【本】『脳に効く「睡眠学」』宮崎総一郎

冒頭から滋賀医大の「睡眠学」を推している。

メラトニンは睡眠を促す効果のほか、性的成熟を抑制するはたらきもある。北極圏のエスキモーは昔、冬場に月経が止まっていた。春に生まれる子供が多くなるので生き残る確率が高くなる。
メラトニンには抗癌の作用もある。先進国で夜間に働いている女性の乳ガン率、発展途上国の四倍。
メラロニンはトリプトファンで作られる。
トリプトファンの多い食材は、納豆など大豆加工食品、乳製品、ナッツ、魚、肉、鶏卵、バナナ……朝食で摂取することが夜のメラロニン分泌に最適。

メモ:
●学習の後になるべく早く睡眠をとる。その後に気分転換にテレビを観たりすると忘れてしまう。

●夜に明るい画面を見ていると交感神経が刺激されてしまう。

●仮眠を一五分以上とらない。

●昼寝は二時から四時の間を狙う。逆に一九時から二一時の間はもっとも交感神経が活性化しているので眠れないし、眠っては駄目。

●寝る二時間以内の時間に激しい運動をすると眠りを妨げられる。

●夜遅く食事を摂ると体温が上がり、睡眠を阻害する。

『睡眠の質を高める七つの習慣』
1:「眠る時間」より「起きる時間」にこだわる

2:部屋のカーテンを一〇センチ開けて眠る

3:朝食と昼食を一日のスケジュールから外さない

4:テレビニュースは朝に見る

5:夜遅い食事は少なめに摂る

6:眠たくなってからベッドに入る
(※睡眠薬を飲んだ場合には、すぐに床に入る)

7:それでも眠れないときは、軽いストレッチ