【映画】『ミスティック・リバー』

三人の少年は幼なじみ、ある日目の前で見知らぬ大人に一人が誘拐されてしまうが、その場に残る二人は助けることができず見ているだけだった。
幸い、誘拐された少年は逃げ出すことに成功したが、それ以来三人は疎遠になる。
それから数十年、彼らの街である殺人事件が起こり、三人はふたたび運命の渦に巻き込まれていく……という話。

クリント・イーストウッド氏の映画は、僕みたいな映画の素人には優しくない。

人間関係の相関図をメモしながら観ている。
おそらく手元に何もなかったら、僕は内容を理解することが困難だったろう。

一時間経っても物語の核心に至らず、イライラする。

ショーン・ペン主演の映画で、名前がショーンというケビン・ベーコン演じる刑事が出てくることも混乱する原因のひとつ。
ショーン・ペンの役名をショーンにすべき!
それができないなら、この映画を観た観客が混乱しないようショーン・ペン自身が改名するというのも手だと思う。

二時間でやっと物語の核心に至る。

結論としては考えさせられる作品で大変面白かったのだけれども、欲を言うなら、もう少し映画の素人にもわかりやすく作っていただけたらありがたかった。