ひょんなことからハリーは魔法学校対抗試合に参加することになるが、気が進まない。
実はその裏では「あの人」が復活のため暗躍していたのだった……という話。
ここまで進むと、『ハリー・ポッター』シリーズの共通する法則が見えてくる。
「誰かが悪いことをしようとしてることが冒頭で明示されるが、物語の中で一番怪しい人がその誰かではなく、無害そうな人が実は犯人なのだ」の法則。
思いがけずクジでハリーが対抗試合に選抜されるところから物語は始まる。
また受動的にハリーが事件に巻き込まれるのか、とうんざりする。
相変わらず、対抗試合の中でハリーがあきらかにタイムオーバーなのにそれを誰も突っ込まず高得点をとったり、先生はえこひいきに過ぎる。
ハリーは危機を脱するとき、血のつながりや彼にだけ与えられた特別なものが事態を好転させる。
ハリー自身は努力するわけでもないし、機転も利かせない。
……観ていてモヤモヤする。