日別アーカイブ: 2014年10月31日

【本】『家出のすすめ』寺山修司

家出することに対して形而上的な言葉遊び、理屈遊び以上のものを感じ取ることができない。
中で踊る文章は格好はいいけれど……寺山修司の強い韜晦趣味で本音や本質は隠されているような気がする。
でも、若い人が何かをするときは本質でなく、言葉や格好よさ、ポーズで動くものだから間違っていないのかもしれない。
ってか若い人に向けてこの本を書いたという寺山修司氏は当時二七歳!

【映画】『ドラキュラZERO』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

冒頭、主人公の息子が父親について語るモノローグから始まるのに、ラストは息子と関係のないはるか後の時代で終わる。
物語がちゃんと閉じないじゃないか。

妻が今際のきわに「私の血を吸って」って何でそうなるのだ?
我慢しなければならない、って何度も主人公が言っているのに。
そもそもこの時点で子供の存在が希薄になる。

弱点の銀貨の上で転びながら皇帝と戦うドラキュラ。
ってか皇帝も弱点がわかっているんだったら、一人で戦わず、家来と一緒にドラキュラを銀の鈍器で叩きのめせばいいじゃない。

クライマックス、曇り空の下で戦う吸血鬼達。
(曇り空で平気なら結構なんでも大丈夫だ)
最後にお日様が出てきて一斉に死ぬのには笑ってしまった。
場所は野営地なのにテントにも飛び込まず、ガンガン崩れていくってどんだけアホなんだ。

製作者が「ドラキュラ映画ってこんなものだろ」と思って作っている。
既成概念以上のものは生まれなかった。

【映画】『ヘラクレス』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

自ら伝説を喧伝しながら傭兵稼業を続けるヘラクレスと名乗る男は、妻子の死、ケルベロスの夢に悩まされている……
ギリシアが、神や魔物が跋扈する世界でなく、それ自体が国家(あるいはそれを利用する者)のプロパガンダだったという解釈は新鮮。

クライマックス、伝説(プロパガンダ)によって作られたヘラクレスが、本当の自分の物語を作るためには実際の行動(力)しかないと気づき、途方もないアクションにつながっていく過程は燃える。

現在のアメリカ国民は政府や世界に対してこう思っているという理解でいいのかな?
ベトナム戦争やイラク戦争そして現在のテロとの戦いを正義の戦いだと思っていたのに、政府と付随する企業や団体に利用されていただけだった!
……という当事者意識の欠如。

ただのギリシア神話を元にした話でないプラスアルファの部分があったので満足。

【日記】14年10月31日 体重58.1kg

五時起床。
朝からきわめてテンションが低い。

九時に家を出て、自転車でユナイテッド・シネマとしまえんへ向かう。
九時四〇分より映画『ドラキュラZERO』、昼食を軽くとってから一一時四五分より『ヘラクレス』鑑賞。
一四時前に映画館を出て、市場に寄ってから一五時前帰宅。

やるべきことが多すぎて逆に何もできず机の前で悶々としている。
二三時就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 14年10月31日

こんな映画を観た! 14年10月31日
【映画】『ドラキュラZERO』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞。
【映画】『ヘラクレス』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞。

こんな本を読んだ! 14年10月31日
【本】『家出のすすめ』寺山修司

【食】14年10月31日

朝食、シソと豚肉とトマトとレタスのサラダ、ハッシュドビーフライス。

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昼食、牛乳にフルーツグラノーラ。

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おやつ、ヨーグルト。

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夕食、ジャガイモと玉ネギと豚肉と椎茸とモチ入りお好み焼き、シソと豚肉とトマトとレタスとブロッコリのサラダ、鶏唐揚げとハッシュドポテトとチーズハンバーグとソーセージ。

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