朝になるが、まだネーム出来ず。
あと1ページ前後を行ったり来たり。
アシスタントM(仏)さんが来るが、ネームかかりきりで余裕がなくてちゃんと相手できない。
M(仏)さんとのコミュニケーション手段が英語しかなく、しかも僕が英語をリトルしかスピークできないこともあるのだが。
夕方までにネーム完成。
ポーズ撮影、下描き作業に入る。
やっと一息つくことができる。
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【日記】2008年08月30日(土)
何もする気が起こらない。
ひどい鬱の周期に入って、朝起きてからずっと何もできずに机にうつ伏している。
心臓の音がばくばくと耳に響いている。
部屋を何日も片付けることなく散らかし放題。
全部放り投げて遠くへ行きたい。
一七時より某編集部へ、編集者S原氏と打ち合わせの後、取材に向かう。
日テレでTシャツを買い、武道館で寄付をし、エド・はるみさんを追っかけに神奈川へ向かう。
遠くへ行きたいが、今の僕はこのぐらいの遠くが精一杯。
ワンセグ携帯で日本テレビをちらちら。
ポニョのCMをヘビーロ-テーションで流す中、
両腕がヒレ状の奇形になっている少年が、一〇〇メートルを泳ぐという企画を放映している。
その少年を使うことによってポニョのサブリミナル効果を狙っている?
この日ほか記事一覧
【日記】2008年08月31日(日)
夜を徹してエド・はるみさんを追いかけている。
明け方いったん帰宅。
自転車を運んできて編集者S原氏と別れ、一人でエド・はるみさんを追いかけ続ける。
「頑張って~!」
沿道の人たちが大声援でエド・はるみさんを応援している。
時折ワンセグ携帯でテレビを見ると、難病の子供のドキュメンタリーがいろんなバリエーションで繰り返し放送されている。
ぼんやりいろんなことを考えながら自転車で何十キロも,僕はエド・はるみさんを追いかけ続ける。
エド・はるみさんが走ることは「愛は地球を救う」ためではなく自分の芸能活動のキャリアアップにつながるからじゃないか。
自分のためにエド・はるみさんが走ることを、どうしてみんなが応援するんだろうか。
なんで感動出来るんだろう。
この番組の内容と、視聴者が募金することに、僕は因果関係が全く見いだせない。
日本テレビが、年収がどう考えてもそれより少ない平均視聴者から義援金を募るという構図もよくわからない。
三億六千万の寄付金が集まったというが、日本テレビの年間売り上げは二六〇〇億。
寄付金を全部会わせても一日の売り上げにも満たない。
日本テレビのこの日分の収入の売り上げを献上するならともかく、いろんな寄付にまつわることを負担しました程度で、「愛は地球を救う」のキャッチコピーの厚顔無恥さはすごい。
アホだけどお人好しで貧乏な視聴者が狡猾な金持ちの日本テレビに騙され喜んでなけなしのお金をさしだしているように、僕には見える。
都内に入ると、稲妻、雷鳴、土砂降りの雨。
2ちゃんねらーや沿道の人たち、追いかけるも数がどんどん減って行く。
皇居付近では僕ひとりがエド・はるみさんの後ろを自転車で走っていた。
びしょ濡れで帰宅。
頭がいたいので熱を測ると微熱。
朦朧とした意識のまま布団に潜り込む。