【本】『あなたを天才にするスマートノート』岡田斗司夫

最低限、岡田斗司夫氏レベルの天才になることとができるノート術。

頭のいい人は自分に自信があるのでノートをとらない。
何でもノートに書く癖をつけることによって記憶することはもちろん、脳のジャグリングを防いだり(思考が同じ所をグルグル回らないようにする)、発想、論理、表現の総合力を上げて、「面白いこと」を考えることのできる天才に近づこう、ということらしい。

この書籍に書かれている「面白いこと」が、僕には主観的過ぎてピンとこなかった。

このメソッドはレコーディングダイエット(この書籍でも何度も言及される)のように記録を助走段階から徐々に始めていくのだが、そもそもレコーディングダイエット提唱者の岡田氏がリバウンドしているので、説得力に欠けるのだ。

それにしてもこの書籍で言われている天才の定義、いかにも岡田氏らしい上からの物言いだ。
松本人志氏は論理力が不足しているから映画作りで破綻する、太田光は表現力がない、サンデル教授は発想力がない……云々、正直よういうわ〜と思うけれど、そういう挑発的な表現も含めて岡田氏は計算で言っているだろうから、僕からは何も言うことがない。