備忘ログ」カテゴリーアーカイブ

あんなことこんなこと、本や映画や夢や食べ物のことなど、様々な日々の出来事を記ログしています。
数年前から物忘れがひどくなってきて、何でもかんでもメモしないと不安になってきました。
ここは僕の第二の大脳皮質、記憶を司る場所です。

【日記】15年04月13日(月) 体重62.2kg

昨夜朝飲んだアレルギー薬の副作用がまだ残っていて、尋常じゃなく粘着質な眠気。
布団から出ることができず、半覚醒状態のまま数時間過ごしてしまう。
だから春は悪夢が多い。

八時起床。
外は雨が降っている。
午前中はイラストの仕上げ、正午までに完成させ脱稿。
午後から漫画。
下描きのあまりの下手さに愕然とする。
漫画的なデッサンがいくらたってもうまくならない。
藤子・F・不二雄氏の簡略されたキャラクターのほうが、自分の描いたものよりよっぽど描けていて、自分が大学で勉強したこと、漫画家としてやってきた日々は何だったのだろうと思う。
ここで放り投げたらそこから先にすら進めないので頑張るしかないのだけれども。

二三時半就寝。

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【日記】15年04月14日(火) 体重62.8kg

雨が降っているとそれだけでテンションが下がる。

五時起床。
さすがにアレルギー薬を飲んでいないと目覚めが違う。
早起きして作業を始めることができると気持ちいい。
買い物に行くつもりが雨が降っていて外出できず、冷蔵庫の残り物が少なくなってきてヤバイ。
午後からイラスト仕事、下描き。
就寝前にジンマシン、ポツポツと腕や太ももの内側に発疹が出てきたのでアレルギー薬を飲み布団に入る。
二二時半就寝。

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【日記】15年04月15日(水) 体重62.3kg

今年から姉に毎日メールを送っているのだが、もう三ヶ月。
意地になってまだ送り続けている。 
メールはいつもこの言葉で〆る……ではマタンゴ!

九時起床。
アレルギー薬の副作用で目覚めることが困難。
一〇時間以上眠ってしまった……
一日の予定が狂いテンションが下がる。
午前中は買物。
風が強くて、自宅の前の桜並木が見る見る散っていく。
午後はずっとイラスト仕事、下描きからペン入れへ。
風のせいで花粉飛散量が多く、ジョギングをギリギリまで躊躇する。
日没前、やっぱり行くことにする。

一六時一七分より公園を三七分ジョギング。
風が強く肌寒いけれども、気温自体は高いので走っているうちに汗ばんでくる。
New Trollsのアルバム「CONCERTO GROSSO PER I」を聴きながら走る。
アルバム後半、プログレ的というよりイタリア特有の郷愁感が全面に押し出されてくるけれども、プログレを聴き始めたとき最も感銘を受けたアルバムなので、そのときの僕個人の思い入れがその中に含まれているかもしれないので、客観的な郷愁感かどうなのかよくわからない。

二二時半就寝。

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【日記】15年04月16日(木) 体重62.6kg

相変わらず絵がヘタクソ、今この歳でこの先自分に絵の上達の伸び代があるのか不安になる。

五時起床。
起きてすぐ仕事。
朝、自転車で二五分かけて下井草の図書館へ行くと、休館日……
絶望的な気持ちになり帰宅、途中で業務用スーパーに寄って買物をする。
イラスト仕事を一五時に終わらせてその後は漫画の下描き。
二三時半就寝。

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【日記】15年04月17日(金) 体重62.3kg

朝からジンマシン。
アレルギー薬を飲んだらずっと意識朦朧としていて「私、マリリンモウロ〜よ〜」

五時起床。
FF13をプレイ。四六時間→四八時間。
いよいよラストダンジョン。
ラスボスに備えて、キャラクターのHPを平均七八〇〇まで上げたにも関わらずそれでもダンジョン内の雑魚キャラにすら何度も全滅の憂き目。
どういうバランスになってるねん! 
これは俺が悪いのか? 

午前中、漫画の下描き。
午後、外出。
新大塚の図書館で本の貸出返却、
池袋の家電量販店で修理品を受け取り、
練馬の耳鼻科で花粉減感作療法の注射、
大泉学園の歯医者で歯の治療……
最寄り駅から出て見上げると不穏な空。
アレルギー薬の副作用で眠たくてたまらず二二時半就寝。

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【本】倉田タカシ『母になる、石の礫【つぶて】で 』

全体から細部に向かって描写する定石の描写をしない。
ものすごく手前のことしか描写しないので、最初は何が起こっているか理解できなかった。
一〇〇ページ超まで読んでよくわからなくなったので、また冒頭から読み直す。
冒頭に戻ると、いくつかの事象についての説明を読んでいるので理解しやすくなった。
いつものペースで読まず、ゆっくりめに、何が起こっているか正確に確認していく読み方をして足掛け六日……
普段の数倍の時間がかかったけれども、ちゃんと内容を把握した上で最後まで読むことができた。

この作品と同じ第二回ハヤカワSFコンテスト出身の、柴田勝家『ニルヤの島』が理解できなかった自分。
もういまのSFについていくことができなないのではないかと不安に思っていた矢先だったので嬉しかった。

この小説に関しては、自分が絵を描く人だからどんどんバージョンアップされていく視覚情報に混乱してしまった。
作者は絵を描く人らしいので、その喚起するイメージが悪い方に僕とバッティングしてしまったのかもしれない。

【日記】15年04月18日(土) 体重62.2kg

七時半起床。
午前中は漫画を描いている。

午後から外出、SFファン交流会なるものに初めて参加してみようと思い立ち、会場の笹塚へ。
笹塚の区民会館に到着したけれどもスタッフから会場が急遽変わったと聞かされる。
再び電車に乗り移動、新宿の某ホテルの会議場に予定時刻より若干遅れて到着。

テーマは「『SF雑誌の歴史』第二部ついに刊行! ひたすらSF雑誌のお話しましょ♪」
出演:牧眞司さん(SF研究家)、堺三保さん(SF研究家)

アメリカのSF雑誌の歴史……世界SF全集を中学生で読破した自分にとってそれなりに馴染みのある話だった。
自分の中の情報を強化できたので満足する。

一七時より二次会。
新宿駅近くの台湾料理店で、SFファンの人達と会食。
サワー一杯で泥酔。
時間感覚を失い気が付くと二三時前。
慌てて電車に乗り帰宅。
アルコールで興奮して寝付けず、無駄に仕事部屋で時間を過ごし一二時半就寝。

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【本】池谷裕二『記憶力を強くする』

数年前に読んでいたが、この本に書かれた理論通り復習しなかったので、印象程度にしか記憶に残っていなかった。

僕が最近思うに人間のあらゆる幸福の中で、知識(記憶)が有機的につながっていく世界がクリアに見えてくる瞬間……が最も長続きする(何度も継続的に発生しやすい)もしあわせだと思う。
勉学を極めるということはそれを利用するということなのだな。

【日記】15年04月19日(日) 体重62.0kg

一杯のサワーで、翌日の二日酔い率一〇〇パーセント!

眠りが浅く、目覚めてもなかなか布団から出ることができず、八時半起床。
朝からずっと漫画描き。
昼前に買物へ出ると帰宅途中に雨が降ってくる。
そのまま部屋にこもってずっと漫画を描いている。
午前〇時前就寝。

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【日記】15年04月20日(月) 体重62.4kg

朝ジョギングしたら本格的な春になっていて大層驚く。
自分がここに取り残されているあいだも激しいスピードで時間は過ぎていくのだ。

前日なかなか寝付けなかったので睡眠不足気味、遅めの七時起床。

八時三九分より公園を三五分ジョギング。
長袖で走っていると汗ばむほど暑い。
桜の花は散り、黄緑色の若い葉が木を覆っている。
冬がとっくの昔に終わっている!
New Trollsのアルバム『Atomic System』を聴きながら走る。
前作と打って変わってピコピコピコピコ♪電子音が多い。
けれども聴き進めるうちにやはり過去のクラシックのオマージュにイタリアらしいノスタルジック、やっぱりNew Trollsだ。
いいなあ。

今日はいちにち漫画を描くつもりで机に向かっている。
しかし昼前、週末に予約したつもりの映画スケジュールが誤っていたことに気づく。
今日の昼からだということで慌てて外出、ユナイテッド・シネマとしまえんで映画鑑賞。
一二時から『イントゥ・ザ・ウッズ』
一四時三〇分から『イミテーション・ゲーム』
一七時前、映画館から出ると外はさめざめと雨が降っている。
一〇〇円ショップで買い物してから帰宅。

二二時半就寝。

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【本】王城夕紀『マレ・サカチのたったひとつの贈物』

経済と量子力学と、詩的な物語世界の出会い。
発想の根幹は「奇妙な味」で、マルセル・エイメ『壁抜け男』のような奇譚で終わりそうな設定なのに、それをこういう方向(しかも長編!)に広げるのかという驚き。

王城夕紀氏の人生観がラストの一言に集結している。
もっとひねくれたもっとシュールな展開になってもおかしくないのに、こんなストレートなメッセージが来るとは……
僕には到底思いつかない展開、不思議過ぎる。
(こういうシュールな設定を思いつくことができる人が、何故ストレートなメッセージを伝えるのかという)

【日記】15年04月21日(火) 体重62.7kg

胃が燃えている。

午前一時半、唐突に目覚める。
布団の中で眠れなくて苦しい地獄のような時間を過ごしたあげく仕事部屋へ移動、何をすることもなく時間を過ごす。
四時半頃、ふたたび布団に潜り、ラジオを聞くことで睡眠導入を試みるけれどもなかなか寝付けない。
それでもいつの間にか眠ってしまうが……今度は灼けつく胃の痛みで目覚める。
眠気は吹き飛ぶが、苦しくて布団から出ることができない。
八時過ぎ、何とか布団から出る。
午前中は仕事に集中できず、本を読んだり机にうつ伏したりして何とかやり過ごしている。
昼食にそばを食べると少し楽になる。

夕方、自転車で大泉学園の歯医者へ。
詰め物を取り歯の中を治療、長期間かかりそうだ。
市場で買物をして帰宅。

深夜、ジンマシンの片鱗が手や腕に見えはじめたのでアレルギー薬を飲み布団に入る。
午前一時半就寝。

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【日記】15年04月22日(水) 体重62.3kg

熱く若々しい新緑で覆われた街路樹の下を走っていると、自分も生きていることを実感する。

アレルギー薬の副作用で起きることができず、布団の中で朦朧としている。
九時起床。
今日はいちにち漫画を描いている。

一四時三六分より公園を三六分ジョギング。
これから好きな季節。
気温は二〇度超え、走っていると汗でびっしょり。
New Trollsアルバム『Concerto Grosso Live』を聴きながら走る。
このライブ盤の、オリジナルアルバムのさらに上を行く粘り気たっぷりのじっとり演奏。
暴力的なまでのノスタルジックに滅多打ちされる。

二二時就寝。

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【日記】15年04月23日(木) 体重62.2kg

相変わらず不眠症気味。

前夜遅く寝たにも関わらず、早朝唐突に目覚め、そのまま眠れず仕方なしに四時起床。

六時五七分より公園を三三分ジョギング。
早朝の公園を走るのは久し振り。
少しの冷たさで気持ちが引き締まる。
いつものコースを走っていると、太極拳を舞う老人集団に出くわす。
青竜刀を勢いよく振り下ろす演舞
Premiata Forneria Marconiのアルバム『The World Became The World』を聴きながら走る。
朝の公園と荘厳なメロディーがマッチして新鮮な気持ち。

FF13をプレイ。四八時間→五〇時間。
ラスボスで何回も全滅。
後ちょっとで倒せるところで、主人公が即死呪文を浴び三〇分のバトルがパァ、が二回続いたのでコントローラーを放り投げる。
早く終わらせて気持ちを切り替えたかった。

その後ずっと一日漫画を描いている。
(夕方買物)
二二時半就寝。

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【日記】15年04月24日(金) 体重62.5kg

ドラクエ7をプレイしようとして購入したNewニンテンドー3DS LLに、充電用アダプターが付属していなくてプレイできず、激しく絶望。

深夜、ジンマシンのかゆみで目覚め、アレルギー薬を飲んで布団に戻る。
粘着質な眠気で布団から出ることができない。
定時から三時間半遅れ、八時半起床。

いちにち漫画を描いているが、薬の副作用の眠気で今日はどうにも集中できなかった。
夕方、成増のTSUTAYAに初めて訪れ、これまた初めてセルフレジでDVDの貸出手続き。
二三時就寝。

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【本】マーカス・セイキー『ブリリアンス―超能ゲーム―』

超能力者が、高機能自閉症レベルの能力を持っている健常者……がこの物語の特色。
リアルといえばリアルだけれども、X-メンみたいな非現実的までの派手なアクションを想像していると肩透かしを食らう。
かといって退屈かというとむしろその逆、現代的にいくつかツイストをきかせた展開になっていて全く飽きさせない。
六〇〇ページ(二〇〇ページで終わりそうな話だが)を長いと感じさせず、一気読みさせてしまう手腕は素晴らしい。
ひさびさにページをめくるのがもどかしく思える面白い物語に出会った。

読んでからよく考えると基本的な構造は平井和正氏のゾンビーハンターシリーズと同じ。
絶対悪/ゾンビーを狩る主人公にもゾンビーと重なる部分(能力)があり、ラストで価値観が一変する。
僕はゾンビーハンターシリーズが好きだからハマった部分もあるのかもしれない