【本】『ハードボイルド』フランク・ミラー&ジェフ・ダロウ

ストーリーがわかるようでわからない。
自分が人間だと思っていた男が実はロボットで、それを認めることができなくて大暴れする、といったところだろうか。
とにかくわかりにくい。

大友克洋氏、メビウス氏とも似ているが、描線に特徴があり、ミリペンで描写したかのごとく線に抜きがない。
抜きがないことと関係しているかもしれないが、効果線やスピード線の表現がない。
連続した絵を何枚も重ねることで動きを表現する。

表情や服を陰影でなくしわで表現、歯茎まできっちり描くところ、釋英勝氏の『ハッピーピープル』を彷彿とさせる。

圧倒的に魅力があるのは、細部まで描き込まれた一枚絵の破壊シーンだ。

ちゃんとカラリストがついているのに、塗り方が雑で選択範囲がずれていたり、全体的に中間色で補色関係の配色が多くて気持ち悪い雰囲気になっていることが残念。
もっとスタイリッシュにできたはずなのに。

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