【夢】僕は公園で野草採取している。

食べることのできる野草を探しているのだ。
公園内での野草採取が違法なような気がしてきて、誰にも見つからないよう奥へ奥へと歩いていると、いつの間にか秋の山道に入っている。
赤、橙、黄に染まる紅葉の樹々。
強い耳鳴りのような音、意識を研ぎ澄まして聞くととしんしんとカエルが鳴いている。
斎藤茂吉『死にたもう母』を思い出す。

死に近き母に添寝(そひね)のしんしんと遠田(とほだ)のかはづ天に聞ゆる
のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にゐて足乳根(たらちね)の母は死にたまふなり

……長いおっぱいが垂れ下がってマフラーみたいに首に巻いている、そんな足乳根の母がこっちを見て笑っている。
そのうち開けた山道に出る。
周囲をぐるりと見渡すと、連なる山々、麓にある建物までくっきり見える。
自分はこれが夢だということに気づいている。
麓にある建物の形を強く記憶にとどめてぐるりと一回転すると、建物の形が変化してやはり夢かと納得する。

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