【本】『藤子・F・不二雄の発想術 』ドラえもんルーム

手塚氏についての研究書籍『一億人の手塚治虫』と同じような編集方針で、F氏の生前のインタビュー・エッセイ・漫画賞の講評等の言葉を再構成したもの。氏は自分を語ることが手塚氏ほど多くない(そもそもそういう作家ではない)ので元ネタが限定されていて、続けて読むと乱暴な接続だったり要点がぼやけていたりする。

生活をルーチン化してコンスタントに創作物を生産するところ、星新一氏を彷彿とさせる(イチロー氏も生活をルーチン化して自分の変化を管理しているという記事を読んだことがある)。手塚治虫氏はその逆だったし、自分の周りを見渡しても漫画家の中ではむしろこういう人が少数派。

発想術についてまとめメモ:
●たくさんのもの(表現物、経験含む)を見ろ。
●独創性を大切にしろ。
●職人意識(自己満足でなく他人を意識した)を持ってモノづくりをしろ。
●自分の好きなもの、楽しいことを大切にしろ。

……僕レベルからすれば相反することもあるしそもそも同時に幾つかのことを守ることができるほど余裕が無い。しかしこれら全てに忠実であろうとした人が藤子・F・不二雄氏だと思う。

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