【本】アン・レッキー『叛逆航路』

感情移入して泣いてしまった。

人格を同期するという設定が前に出すぎて、社会学的な性差がないという設定が霞んでいる。
性差がないことで物語的のニュアンスや世界観には大きな影響を与えていることは間違いないけれども、(性差がないことで起こる)トリックや物語的な伏線が出てくるかと思いきや、そこは単なるSF的ガジェット(ネタ)以上のものはなかった。

そんな荒削りなところもあるけれど、エンタメの中に新しいSF要素を入れているところに好感が持てる。
今年暫定一番面白い!