【本】伊吹有喜『犬がいた季節』

どの短編も甘く切ない青春の記憶。僕は第二話の二人とほぼ同じ世代。
高校生活、美大受験をした経験、そのあと教育実習にいったことなど重ね合わせる。
しかし似ているのはここまで。
こんな甘酸っぱく切ない恋模様の経験などしたことなく、犬も苦手なのに、我がことのように感情移入して何度も何度も涙を流してしまった。