日別アーカイブ: 2014年12月5日

【日記】14年12月05日 体重59.1kg

五時起床。
七時頃、食後の暖かい部屋でまどろみ、うたた寝していると本格的に寝入ってしまい、起きるともう一〇時。
またもや一日を台無しにした感。
一一時前自転車で外出、公園前図書館に寄ってから一一時半より大泉学園前の歯医者。
買い物をして帰宅。

一五時二七分より公園を三五分ジョギング。
最高気温が一〇度を切って、凍えるような外気、薄着で走っているといかにも心細い。
日没直前、太陽が一日の最後のありったけの光を出しきるかのように輝いているけれども、熱までは地面に届かないようで眩しいのに空気が冷たい。
きらめく氷の刃が肌を切り裂くようだ。
公園の芝生を西南に向かって走っていると、夕日が真正面から僕を照らしている。
ビルの谷間に夕日が消えるまでのあいだ、夕日に向かって僕は顔を背けることがなかった。
Pink Floydのアルバム「The Division Bell」を聴きながら走る。
昨日途中まで聴いた時点では今ひとつだったが、ラストまで聴いてまた最初に戻るといい感じになってきた。

パソコンの液晶タブレットが完全に壊れてしまい、作業できなくなる。
いろいろ触ってみてが復活せず画面は真っ暗なまま、仕事ができず途方に暮れている。

二三時就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 14年12月05日

こんな映画を観た! 14年12月05日
【映画】『her/世界でひとつの彼女』:DVDで鑑賞。

こんな本を読んだ! 14年12月05日
【本】『タイタンの妖女』カート・ヴォネガット

【映画】『her/世界でひとつの彼女』

現代的な問題を真正面から扱っていて、なおかつ逃げていない。
否定をするわけでもなく一般的な問題として捉えている。
ただし時代性を乗り越えたかというと、そこからは一歩踏み出せていなような気がする。
だからどうなのか、というこの先を見たかった。

それでも「コンピュータに依存するのはやめて現実で生身の彼女と付き合ってハッピー・エンド!」……みたいな思考停止的ラストにならないだけよかった。
日本のドラマや映画だったら普通にこんな感じで終わりそうだ。

それにしてもこんな不安定なOSをコンピュータに入れるなんてリスキー過ぎる。
これで仕事に支障をきたした場合、補償金は出るのだろうか。

【本】『タイタンの妖女』カート・ヴォネガット

大学院在籍時(二五歳前後)以来の再読。

途方もないスケールのナンセンスSF。
半村良『妖星伝』のアメリカ版のような。
『妖星伝』はもがきながら生きる市井の人々に日本的な(仏教的な)優しさが向けられているように感じられたが、『タイタンの妖女』は(神からの天罰に対する恐怖のある)キリスト教的価値観がバックグラウンドにあるためかもっと容赦ない筆致だ。

運命と自由意志についての物語。
主人公のとっている行動が実は自由意志でなくコントロールされたもので、舞台が変わるたびさらに外側へマトリーショカのごとく、入れ子構造で主人公を操る存在が現れる。

僕も自分の意志だと思っているほとんどのことは、外側の何かによってコントロールされていると思う。
それは主に食欲と睡眠欲と性欲で、あとは高次元のはざまから僕を見守ってくださっている大暗黒陰神様に違いない。

【食】14年12月05日

朝食、シソとエビとサーモンとトマトとレタスのサラダ、味噌汁、おにぎり、サツマイモ、ソーセージとささみの唐揚げ風。

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昼食、おにぎり、ぬか漬け、小籠包、味噌汁、ささみとミミガーとトマトとレタスのサラダ。

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夕食、豆乳にフルーツグラノーラ。

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