日別アーカイブ: 2014年6月24日

【映画】『リンガー! 替え玉★選手権』

借金地獄に陥った主人公が知的障がい者たちによるスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス」に障害者のふりをして参加、優勝してひと儲けをたくらもうとするが……
本物の障害者が障害者役を演じていて、主人公は障害者を演じている演技をする、その構造が複雑すぎて混乱しそうになる。
クライマックス、この最低な主人公が主人公としての矜持を守る瞬間、こうならざるを得ないとわかっているとは言え、ほろ苦い。これはこういうパターンではなく守らなければならない物語の黄金率だ。
この映画で(主人公である)ジョニー・ノックスヴィルを初めて認識。ジャック・ニコルソンを若くしたのかと思った!

映画の中で直接言及されることがなかったのでタイトル中の「リンガー」の意味がわからず、いろいろ調べた挙句ようやく原題が『THE RINGER』でringerが「不正競技参加者、替え玉」の意味だということを知る。邦題がわかりにく過ぎる。そもそも主人公は不正競技参加者で、替え玉じゃない。

【本】『ワンサくん』手塚治虫

人間以外主人公のもの中心に集められた短篇集。
表題作『ワンサくん』は捨てイヌ、
『らびちゃん』は子ウサギ、
『とべとべるんちゃん』はプロペラ飛行機、
『ぽっかち』は泡の子供、
『海のトリトン』は海棲人類が主人公、アニメタイアップで「たのしい幼稚園」で連載されたもの。
『海のトリトン』を除き何でこんなものを主人公にしたのか首をひねるものばかり。手塚治虫漫画全集も三八〇巻目、そろそろ落穂拾いに入ってきたということだろうか。
特に『ぽっかち』、主人公が「泡」ってちょっとすごいと思う。何でよりによって池の奥底の泡を……手塚氏のことだから締め切りに追われてよく考えずに描いたと思うけれども。

【本】『火星博士』手塚治虫

表題作は一九四七年、手塚氏の長編描きおろし第二作目。この時期に描かれたものにしては読みやすい。
しかしラストは禁断の夢オチ、全集前期に収録された『新宝島』ではそれが気に入らないあまりに現代的になるよう描き直したというのに……この作品が全集前期に収録されなかった理由はそのためだろうか。もし存命で収録されるとわかったなら描き直したのだろうか。
併録作『大空魔王』に登場する主人公の少年型ロボット、頭がパカっと開いてプロペラが回り出すそのヴィジュアルに受ける。中に脳が入っていない!http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201201/column.html

【日記】14年06月24日 体重63.5kg

五時起床。
陰鬱な空。

朝食、豆乳にフルーツグラノーラ。
七時過ぎ、ジョギングに出ようとすると、雨が降り始める。
慌てて自宅に戻り、洗濯物を取り入れる。
しばらく土砂降り。
九時過ぎ、雨がやんだのでべじふるセンター練馬にて買い物。
ザックいっぱいに食材を入れて帰宅。
昼食、豚角煮、煮玉子とキノコ入りラーメン。
午後にまた豪雨、雷。
調布は雹で洪水になったとか。
資料整理だけで一日が過ぎていく。
夕食、ハヤシライス、鶏ムネカツ、タコと新タマネギのマリネのせトマトとベビーリーフのサラダ。

DVDでこんな映画を観た!
『リンガー! 替え玉★選手権』

こんな本を読んだ!
『火星博士』手塚治虫
『ワンサくん』手塚治虫

二二時就寝。