日別アーカイブ: 2014年12月12日

【日記】14年12月12日 体重59.8kg

五時起床。
八時に家を出て、大江戸線で練馬の耳鼻科へ向かう。
朝から病院前の長蛇の列に並ぶ。
今日は一段と寒い。
寒さに震え手袋をしながら文庫本を読んでいる。
病院で受付が終わった後、ずっと立ちっぱなしだったことと冷えた身体の疲れで暖かい待合室で座ると熟睡してしまう。
呼び出しは二時間以上経った一一時、診察を終えて病院を出るともう一一時半、新大塚の図書館へ向かって本の返却貸出。
一三時前、疲労困憊して帰宅。
一五時過ぎ、練馬高野台の市場へ買物に出る。
暗くなりつつある道を歩きながら、僕はいつの間にか、幸せとは何ぞやと声を張り上げ演説している。
道行く人が僕のかん高い声に振り返る。
二三時就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 14年12月12日

こんな映画を観た! 14年12月12日
【映画】『ノア 約束の舟』:DVDで鑑賞。

こんな本を読んだ! 14年12月12日
【本】『失われた宇宙の旅2001』アーサー・C・クラーク

【映画】『ノア 約束の舟』

天啓とは、周囲に起こった出来事、白昼夢で見た映像を、自分なりに解釈すること。
何とノアの受けた天啓は「邪な人間を全て始末して動物だけを生き延びさせろ」。
方舟を作るとき、管理だけのためだけに必要最低限の人間(自分の家族)は生きながらえさせてもらっているだけで、それが終わると自ら滅ぶ運命……という解釈だったのだ。
それなのに子供がみごもっていることがわかったからさあ大変、ノアが刃物を手に赤子を抱えた娘を追いかけまわす『悪魔のいけにえ』な展開になる!

その独善たるやグリーンピースやシーシェパードを彷彿とさせる。
しかし、この映画で描かれているノアの箱舟は、天使(ウォッチャー)と神の奇跡によって作られたわけで、ノアの家族こそ何もしていない。
では何故ノアの家族が選ばれたのか?
それはひとえにカインの子孫より神を信じている(信心深い)からだろう。
聖書の中の神(ヤハヴェ)が天罰をくだされたとき……ソドムとゴモラ、最後の審判、ノアの方舟など……助けるものの優先順位は、神を信じているものが、善きことをしているものに優先される。
貢献度順ということだろうか……紅白歌合戦のようで、納得がいかない。

【本】『失われた宇宙の旅2001』アーサー・C・クラーク

『2001年宇宙の旅』の映画に合わせて作られたノベライズ版の様々な段階をつなぎあわせ、クラーク氏とキューブリック氏の思考の過程をみることができる書籍。

『2001年宇宙の旅』は映画としてはほぼ究極形の傑作だと思うが、小説版(物語として)は映画のバックグラウンドとしては興味深いけれども、歴史に残る傑作かどうかは疑問。
『幼年期の終わり』ほど思索の広がりがあるとは思えない。

しかし『2001年宇宙の旅』ラストのシークエンス、スターゲートを越えた以降の、この書籍に収録されているいくつかのバージョン、映画で描かれることのなかった一連のイメージが素晴らしい。
その片鱗だけで凡百のSF作品を蹴散らすほど。
クラーク氏の小説家として突出している部分である、その途方もない視覚イメージ力が、『2001年宇宙の旅』とその後のシリーズに縛られてしまい、浪費させられた。
クラーク氏のこの労力を小説に向けることができたら、他のたくさんの傑作が生まれたかもしれなかったのに……複雑な思いを抱く。

【食】14年12月12日

朝食、パン、生ハムとトマトとソーセージとレタスのサラダ。
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昼食、おにぎり、ソーセージとトマトと生ハムとブロッコリのサラダ、焼き鮭、ブロッコリ茎とベーコンの炒めもの。
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夕食、豆乳にフルーツグラノーラ、ヨーグルト、くるみパン、ソーセージと生ハムとトマトとブロッコリとルッコラのサラダ。
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