五時起床。
昨夜はアルコールを飲んだにもかかわらず「早めに寝た＆頭痛薬を飲んだ＆酔い止めの薬を飲んだ」ので、最近には珍しい目覚めのいい朝だった。
七時一九分より公園を四一分ジョギング。
比喩でなく雲一つない青空、澄み切って
ELPのアルバム『恐怖の頭脳改革』を聴きながら走る。
ELP一番の名曲はダントツで「悪の法則」だ。
カタルシスが半端ない。
購入して一〇年目の携帯の折りたたみ部分が音を立てて割れる。限界が近づいている。
午前中は部屋の片付けや洗濯などしてから、イラストのラフ。
昼食をとってから買い物。
下描きを仕上げ編集者に確認してもらうために送る。
今日はスケジュール通りに進行できてよかった。
しかし二二時頃布団に潜った後、眠ることができず苦しい夜を過ごすことに。
僕は初めて美術予備校で講師をすることになる。
しかし生徒たちが反抗して僕の話を聞いてくれない。
わあわあと騒ぎ、つかみかかってきた女生徒の顔をピンと指で弾いたら
「暴力を振るわれた！」
と彼女は大声をあげ、それに呼応して生徒たちが大ブーイング。
泣きそうになったところで夢から覚める。
眠れなくなって三時過ぎ布団から出て仕事部屋で読書したり文章を書いたり。
七時一二分より公園を三九分ジョギング。
雨降り寸前の空、不穏な空気をかき分け外に出る。
ELPのアルバム『Works Live』を聴きながら走る。
帰宅してから一六時頃図書館に行った以外はずっと漫画を描いている。
夕食後、フランス人の元アシスタントにメールを送る。
（パリのテロが気になって）
一九時過ぎからDVDで映画鑑賞。
二時間未満の映画を集中できず、ネットを見てメールを確認したり……二三時布団に潜る。
容易には寝付けずまた苦しい夜を過ごす。
連日の睡眠不足で疲れがピークに達して朝起きることができない。
七時半起床。
やっぱり六時間睡眠では疲れが完全にとれない。
僕はコンスタントに七時間以上寝眠らないと駄目な身体のようだ。
一〇時七分より公園を三七分ジョギング。
素晴らしい青空。
ELPのアルバム『Black Moon』を聴きながら走る。
天気でアルバムの印象がプラス補正。
仕事部屋で何をするということもなく、ずっとそわそわして手に付かない。
一四時半外出、池袋の眼鏡屋でメガネを作る。
去年、免許更新したときは裸眼でも運転できるぐらい視力がよかったのに、
今回測定するとメガネをかけて0.7ぐらいまで下がっていたことにショックを受ける。
一年で見えにくくなったとはいえそこまで下がるのか。
メガネの待ち時間に新大塚の図書館で本の返却貸出。
また池袋に戻り眼鏡を受け渡してもらった後、四谷ヘ向かい、クロッキー会で人物クロッキー。
二回目のポーズ終わりで中断し会場を出て二〇時前に帰宅。
二三時就寝。
五時起床。
無気力、布団から出てもシャワーを浴びる気力がない。
仕事部屋で机にうつ伏したまま時間が流れていく。
九時過ぎに家を出なければならないので強制的にシャワーを浴びるが、相変わらずの無気力状態。
外に出ると曇り空、今にも雨が降りそう。
電車の中で本を読んでいる途中で睡魔に襲われずっと眠っている。
移動時間のほとんどを寝て過ごす。
南千住駅前で漫画家志望の青年Ｓさんと待ち合わせ、区の施設で開催されている小松崎茂展へ。
ショボさに驚く。
昼食に、駅前のビルの一階でインド料理。
二時間ほどダラダラ話している。
一四時に南千住駅を出る。
帰りの電車の中でも眠くてたまらない。
帰宅後もなかなか頭が切り替わらない。
日暮れ前に家を出ると、悲しい霧雨が降っている。
自転車のスピードを上げ真正面から雨滴を切り裂き公園前図書館へ向かい、本の返却貸出。
二二時就寝。
五時起床。
七時一三分より公園を三八分ジョギング。
Emerson Lake & Powellのアルバム『Emerson Lake & Powell』を聴きながら走る。
午前、以前編集者に送ったメールの返事が届いたので早速原稿を仕上げて送る。
午後、漫画を描いていて、自分の絵の稚拙さに落ち込む。
人生の半ばを過ぎてこれ以上絵がうまくなることがあるのだろうか。
年齢や時間にタイムリミットが迫っている……あるいはもうタイムアウトしたのかもしれない。
自分が無意味な努力をしているような気がして落ち着かなくなる。
不安に背を押され、自宅を出て近所をさまよう。
夕暮れ前のかすかなざわめきを浴びながら街路樹のあいだを歩く。
二二時就寝。
五時起床。
めずらしく熟睡。
八時二一分より公園を三七分ジョギング。
部屋の温度計は八度を指している。外に出ると凍りそう。
透明度の高い空。キンキンに冷えている。
走っているうちに暑くなってくる。
Emerson Lake & Powellのアルバム『Live In Concert』を聴きながら走る。
う〜ん、普通。
朝、さらに描き直して原稿をもう一度編集者に送る。
そのあとは一日漫画を描いている。
一五時過ぎ家を出て大泉学園の歯医者で治療。
一六時半に歯医者を出るともう日が暮れている。
業務スーパーに寄り買い物してから帰宅。
夕食後、いつものようにＤＶＤで映画鑑賞することなく、寝室で読書。
早めに二一時半就寝。
五時起床。
七時八分より公園を三七分ジョギング。
日の出直後の気温は三度、冷蔵庫のように底冷えする。
走っているうちに汗ばんでくることが心地よい。
Emerson Lake & Powellのアルバム『The Sprocket Sessions』を聴きながら走る。
今から思うと、ELPの晩節を汚したこのプロジェクトをやらなくてもよかったと思う。
でもそれは結果論で、そのときのそのメンバーはこのバンドの可能性に賭けていたわけだからそれをいっても詮無いこと。
翻って自分を見つめなおすとやらなければよかったことばかり、でも仕方ない。
前を向いて走ろう。
週末の洗濯と掃除……家事に明け暮れ。
一一時頃ようやく一段落、読書。
昼食後、また読書の続き。
一六時過ぎに外出、新大塚の図書館で本の返却貸出後、四谷三丁目駅で降り、クロッキー会に参加。
今日は一段と調子が悪い。
二二時帰宅、早々に寝室に向かい布団に潜り二二時半就寝。
五時起床。
七時五八分より公園を四二分ジョギング。
Faustのアルバム『Faust』を聴きながら走る。
ここ最近、朝一番に眠気覚ましにペン画を描いているのだが、新作「セミ抜け殻」が完成。
http://matsudanozomu.com/?page_id=18204#i-3
もし漫画を描いていなければ、大学時代から専攻していた絵画を続けていただろうし、得意だったペン画をもう少し極めることができただろう。
続けなかったことを悔やんでいる。
人生の曲がり角を転機に、悔やんでいるだけでは仕方ないのでペン画のデッサンのレベルから復習し直すことにしたのだ。
二〇代のときはもっと上手に描くことができたし、自分でも腕が落ちたこと感じる。
だからといって諦めても仕方ないのでとりあえず描く。
悔やんでいてもしかたがないので前向きに頑張る。
午後はずっと読書。
（合間に炊事）
二二時半就寝、しかし睡眠導入がスムーズにいかず深夜まで布団の中で苦しい時間を過ごす。
何着かずつある長袖と短パンの組み合わせで、ジョギングに行くとき一ヶ月に一度だけ上下そろいの縞模様になるタイミングがあって、それが今日。
五時起床。
七時二九分より公園を三六分ジョギング。
シャープな朝日に照らされ、露にきらめく草木。
黄金色のイチョウ並木の彼方でモミジが燃えている。
Focusのアルバム『Moving Waves』を聴きながら走る。
心地よいメロディー、キーボードの調べにたゆたうよう軽やかに走る。
午後、仕事の依頼があったので早速ラフを描いて送る。
『007』の映画を観ているとしんどくなってきて寝室へ。
シリーズ六作目にして苦痛で観ていられなくなってきた。先は長いのに。
二一時半就寝。