【本】『デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス』ヴィクター・ギシュラー(原作) ボン・ダゾ (画)

再生能力を持つアメコミ主人公がパラレルワールドでゾンビ化した自分の首から上と一緒に、いろんな世界を旅する。
自分が漫画のキャラクターだということがわかっているというメタフィクション設定なのだがそれが漫画内で主人公の能力と何も結びついていない。
ただ単にそういうお遊びなだけ。
「おい、こっち見んな!」とか読者に話しかけてくるだけ。
木多康昭氏のほうがよっぽどメタ構造のヒーローを描いているよ!

日本の元祖メタフィクション作家筒井康隆氏が原作を書いたらもっとメタな能力のお遊びを描くことができたかもしれないのに。
絵や漫画表現のみならず出版の枠組みなどを利用して戦っていただきたい。

絵はアメコミっぽいのに群衆などにどこか牧歌的な部分もあったりして憎めない。
僕的にはかなり好み。

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