電車の中で読んでたけどラストで泣いて泣いて……今日新宿御苑駅で泣きながら降りたキモいおっさんが僕です。
デトックスみたいに泣いたから僕も主人公みたいに感情の殻を破ることができたらいいなあ。
今日読み返してまた泣いた。こういうのに最近弱い。
主人公の気持ちや感情を直接的な言葉で表現することなく、その向こうにある言語化しにくいかたまりのようなものを読者に伝えているすごさ。
この表現は漫画にしかできないことだし、逆に凡百の漫画を超える圧倒的な表現力。
月別アーカイブ: 2018年9月
【本:漫画】三浦建太郎『ベルセルク(40)』
一〇年位前から三浦氏は全盛期のようなハッチングを繰り返してベタに至るような描き込みができなくなってきて、全体的に画面がグレーっぽくなっている。
三五歳前後から人間は筆圧が下がり老眼になり体力が落ちて絵を描くのに時間がかかるようになる。
老化によるクオリティの低下を解決するためベテラン漫画家がデジタル導入するケースが増えていて、だからこの漫画のデジタル化は時間の問題と思っていたけれど……この漫画にとってこれが吉と出るか凶と出るか。
短期的にはまだデジタルを使いこなしているとは言えずやや寂しい出来だけれど、長期スパンだと新しい画材の技法的探求が漫画を描き続けるモチベーションに繋がるかもしれず、やや疲れが見えるベルセルクがまた盛り上がる展開になることを、ものすごく引いた場所から期待している(俺何様?)。
【食】18年09月29日(土)
【日記】18年09月30日(日) 体重65.6kg
絵を描く前は白い紙の前で歴史に残る作品を!と思っているのに、
描いているあいだにみるみる駄目になっていき、
途中でちょっと盛り返すも、
もともとの構想の欠点に引きずられて佳作にすら達せず、
仕上げ前でどうすればマシになるのかいつも途方に暮れる。
朝八時頃、母のスカイプで起こされる。
要件は「台風はどうや?」だったが、どうやも何も……台風が来るのは今夜だから今はまだ小雨が降っているだけで予兆を感じることができない。
中途半端に覚醒してしまったので起きることにする。
絵画制作、ペン入れの続き。
半分まどろみながら手を動かしている。
昼食後、雨がやんだので今のうちにと外出。
公園前図書館と成増図書館。
帰宅してまたペン入れの続き。
夕方になるまで風も吹かず雨もふらず、時折日が差したり、異様なまでの静けさ。
二〇時頃から雨が降ったりやんだりを繰り返し、寝る直前の二二時過ぎ風音が激しくなってくる。
二三時就寝。