自分が望んでいた方向に話が転がっていかず、混沌としたまま終わる。
冒頭の面白くなりそうなイナゴのシーン、それ自体は意味がなかったのかあ。
う〜ん。
もう一度、読み返してみよう。
連想したもの、『幻影の構成』『驚愕の曠野』『脱走と追跡のサンバ』『宝石泥棒』
(追記)
読み返して印象が一八〇度逆転、ここまで変わる小説は珍しい。
紛れも無い傑作!
ジョギング中、公園から帰る途中のキャスター付きの手品の台を押している老夫婦とすれ違う。
婦人が横の戸を少しだけ開いて中をあおいでいる。
通りすがりに隙間を覗くと、犬と目が合った。
深夜、目覚めて眠ることができなくなる。
目覚ましで起きたが、六時起床。
六時四一分より公園を三八分ジョギング。
雲間にぼんやりした青空のまだら模様、はっきりしない天気。
前夜の雨の影響か、いつもより一時間半遅い時間に走っても涼しい。
このまま秋に向かっていくのだろうか。
Art Bearsのアルバム「The World As It Is Today」を聴きながら走る。
ボーカルの入っていない間奏のピアノの旋律がすばらしい。
サビのメロディーよりここをメインに曲を作って欲しい。
土日は掃除や洗濯や爪切りの日。
朝から各部屋を整理して掃除機をかけて雑巾がけ。
朝から空模様が不安定なので洗濯は諦める。
その他、返事待ちだった原稿を脱稿したり、フランス人の元アシスタントに英語でメールを書いたり……些事で一日が過ぎていく。
二一時半就寝。
頑張って仕事しなければ……ティッシュで花を作る仕事だけど。
といってもその花は、オリンピックのとき新国立競技場のゲートに飾るやつだ。
五時起床。
七時間半眠ったはずなのに、意識が混濁しなかなか目が覚めない。
五時四九分より公園を四〇分ジョギング。
薄いベールのような雲が頭上を覆っていてはっきりしない天気だったが、公園から自宅へ向かうころには、太陽がかすみをなぎ払い、ギラギラと輝き始める。
Esperantoのアルバム「Danse Macabre」を聴きながら走る。
なかなかに入手困難、二年ぐらいAmazonの中古で値段が下がるのを待って、ようやく二〇〇〇円台まで下がったことを機に購入。
予想していた範囲内の曲が続く。
悪くはないしこれから何度も繰り返して聴くだろうが、まあ普通。
ビックリするぐらい波長が合うことバンドと出会うことって、年に何回かしかない。
漫画のスケジュール、ネームなど練っているうちに一日が過ぎていく。
二一時半就寝。
ゾンビみたいに広場にゾロゾロ人が集まってきて、変なピアノ音が流れてきてなんか気持ち悪い儀式が始まるなあと思ったら、ラジオ体操だった。
まあ彼らからしたら気持ち悪いのは囚人みたいな縞模様のタンクトップで走る僕の方でしょうけど。
五時起床。
眠気に負けて真っ暗なリビングで崩れ落ちるように横になり、うたた寝。
目覚めると五時半。
六時四分より公園を四五分ジョギング。
雨上がりのドラマチックな空。
空気は澄んで、地平線付近にとどまっている積乱雲を切り裂き、黄みがかった朝日が地上を照らす。
映画のワンシーンに匹敵する見ていると涙の溢れてきそうな光景。
Il Rovescio Della Medagliaのアルバム「Contaminazione」を聴きながら走る。
部屋の模様替えが一段落ついたので、自分の仕事に集中しようとする。
プリンターの調子が悪い。
マニュアル通りにチェックしていると、すさまじい叫び声を上げ紙を挟んだまま止まってしまう。
買って二年八ヶ月経つので、仕方ないといえば仕方ないのだが、それにしても今年はノートパソコン、液晶タブレット、仕事の根幹を成すデジタル機器が故障して、自分の大切な何かが経年劣化しつつあるような気がしてならない。
二三時就寝。
寝苦しくて何度も眼を覚ます。
台所でお茶を飲んでいると、寝ぼけて床に少しこぼしてしまう。
一四歳ぐらいから成長していない。
二〇歳の青年と話していて自分がバカみたいに思ってしまったマイッタネ!
四時五〇分起床。
もうこの時期、外は真っ暗、少し肌寒い。
七月前半は四時頃から明るくて、七時前後に走ると暑さで汗まみれになってしまう。
仕方なしにこの時刻(五時前後)にジョギング時間をずらしたというのに、それから一ヶ月で暗くて寒い。
早起きして外を走ると、一週間単位で季節の移り変わりが実感できる。
若い頃からこういう生活をしていたらもっと人生が充実していたのに。
五時二六分より公園を四三分ジョギング。
真っ白なのっぺりとした空。
Amon Düül IIのアルバム「Tanz der Lemminge」を聴きながら走る。
何度聴いてもひっかかりどころがない。
もっと昔からこういう曲の周辺を聞いてくればわかったのかもしれないが……感覚的なものは慣れが重要な要素を占めるのだな。
朝からネーム。
午後から漫画家志望の青年が家に遊びに来る。
夜、駅前のサイゼリアで一緒に食事。
二一時帰宅、二二時就寝。
沢山の人に囲まれて人酔いしてしまう。
四時五〇分起床。
乳白色の無表情な雲に覆われた空、東の空から現れた太陽が雲を吹き払い、徐々に淡青色に変わっていく。
五時三一分より公園を三九分ジョギング。
Anekdotenのアルバム「Vemod」を聴きながら走る。
ここ二年ばかりプログレッシブ・ロックを聴き始めたなかで最も好きな部類のアルバム。
人間椅子などを連想するのだが、直接的な影響はあるのだろうか?
似たような傾向のバンドが世界各国で前後して生まれたということだろうか。
部屋掃除、洗濯などで午前は潰れる。
読書会のため、メモをしながらケン・リュウ『紙の動物園』再読。
一四時半外出、大塚の図書館に寄ってから阿佐ヶ谷へ向かう。
カフェspileでケン・リュウ『紙の動物園』読書会。
自分の意見は多数派でないようだ、しかしそんなことは比較的どうでもいいこと。
憂鬱な気分で帰宅(だったら人なんか会わなければよいのに、このさみしがり屋!)。
二三時就寝。
四時五〇分起床。
強い睡魔に目覚めることができず、机にうつ伏したまま一時間。
六時三五分より公園を二三分ジョギング。
白と灰色がまだらのやるせない空模様。
案の定、走っている途中で雨がぱらつき出し、途中で引き返す。
Anekdotenのアルバム「Nucleus」を聴きながら走る。
ファーストアルバムに比べて攻撃的な印象。
一一時半に外出、一二時半に曙橋駅で待ち合わせ、クロッキー会で知り合ったS君とSさんと連れ立ってこれまた別のクロッキー会に参加。
一三時から一七時までぶっ通しでクロッキー。
最後には脳が疲れてヘロヘロ。
一七時に曙橋の日高屋で会食してから帰宅。
帰宅しても脳が疲れて仕事ができない。
仕方なしに寝室で本を読み始めると眠気に襲われ二一時半就寝。
五時起床。
五時四一分より公園を三六分ジョギング。
肌寒い曇り空、はっきりしない天気、秋の香りが漂う。
一昨日まではランニングシャツで走っていたのだが、もう無理だ。
Anekdotenのアルバム「Gravity」を聴きながら走る。
このアルバムの浮遊感と言ったら半端ない。
跳ぶように走るといつもの一割増しのスピード。
一三時、青山のとあるオフィスビルへ。
知り合いに絵を描く仕事だと紹介されていった仕事先が、絵を描くは描くけれどもほんの少しで、メインは対人スキルを要求されるような仕事だったことに仰天する。
面白そうではあるけれど自分の時間と労力のせめぎあいだ。
研修を受けて帰宅すると一八時半、すっかり夜になっている。
疲れきってDVDで映画を観る気力もなく、寝室に移動して読書。
あと一時間(一〇〇ページ)で読み終わるというところで力尽き、二二時就寝。