【本】『RAINBOW―二舎六房の七人(1~3)』安部譲二 (原作) 柿崎正澄 (画)

昭和三〇年、少年院の同じ房「二舎六房」で出会った七人の少年が歩むことになる波瀾万丈の人生(の物語)。

絵が不思議。
描線の流し方が凄まじく達者なのにキャラクターの顔の描き方がデッサンでなく記号なので、『ドラえもん』に細かい陰影をつけたような、『ブラック・ジャック漫画秘話』を流麗にしたような、アンバランスな印象。