備忘ログ」カテゴリーアーカイブ

あんなことこんなこと、本や映画や夢や食べ物のことなど、様々な日々の出来事を記ログしています。
数年前から物忘れがひどくなってきて、何でもかんでもメモしないと不安になってきました。
ここは僕の第二の大脳皮質、記憶を司る場所です。

【映画】『あなたを抱きしめる日まで』

物語というものは出来事をどう切り取とるか、ということだが、ノンフィクションは実際にあった出来事を演出以上に逸脱できないから物語の演出の手腕が問われる。

演出で描いていいことの制限があるが、そのぶん涙という点においては事実の重さで簡単に担保される。
それが実話の強みであり弱みであり……特に考えさせられたのがクライマックスの老シスターと主人公のやりとり。

僕は涙が止まらなかったのだが、物語の核心部分だけに、ここがどのくらいの真実かということで映画に感情移入する度合いが変わってくる。
これはどの程度演出されている事実なのだろうか?

単にここに描かれていることだけを受け止めて泣いていいのか、と一方で冷静に考えている自分もいるのだ。

【食】14年10月04日

朝食、鶏ささみと煮玉子とトマトとレタスのサラダ、ゴマ豆腐、豚ひき肉とマッシュポテトのグラタン 。

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昼食、豚ひき肉とマッシュポテトのグラタン 、トマトとソーセージとレタスのサラダ、焼き鮭、シソのせ鶏もも炒め。

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夕食、豆乳にフルーツグラノーラ。

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【日記】14年10月04日 体重59.0kg

五時起床。
仕事部屋に移動したが、あまりの眠気に意識を失い、八時まで寝てしまう。
夏から秋の変わり目で、一日のリズムが崩れてしまう。

一〇時三五分より公園を三一分ジョギング。
はっきりしない曇り空の下を走る。
King Crimsonのアルバム「Beat」を聴きながら走る。
このアルバムは今日の天気同様、印象に残らないはっきりしない曲ばかり。

周囲の散らかりようが気になって集中できないので、家を片付ける。
昨今の生活リズムを直すため早めに二二時就寝。


こんなもの食べた!・・・14年10月04日

こんな映画を観た!・・・14年10月04日
【映画】『あなたを抱きしめる日まで』:DVDで鑑賞。

【映画】『柔道龍虎房』

かって柔道がめっぽう強かった男は場末の飲み屋でバンド演奏しながら盗みや博打で身を持ち崩していた。そこへミュージシャン志望の若い女がバンドに応募してきて……

駐車場で黒服が、延々と柔道の技の掛け合いしている絵はシュールを通り越して何か神秘的。
現実の香港を映しているにもかかわらずSFのような光景にうつるのは、ジョニー・トー監督のこうあるべきと思う一種のユートピアを映画の中で再現したからだろうか。

登場人物の行動がエキセントリック過ぎる。
終盤で主要人物の一人が知的障害者だということがわかるが、登場人物全員、常軌を逸した行動ばかりなので、その事実がわかった後でもやっぱり差がわからなかった。

【映画】『アナと雪の女王』

透き通った氷、荒れ狂う波、冷たそうな水など水に関する質感表現が素晴らしい。

姉が突然妹とコミュニケーションをしなくなる理屈がわからない。
妹に誤って魔法をかけてしまったトラウマ?
にしても妹はその記憶じたいがないのだからちゃんと説明しろよ……と思ったらやっぱりコミュニケーション齟齬からトラブルが始まる。

城をほっぽり出して「ありのままの私で〜♪」と歌わせる意味がわからない。

結局氷運びの青年は何の役にも立っていない。
スノーマンのほうが役に立っている。

愛が氷を溶かす理屈がロジックでなく、エモーショナルなものだった。   
キン肉マンがバッファローマンを倒した理屈と変わらない。

【本】『火星年代記』レイ・ブラッドベリ

地球人が来て、また地球人が去って行くまでの火星の歴史。

久しぶり(五回目)の再読。
今回は意外と破綻しているという印象……中二に読んだときが面白かったピーク。

妄執にとりつかれた登場人物が、目の前はびこる過去のことを大切にしない、価値観と戦う。
スタージョン、ジャック・フィニイ、ロバート・F・ヤングと同じく、読んでいて強いノスタルジィを喚起させる。

冒頭の何編かの地球人と火星人のファーストコンタクトに纏わる話、それぞれ火星人の立ち位置が違いすぎて、別の設定の話みたいだ。
これを同じ火星人と捉えるなら、
違う種族?
個体差が大きいから?
火星人が行っている行為も意図的なのか意図しないものなのか判別し難いので、一層混乱させられる。

「第二のアッシャー邸」
にも同じことが言える。
これは火星で起こった出来事にする意味があまりわからない。
(中二で読んだときにも思った)

ハザウェイのエピソード、妻子を人造人間にする意味がわからない。
連続性のあるエピソードにするなら変身した火星人のほうがいいのでは?
ただの医者なのに人造人間を作る技術を持っているって唐突過ぎる話だし。

それぞれの短編の完成度は極めて高いのだが、微妙に違う世界観を持っているのでおさまりが悪いと思った次第。

ちなみに二〇一〇年頃、ブラッドベリのインタビュー
「本は紙で読むものだ。電子書籍にしてくれと言ってきた奴がいたので『地獄に落ちろ』と言ってやった(意訳)」
http://www.afpbb.com/articles/-/2748823?pid=6086074

電子書籍が駄目だけど紙に印刷した本は読んでいるし、
映画を観ているし、
テレビも観ているわけだし。
その線引は自分の過ごした時代に縛られているだけのことじゃないか!
古き良き時代の文化を大切にするにしても、それはあくまでも本人の主観で、それこそその基準は時代ととともにかわるもの。
微妙な気持ちになった。

そして少し前にブラッドベリが死んで、今はAmazonの電子書籍で『火星年代記』を読むことができる。

みんな地獄へ落ちちゃうよ!

【日記】14年10月05日 体重58.7kg

やっぱり朝寝坊の七時半起床。
午前、晴れているので洗濯物を干すと、昼過ぎから雲が笑笑と涌いてきて風が強く吹き始める。
今夜から明日昼にかけて台風が通過するようだ。
そんなこんなですっかりジョギングへ行くタイミングを失う。

夕方から続けて映画を二本鑑賞。
二二時半就寝。

夜中、外は暴風雨の様相を呈している。


こんなもの食べた!・・・14年10月05日

こんな映画を観た!・・・14年10月05日
【映画】『柔道龍虎房』:DVDで鑑賞。
【映画】『アナと雪の女王』:DVDで鑑賞。

こんな本を読んだ!・・・14年10月05日
【本】『火星年代記』レイ・ブラッドベリ

【食】14年10月06日

朝食、サーモンと海草と煮玉子とレタスのサラダ、鶏ササミの唐揚げとソーセージ、サツマイモ。

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昼食、牛たんとこんにゃくとチキンナゲットとソーセージとレタスのサラダ、ネギゴマ豆腐、鶏皮餃子。

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夕食、サイゼリアにて、ハンバーグステーキ中心にいろいろ。

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【映画】『ジャングル・ブック』

密林で動物に育てられた人間の少年モーグリ、人間嫌いのトラが帰ってくるので、みんなで故郷へかえしてあげようとするが……

あまりピンとこない。

ヘビが催眠術をかけたぐらいからものすごく眠くなってきてウトウト。
あと少しで僕もヘビに食べられてしまうところだった。

【本】『シビル・ウォー』マーク・ミラー (原作) スティーブ・マクニーブン (作画)

リアリティテレビでヒーローが失敗して起こった大惨事がもとで世論が沸騰、超人登録法というものができ、それを巡ってヒーローが二手に別れ戦争を始める……

ヒーロー同士が戦う、というコンセプトは面白いけど、どちらの側もヒーローとして最低限守らなければならない矜持がどこにあるのかわからないから、どちらにも応援(感情移入)できない。

正義を相対化し過ぎて、とうとう正義が消滅してしまった。

作画のスティーブ・マクニーブン、描き込みも多すぎず、僕の好きなタイプの絵。
メカ化したソーの頭が砕かれるところなど、一枚絵が素晴らしい。

【日記】14年10月06日 体重58.5kg

五時起床。
眠気に耐え切れず仕事部屋で机にうつ伏し寝てしまい、起きると六時半。

朝から窓の外は台風でひどい暴風雨。
午後から生まれ変わったような快晴。
駅前のショッピングモールへ買い物に行く。

夕方、気分転換にサイゼリアでハンバーグを中心に食事をする。
サイゼリアには上京した頃(九九年頃)、アシスタント先でよく食事に行ったものだが、当時と比べ値段が上がっていないことに驚く。

二三時就寝。


こんなもの食べた!・・・14年10月06日

こんな映画を観た!・・・14年10月06日
【映画】『ジャングル・ブック』:DVDで鑑賞。

こんな本を読んだ!・・・14年10月06日
【本】『シビル・ウォー』マーク・ミラー (原作) スティーブ・マクニーブン (作画)

【映画】『リンカーンVSゾンビ』

ゾンビ殲滅作戦の陣頭指揮をとるため、リンカーン大統領はシークレットサービスを連れ南軍の砦に潜入する……

DVDに傷が入っているせいか、四〇分前後で映像が何度も行った来たりしてストーリーがなかなか進まない。

ゾンビが音に反応するという設定なのだが、ゆっくり行動するとゾンビの前を歩いてもでくのぼうみたいに突っ立ったまま気づかない。
そんなドン臭いゾンビなのに被害者が増えていく……その理由はまず、リンカーンの説明不足。

敵がゾンビであること、そのゾンビの倒し方を部下にも敵にもちゃんと説明しないから、パニックになった人々が無為に殺されていく。
ちゃんとリンカーンが説明を始めるのは物語が半分近く過ぎてから。

その後もシークレットサービスどおしで喧嘩したり、後ろに立っているゾンビに気づかなかったり、間抜け過ぎる理由で死んでいく。

ゾンビから逃げているうちに線路に上がり込み、機関車に追いかけられて走るシークレットサービスに向かって、
「横切れよ!」
と画面越しに叫んでしまう。
……轢かれて即死亡してしまったが。

DVDに傷がついていること関係なしに進まないストーリー。

【本】『あなたを天才にするスマートノート』岡田斗司夫

最低限、岡田斗司夫氏レベルの天才になることとができるノート術。

頭のいい人は自分に自信があるのでノートをとらない。
何でもノートに書く癖をつけることによって記憶することはもちろん、脳のジャグリングを防いだり(思考が同じ所をグルグル回らないようにする)、発想、論理、表現の総合力を上げて、「面白いこと」を考えることのできる天才に近づこう、ということらしい。

この書籍に書かれている「面白いこと」が、僕には主観的過ぎてピンとこなかった。

このメソッドはレコーディングダイエット(この書籍でも何度も言及される)のように記録を助走段階から徐々に始めていくのだが、そもそもレコーディングダイエット提唱者の岡田氏がリバウンドしているので、説得力に欠けるのだ。

それにしてもこの書籍で言われている天才の定義、いかにも岡田氏らしい上からの物言いだ。
松本人志氏は論理力が不足しているから映画作りで破綻する、太田光は表現力がない、サンデル教授は発想力がない……云々、正直よういうわ〜と思うけれど、そういう挑発的な表現も含めて岡田氏は計算で言っているだろうから、僕からは何も言うことがない。

【本】『一角獣・多角獣』シオドア・スタージョン

あまりSFでない、幻想的な短編集。
飲み込みやすい内容とは決して言えず、同じ著者の『夢みる宝石』の叙情的な雰囲気に比べると、意地悪で容赦無い。

僕の感覚では使い古されている、あまり新鮮でない展開もあったりする。
(少し経年劣化をしているかもしれない)
それでもフェティッシュに好きな短編がいくつかある。

個人的にはこの二編が気に入った。

「熊人形」
夢と現実が夢を媒介して行き来する。

「めぐりあい」
『胡蝶の夢』あるいは『世界が終わってしまったあとの世界で』の変奏曲のような。

ただし「めぐりあい」は『海を失った男』版の新訳「シジジイじゃない」のほうがわかりやすい。
こちらの『一角獣・多角獣』版はやや説明不足。

【日記】14年10月07日 体重58.7kg

五時起床。
その後、仕事場で二度寝……六時半頃目を覚まし「こんな格好で寝ていたら首の筋がおかしくなる」と寝室に戻って本格的な睡眠を開始……八時起床の九時間睡眠!
朝寝坊で猛烈に出鼻をくじかれる。
早起きするため前日からいろいろ工夫していたことが、全てからまわり。
早起きのためにすることの強度をさらに上げなければ。

図書館に寄ったついでに、
一〇時五七分より公園を二三分ジョギング。
銀杏の実が地面におちて潰れ、異臭を放つ季節になった。
子供たちがドングリ拾いに走り回っている。
McDonald & Gilesのアルバム「McDonald & Giles」を聴きながら走る。
普通。悪くはない、ただしめちゃくちゃよくもない。

iPod touchが定期的に
「このコンピューターを信頼しますか?」
と聞いてくる。
購入して一ヶ月も経っていないのに信頼するかどうかわからない……

二三時就寝。


こんなもの食べた!・・・14年10月07日

こんな映画を観た!・・・14年10月07日
【映画】『リンカーンVSゾンビ』:DVDで鑑賞。

こんな本を読んだ!・・・14年10月07日
【本】『習慣を変えると頭が良くなる』清水章弘:感想なし
【本】『あなたを天才にするスマートノート』岡田斗司夫
【本】『一角獣・多角獣』シオドア スタージョン