【夢】少女がドイツから逃げようとしている。 今から一〇〇年前の出来事、機関車が走っている。少女は客席の一番前の窓際の席に座り、少女の隣の通路側には知らない男、僕は通路を挟んだ席に座っている。僕は何とか少女を助けようとしている昔の出来事だからか、映像が白黒で粒子が荒い。前で待ち伏せしたドイツ軍から大砲の砲弾が飛んでくる。客席はどんどん壊れていき、木片になっていく。ばらばらと周囲に破片をバラまきながら、機関車は疾走。いつの間にか僕と少女はその光景を外で見ている。機関車が囮になって、少女が助かればと思っている。