微妙だった印象の前作に続き、今作も微妙に仕上げた監督の手腕に感心する。
スパイダーマンってこんな陽気なキャラだったのか……暴走するトラックの運転手に
「ハ〜イ! 俺、アメージングなスパイダーマンさヨロシク!」
と話しかけるそのノリに石ノ森章太郎版スパイダーマンで育った僕は凍りつくぐらいの違和感。
これはアメコミでお約束だから仕方ないのかもしれないが、●●●●●が自分の名前をスパイダーマンが一瞬忘れたからと言って「許さん……殺す」ってどんな恨みがましいんだよ。挙句の果てに「こんな自分をないがしろにした、この世界を支配してやる!」って飛躍しすぎ。
●●●●・●●●●もスパイダーマンに自分の頼みを一度断られただけで「お前は敵だ!」と殺そうとするし。
僕もちょっとした恨みで人を殺したくなるぐらい憎んでしまうから気をつけなければ、と自戒する。金正恩やジョージ・W・ブッシュの例が証明するように、他人の殺傷能力を握った人間は力の誘惑から逃れることは出来ないのだ。
ま、僕に出来ることは、自分の漫画に憎い奴を登場させてバッサリ首を切り落とすぐらいですけどね。
「備忘ログ」カテゴリーアーカイブ
【日記】14年05月03日 体重63.1kg
五時起床。
↓今朝の夢メモ。うつらうつら書いたので意味がわからない。
駅でバイト。
トラックがやってきて、ぶつかって倒れる。
怒った運転手が殺す、と自分を追いかけ回す。
サウジアラビアかどこかの独裁政権の粋なはからい。
悪いことをした奴がノドと胃を切除されてサイボーグになっている。
朝食、サーモンとアボカドのサラダ、ピザトースト。
八時一六分より公園を二八分ジョギング。
Procol Harumのアルバム「The Prodigal Stranger」を聴きながら走る。
特に印象に残らない。
今日も一日、メモを書き起こしたり、ブログの更新作業。
昼食、煮玉子入りトムヤムつけ麺。
おやつ、シロップかけ豆腐。
一七時前に外出、駅前のショッピングモールで買い物。
サブウェイにて夕食、スモークチキンのサンド、ポテト。
一八時半よりユナイテッド・シネマとしまえんにてこんな映画を観た!
『アメイジング・スパイダーマン2』
二一時半帰宅。
二三時就寝。
【食】14年05月04日
【本】『ショート・アラベスク』手塚治虫
【映画】『あきれたあきれた大作戦』
【日記】14年05月04日 体重62.6kg
五時起床。
朝食、煮玉子入りトムヤムつけ麺。
六時四一分より公園を三七分ジョギング。
限りなく透明度が高い青空、心地よい。
Peter Gabrielのアルバム「So」を聴きながら走る。
八〇年代によく聴いた極めて普通のポップスのような印象。
特徴を見出だすことができなかった。
今日もこの数日間に引き続き、資料をメモして整理。
自分の片付ける習慣のなさと頭の悪さに泣きたくなる。
昼食、サーモンとアボカドのクリームパスタ。
暑い。
今日は東京の最高気温が二六度まで上昇したという。
夕食、サーモンとアボカドとソーセージとレタスのサラダ、ゴマネギ豆腐。
こんな本を読んだ!
『ショート・アラベスク』手塚治虫
DVDにてこんな映画を観た!
『あきれたあきれた大作戦』
映画を観ながら眠気で何度もうつらうつら。
早めに二二時就寝。
【食】14年05月05日
【日記】14年05月05日 体重62.4kg
五時起床。
ジョギングに出ようと思って窓の外を見ると小雨。
昨日とうってかわって朝から涼しい。
朝食、ソーセージとトマトとレタスのサラダ、サーモンアボカドのクリームとベーコンのせトースト。
朝食を食べていると、揺れを感じ、そのまま様子を伺っていると時間をおいて心持ち強い揺れ。
母が心配して電話してくるほど大きな地震だったようだ。
今日も一日資料整理、そしてひたすらパソコンのキーボード打ち作業。
鼻のかゆさに(ヒノキ花粉? ハウスダスト?)アレルギー薬を飲むと強い眠気に襲われる。
仮眠して頭をシャッキリさせようとするが、そのまま爆睡。
椅子に座ったまま、まどろみから抜け出すことができない。
おやつ、シロップがけ豆腐。
昼食、煮玉子のせ冷やしラーメン。
心持ち外が明るくなってきたようなので、雨が時折落ちてくることは気にしないようにして自転車で下井草の図書館へ。
おやつ、シロップがけ豆腐。
夕食、ゴマネギ豆腐、サーモンと海藻とソーセージとレタスのサラダ。
夜、やっとここ数ヶ月懸念の作業を終わらせることができた。
二三時就寝。
【食】14年05月06日
【本】『藤子・F・不二雄の発想術 』ドラえもんルーム
手塚氏についての研究書籍『一億人の手塚治虫』と同じような編集方針で、F氏の生前のインタビュー・エッセイ・漫画賞の講評等の言葉を再構成したもの。氏は自分を語ることが手塚氏ほど多くない(そもそもそういう作家ではない)ので元ネタが限定されていて、続けて読むと乱暴な接続だったり要点がぼやけていたりする。
生活をルーチン化してコンスタントに創作物を生産するところ、星新一氏を彷彿とさせる(イチロー氏も生活をルーチン化して自分の変化を管理しているという記事を読んだことがある)。手塚治虫氏はその逆だったし、自分の周りを見渡しても漫画家の中ではむしろこういう人が少数派。
発想術についてまとめメモ:
●たくさんのもの(表現物、経験含む)を見ろ。
●独創性を大切にしろ。
●職人意識(自己満足でなく他人を意識した)を持ってモノづくりをしろ。
●自分の好きなもの、楽しいことを大切にしろ。
……僕レベルからすれば相反することもあるしそもそも同時に幾つかのことを守ることができるほど余裕が無い。しかしこれら全てに忠実であろうとした人が藤子・F・不二雄氏だと思う。
【映画】『第三の男』
【本】『藤子不二雄SF全短篇 (第2巻) 「みどりの守り神』藤子不二雄
「流血鬼」を初めて読んだとき、ハッピーエンド風に描かれたラストに恐怖したことを今でも思い出す。同化されることが子供心ながら恐ろしかった。
ドッジボールなんかやりたくないのに、やってない子を休み時間に強制的に参加させる不条理に個人の自由という言葉を知らず、言い返せずに泣きながらやらされた小学生のときの自分……やりたくないのに仲間はずれが怖くてドッジボール……
「いいね!」「リツィート」の自由意志を大切にしたい。
この短編シリーズを読んだ手塚治虫氏がかなり落ち込んだというが、確かに平均打率の高さは手塚氏を凌駕している。僕の中の短編漫画の教科書、いやバイブル。
個人的に「みどりの守り神」「山寺グラフィティ」「流血鬼」「絶滅の島」は殿堂入り。