【本】『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』宮崎夏次系

SFと言ったらいいのかファンタジーといったらいいのかジャンル判別が難しい短篇集。
過剰なまでに情感豊かなことは確か。

自分の中でこの作家をどう捉えたらいいのか整理がつかない。
第一印象で湧き上がってきた感情は恐怖?

幼いころに読んだ怪奇漫画があまりにおぞましく手元に置けなくてもう二度と読めないようグルグル巻きに縛り土手に捨てに行った……この本を読んでいると、そんな忘れかけていた記憶と感情がよみがえる。