日別アーカイブ: 2014年6月6日

【映画】『マラヴィータ』

元マフィアの一家がフランスの片田舎に引っ越してくるドタバタを描いている。イメージとしては永井豪氏『あばしり一家』。
ソツなくまとめている。
キャラクターは過剰だが行き過ぎてはいず、時折設定がひっくり返るが破綻しない程度に抑えている。
説明がなかったことは後で誰かが説明してくれるので、行間を読まなくていいから楽。
近所の上映会のシーンは笑った。ロバート・デ・ニーロが主役でスコセッシが製作だからできる遊び。
逆に言うと予定調和すぎて大きなカタルシスに欠ける、記憶に残らないが楽しい印象だけはあるヨーロッパ・コープいつも通りの製作映画だった。

【本】『アトムキャット』手塚治虫

あとがきにて、世の中リメイクブームなのでそれに乗っかろうと思い『鉄腕アトム』をリメイクしてみましたとのこと。
現在、ハリウッドでもリメイクブームで、日本の漫画業界も昔懐かしの続編が盛んに作られているから、きっとこういう周期(あるいは雰囲気)が定期的にあったのだろうな、と思う。
『Dr.スランプ』のターボくんみたく、交通事故に遭った猫を宇宙人が鉄腕アトムのように改造するという他愛のない内容。

ちょっと面白かったのは、空をとぶことをなじられたアトムキャットが「ゾウが空とぶ時代じゃんか」と抗弁するシーン。
ゾウが空とぶ時代なんかあったことがないし、ディズニーの『ダンボ』のことならそれは一九四〇年代の映画だ!

【本】『どついたれ(全2)』手塚治虫

手塚氏の自伝的漫画の一つ。手塚氏以外のキャラクターもはっきりとしたモデルがいるらしい。
大阪大空襲の焼け野原から大阪を舞台に、手塚氏と彼に邂逅した男たちが戦後どう生きていくかを描こうとしたもの、読者の反応が芳しくないため途中で未完に終わっている。これから面白くなりそうなところでバッサリ終わっている。逆に言うと退屈とまではいわないが、この時点では面白くなりそうな取っ掛かりだけしかない。
この作品が幸せな形で完結することによって、その先に凄みのある私小説的作品を手塚氏がいくつも手掛けることになったのではないかと思うと、未完で終わったことが悔しい。

【日記】14年06月06日 体重62.9kg

五時起床。
外は憂鬱な小雨が降り続いている。

朝食、チキンナゲット、ソーセージ、シソとサーモンとアボカドとトマトとルッコラとサラダ菜のサラダ。
昨夜からの体調不良が朝になっても続いている。
しんどくて何も集中できないので、頭痛薬を飲んでまた布団に潜る。
汗びっしょりで目が覚める。
二時間ほど眠ると少し体調が回復したみたいなので、机に向かうが、相変わらず何も集中できない。
昼食、青椒肉絲、豆腐と海藻とトマトとサラダ菜のサラダ。
父が明日上京するというので少し家を片付ける。
腹の具合がずっと悪くて夕食を食べることが出来ない。

DVDで、こんな映画を観た!
『マラヴィータ』

こんな本を読んだ!
『アトムキャット』手塚治虫
『ユニコ 小学一年生版』手塚治虫
『どついたれ(全2)』手塚治虫

本を読んでいると眠くなってきたので二二時四五分就寝。