くの人が集中的に行うため、似たような作品になりがち。
アナログなら簡単にできるペンの表現にやや難がある(抜きが綺麗に出ない、線がよれよれになる)。
筆を使ったタッチ、マチエール(素材・材質によってつくり出される美術的効果)を使った表現をパソコン上で行うことは困難。
年配の漫画家さんが老眼で遠ざかった原稿描きに、絵を描きながら拡大縮小できるのでデジタル化することによって復帰している向きもあると聞く。
悪いことばかりでもないようだ。
物語の構造自体は『COWA!』『SAND LAND』と似ている。
トラウマを抱え世捨て人となっている男が、若くて向こう見ずな異人種と力を合わせ大事件を解決、トラウマを乗り越える。異人種は故郷に戻る。男は元いた場所にとどまるが、事件を通じて社会とのつながりが少しだけできる。
地味だが面白い。
しかしもはや自分は鳥山明氏に関しては小さい頃からの思い入れ懐かし補正が強すぎて純粋に読むことができない……
漫画表現的としては全体的にストイック。
構図は斜め上、横、バストアップ(顔のアップはなし)。
陰影を重ねたりなどの劇画的表現はほぼ使わない。
読者がストレスにならないようわかりにくい部分に極力説明を入れる。
図や文章、場合によってはエピソードを挿入したり、そういう心理描写だけでない情報の積み重ねが強い閉塞感を醸し出している。
そのためか私小説的な内容にも関わらず、ルポルタージュ的な意味合いも持っている。
その両方分け難い奇跡のようなバランスで作られた漫画だ。
ここで描かれる精神病院にもヒエラルキーがあり、人間関係の苦手な自分からするとそこに行っても適応できなさそうで、生きることってこんなに厳しいことなのかと暗澹たる思い。
全てが緩い。
主人公がアニメなのにハードボイルドな雰囲気を失わず、リアリティを追求した『ロジャー・ラビット』の志高さに比べ、
こちらはアヒル型宇宙人である設定に無理がある主人公に合わせて物語全体のリアリティラインを下げるという暴挙、とんでもない悲惨な事態を招いてしまっている。
どう見てもぬいぐるみなのに、みんな大げさに驚き、学者は新種の生物だ!と大騒ぎする割には、
バンド活動しているヒロインがライブで「新しいマネージャーにこの曲を捧げます」……アヒル型宇宙人の目立つ格好のほうがマネージャーであることは案外みんな普通に受け入れてるし。
ここがオッケーでここはダメ、っていう基準がバラバラでちっとも笑えない。
「違法侵入エイリアン罪で逮捕する!」で大失笑!