【本:漫画】『へうげもの(1~8)文庫』山田芳裕

弱肉強食度が有史以来もっとも高い戦国時代において、強さでない、価値観を別に求める強さという、価値転換に素直に感心。
連載開始直後に二巻まで買ってからは中断していたので、もっと早く読めばよかったと後悔する。
ラスト、まだ物語の途中なのにブツッと切れるように終わる。
いわゆる漫画の終わらせ方という既成概念にとらわれない衝撃的なラストに茫然とする。
しかし後で調べてみると、文庫本が出た段階では全八巻と書いていたのだが、連載はまだそれと関係なく続いているみたいで全然完結していなかった……
前衛的な表現を駆使するから、ラストもそういう感じで終わらせたのかと思った!