円谷プロ製作の怪獣のデザイン、造形について焦点を絞った書籍。
八〇年代に出版された書籍を再編したもの?
収録された写真のどれもこれも、いつかどこかで見た覚えがあるのだけど。
……しかし確信もなく、懐かしさに浸りながら読んでいる。
既視感といったらない。
雑誌風のレイアウト、写真チョイスのセンスが光る。
制作者サイドのコメントが大量に入っていて、怪獣好きには堪えられない。
ギロン人のぬいぐるみを改造してアングラモンが作られ(確かに頭部の原型がそのまま!)、
メフィラス星人二代目は時間がなかったのでアトラクション用の着ぐるみ(だから造形がもっさりしている!)、
『タロウ』で登場した巨大ヤプールが劣化した印象なわけは、『A』登場時と同じ着ぐるみだがアトラクションで使用され傷んでいたため、
バキシムは牙虫のアナグラム。
なるほど、興味深い!