日別アーカイブ: 2014年12月9日

【日記】14年12月09日 体重57.6kg

五時起床。
シャワーをして食事しても眠気から開放されることなく朦朧としながら(まるでゾンビのように)行動を続ける。
人生半ばをすぎても目覚めの悪さが改善されることはなかった。

一〇時一分より公園を二六分ジョギング。
すっかり葉が落ち、枯れ木のようになった公園の樹々。
ここ一週間の木の変化はドラマチックだった。
Arti E Mestieriアルバム「Tilt」を聴きながら走る。
安定して気持ちのいいアルバム。
プログレ的な要素より、ジャズ的な要素に心惹かれる。

家を出て公園の落葉を見ながらゆっくり歩き、最寄り駅から南に向かってあるいたところにあるイタリア料理店「ラ コリーナディ ルーチェ」にて昼食。
そのあとユナイテッド・シネマとしまえんへ移動、一三時より映画鑑賞、『インターステラー』。
光が丘に戻って、駅前のショッピングモールでセーターや食材を買い物。
建物を出ると風が強く吹いている。
橙色からさらに赤く変わりつつある夕焼けに目を向けると、ちょうど太陽がビルの隙間にテトリスのように落ちていきつつあった。

帰宅して部屋の暖房をつけても寒気がなくならない。
頭痛がひどいので風邪を引いたと判断、早めに二一時ごろ布団に入る。

               ◇

こんなもの食べた! 14年12月09日

こんな映画を観た! 14年12月09日
【映画】『インターステラー』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞。

こんな本を読んだ! 14年12月09日
【本】『中国嫁日記(1~2)』井上純一

【映画】『インターステラー』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

ワームホールを抜けて到着した先は、恒星とブラックホールと中性子星……三つ以上の連星を回る惑星系。
どう考えても、惑星の軌道が不安定で人間は住むことが出来なさそうだ。

結果的にはそこへ行くこと自体は重要でなく、単にブラックホールに主人公がいけば済む問題だった。
だったらいっそのこと地球の近くにワームホールを作ってそこから直接ブラックホールに向かうことができれば、面倒くさい手間はかけずに済んだのに。

ブラックホール描写は科学者の監修が付いているからケチを付けても仕方ないことにしても、それ以外の物語のファンタジー度と言ったら。
全体的なプロットは藤子・F・不二雄『ドラえもん』の「あやうし! ライオン仮面」で、親子の関係性は楳図かずお『漂流教室』といった体だ。
それにしてもプロット上の穴が多いのは、ブラックホールの穴のメタファーなのだろうか。

【本】『中国嫁日記(1~2)』井上純一

エッセイ漫画だが、映画『ブッシュマン(コイサンマン)』のように、文明の衝突を描いたもの。

こういうことがある、という事象としては興味深いが、純粋に漫画としてはどう捉えたらいいのかわからない。
実際にこれがほんとうのことであったとしても、フィクションとして読んだら
「そんな都合いいことあるか!」
途端に漫画としてなりたたなくなってしまうかもしれない。
単行本の中でも嫁本人のコメントや写真をどこかしこに出すことによって、リアリティを担保しているのだ。

しかし萌え/キャラクター漫画として魅力あることもたしかで、考えてみれば小林よしのり『ゴーマニズム宣言』もこういうものだ。
そもそも純粋な漫画の魅力を僕は狭く捉えすぎているのかもしれない。
漫画の背景画を手描きにせず、写真・3Dデータを処理加工しただけで、
「漫画本来のよさがなくなっていく!」
と言い出すような老害にならないよう、自戒の意味を込め読み続けていこうと思う。