【本】『羊たちの沈黙』トマス・ハリス

手詰まりになった連続殺人事件を、収監されている精神科医の殺人犯レクター博士のヒントでFBI訓練生のクラリスが推理していく……

先日映画版を観たので、どういう風にこの五〇〇ページの小説を映画にしたのか確認するため二〇年ぶりに再読。

おそろしく現実感があり、現実世界を再現したかのごとく街、人物、出来事が物語の中に配置されている。
新聞に書かれた記事のような情報の精度……著者は記者、レポーター、編集者の経歴があるという。
が、この物語のキモはクラリスとレクター教授というキャラクターであり、キャラものなのだ。

文章に味わいを求めるというより、新聞の事実の向こう側の現実に思いを馳せるように読む書籍だった。

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