【映画】『ジャイアンツ』

保守的な風土テキサスへ嫁いだ女性が理想を失わず家族とともに成長していく話。

登場人物がみな多面性を持っていて、ひとつの言葉で表現できない。

レズリー(エリザベス・テイラー)は保守的な土地柄でも自分の理想を守ろうとして、夫のジョーダンと対立する。
夫のジョーダン(ロック・ハドソン)はその土地柄を象徴する保守的、権威主義的、差別主義的。

理想主義と保守主義、二人を結びつけるものは愛の一点のみ。

ジェット(ジェームズ・ディーン)は、学はないが新しい価値観を持っていて、保守的で世間体を気にするティラーの夫より多様性があるように描かれている。

途中、価値観の違う夫とすれ違いになり、エリザベス・テイラーとジェームズ・ディーンが結ばれるのかと思ったら違う方向に。

ジェームズ・ディーンは成金となり理想を見失っていく。
「メキシコ女を妻にした具合はどうだ」
とティラーの息子を侮辱する。

変化するものと変化しないものがこの映画では重要なのだろう。

人間は立ち止まっているように見えても足元を流れる泥土(時間)に引きずられていくように、少しずつ流されて(変化して)いく。
三歩進んで二歩下がるように揺り返しを繰り返しながら。

変化することが必然の世界において「時代に抗う」ことが「変化しないこと」で、守るものを守りきった男は他の一様に変化している人達と比べると、実は相対的に「別の方向へ変化している」のかもしれない。

静電気は「運命の出会い」の表現。

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