予想していたよりはるかに荒唐無稽な内容だった。
小説というより漫画のようなリアリティー。
それもちょっと懐かしいSF漫画を読んでいるような。
宇宙人が地球人と極めて近い思考ルーチンで話すことも、今っぽくないところだろうか。
この小説は面白いかというと、それはじゅうぶん過ぎるぐらい面白い。
面白い前提でひとつひっかかったこと。
ダイノサウルスが滅んだわけが『宇宙戦争』みたく未来からもたらされた病原菌あるいはウィルスかと思っていたらそうではなかった。
実際にあったことや主人公に絡んだことから展開するならなるほどと思うのだが、ここではこの小説の中だけにある設定、実際にないことが前提になってダイノサウルスは滅ぶのだ。
う〜ん、納得がいかない……