日別アーカイブ: 2014年6月5日

【日記】14年06月05日 体重62.7kg

五時起床。

曇天。気分はどんより。空気は冷たい。
五時六分より公園を四四分ジョギング。
Clearlightのアルバム「Les Contes Du Singe Fou」を聴きながら走る。
このミュージシャンは僕にとってハズレがない。
ヒステリックなまでに音階が高くなるピアノ音に身を委ねると、自然に走るスピードが上がる。そのスピードで……

朝食、豚ハツのにんにく炒めのネギかけ、トマトとサンチュのサラダ、豆腐、バームクーヘン。
漫画を描こうとするが、今日もその作業まで辿り着くことが出来なかった。

一一時半小雨の中外出。
一二時一五分よりユナイテッド・シネマとしまえんで、こんな映画を観た!
『X-MEN:フューチャー&パスト』

鑑賞後、雨が降ったり止んだりの不安定な空の下、練馬駅まで歩いて行く。
昼食、練馬駅前、濃菜麺 井の庄にて昼食、濃菜つけ麺 八二〇円。
帰宅、体調を崩して横になっている。
食欲が無く夕食を食べることができない。

こんな本を読んだ!
『グリンゴ(全3)』手塚治虫
『ブッキラによろしく(全2)』手塚治虫

手足が火照り、ジンジンと頭が痛い。
風邪の予兆を感じて頭痛薬を飲む。
二二時就寝。

【映画】 『X-MEN:フューチャー&パスト』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

人間によって作られた対ミュータント兵器センチネルによって、ミュータントが絶滅寸前の未来。
人の意識をタイムマシンのように遡らせる超能力を使いウルヴァリンを一九六〇年代へ向かわせ、センチネルの開発を止めさせようとする。
センチネルが宮崎アニメ定番の、飛行機から投下されるロボット兵器のよう。
『マトリックス』や『インセプション』と同じ、内面世界に侵入することによってこの世界に変化をもたらすタイプの物語。外面の危機と内面の危機がリンクしていくあたり、特に彷彿とさせる。

ブライアン・シンガーの映画で初めて面白い、と思った。

【本】『グリンゴ(全3)』手塚治虫

日本からはるか離れた異国の極限状況で「日本人とは何か」を問う。
抜群の面白さでジェットコースターのように物語が二転三転突き走る。
最後の六話ぶんは病室のベットで描かれたとのことだが、正直言って入院前後の絵柄や物語の変化が全くわからない。
冒頭から面白さのテンションが時間に比例して上昇する途中で、前兆もなくプツンと途切れる。手塚氏の死去による唐突な絶筆。
戦後漫画の成長とともに自ら進化し、しかも絶筆になった作品がさらに成長していく過程だった……手塚氏の存在そのものが人類の至宝なのだから、もっと自分を大切にして頻繁に健康診断を受けて欲しかった。

【本】『ブッキラによろしく(全2)』手塚治虫

テレビ局のスタジオに住み着いた妖怪ブッキラとダメアイドルのトロ子のドタバタ談、悪役を演じることが多いロックが珍しくいいもん(主人公たちを助けるキャラクター)として活躍。
残念ながら週刊少年誌で九話打ち切り。

一〇年以上前、ドキュメンタリー番組で手塚氏がこう語っていた。
「あと40年ぐらい書きますよ。アイデアだけはバーゲンセールしてもいいくらいあるんだ」
そのバーゲンで買ったアイデアが『ブッキラによろしく』だったらがっかりするなあ……

妖怪を主人公にテレビや芸能界など現代的な要素を入れ、いまの子供にはこういうものが受けるだろうと作ったら、子供だましに終わってしまった印象。