【本】『まっすぐ天へ』的場健 金子隆一(監修)

国でなく民間で、宇宙エレベーター建設に懸ける男達を描いた漫画。
兄弟で宇宙を目指す点、宇宙兄弟に似ていると言えなくもないが、扱う題材がちょっとマイナーなのと抑え気味の演出が明暗を分けたのだろうか。
物語が半ばで終わっていることが非常に残念!

今までいろんな漫画を見てきたが、耳の中を描かない表現で描く作家を初めて見た。
描線でなくベタで陰影を表現する絵柄なので、光が強く照らすことによってコントラストが上がって耳の陰影は消えてしまうという解釈なのだろうか。
ほかの漫画も読んで確認してみよう。

前述のように陰影をベタで形をとって描く硬い絵柄なのに、漫画として動きがある。
相当デッサン力がないとできない。