【映画】『8 1/2』

大槻ケンヂ氏の初期の詩の世界みたいだった。おそらく逆で、大槻ケンヂ氏が影響を受けていたのだろうけど。

映画作りに難航していて、現実と夢の世界を行き来するかのような主人公の混乱は伝わってくるが、正直、理解できたとは言いがたい。
直接的な表現を使わず隠喩で描かれるシーンが多いということもあるが、馴れない白黒の画面、区別がつきにくい西洋人の顔、覚える前に登場する新しい名前……物語世界に入るより前にそれらが障壁になって混乱に輪をかける。

主人公の愛人の腋毛がチョロリン!と見え隠れするのがエロかわいかった。